舘神龍彦のレビュー一覧
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以前に読んだことがある本ですが、今回は電子書籍として初めて1冊丸ごと読み通してみました。使用したのはソニー製の電子書籍リーダー「PRS-T1」です。画面がいわゆる液晶ではなく、電子ペーパーの技術を採用しているため、長時間画面を見つめてみても目が疲れないのが特徴です。
文字の大きさも変えることができるのですが、当然、その場合はページ数が変わってきます。紙媒体では188ページの本書も、私が読んだ小さい方から3番目の文字の大きさでは、350ページの大作になってしまいます。当然、ページをめくるスピードは速くなります。ただ、残りのページ数を手で持った実感として把握できないので、やや読み進めていく実感に乏しいようなところがあります。
気に入ったところには、手書きモードでメモを何箇所か入れてみました。後からでも、どのページにメモを入れたのか簡単に一覧できるのはとても便利な機能です。欲を言えば、処理速度がやや遅く、モードの切替やページの行き来に少し待たされるような感じがあるので、ぜひ改善していってほしいところです。
一つ気になったのは、図などが入ったページは、図と本文が別のページにレイアウトされてしまうことが多いということ。一般の書籍でも右のページが本文で左のページに図というようなパターンがよくありますが、電子書籍の場合は、図の大きさにもよるのかもしれませんが、図を見ながら本文を読むというのがやりにくいので、内容によっては、読み手の理解力が落ちることもあるかもしれません。
いくつか気になる点はあるとはいえ、思った以上に電子書籍はいける、というのが私の感想です。あとは、読みたい本が電子書籍化されることを期待するばかりです。ぜひ、2012年は電子書籍元年となってほしいです。 -
Posted by ブクログ
p.216のあとがきにあります。“編集者氏に言われたのは「手帳術にはしないでください」ということでした。”ということで、いわゆる手帳術の本ではないところが特徴的です。
私も手帳が大好きで、9月から年末にかけて何冊も手帳を手に取り、その中で何冊かは実際に買ってしまい、その割にはあまり使わず、挙げ句の果てに4月始まりの手帳もながめてしまうという生活をここ何年もくり返しているので分かるのですが、全てが100%満足という手帳は、どうもこの世の中には存在していないようです。
ではどうするか。自分の理想の手帳を追い続けて、次々に手帳の浮気をくり返すのも一つの方法ですが、いっそのこと、お気に入りの手帳をベースに、カスタマイズしたらどうですかというのがこの本の提案です。
インデックスシール、マスキングテープ、ノート、メモ帳など、流行りの文房具を組み合わせて、足りないところを補えば、あら不思議、自分だけの「マイ手帳」誕生となるわけです。
ただ、自分の理想とする手帳の姿がイメージできている人はいいと思うのですが、何となく物足りない、何となく使いにくいという人には、どんなパーツが必要なのか、それを決めることが難しいかもしれません。もっとも、悩んでいるから楽しいのかもしれません。 -
Posted by ブクログ
システム手帳・ファイロファックスが日本に上陸してから20年が経った。80年代の大ブームを経てこの間に日本社会に浸透したシステム手帳だが、実は現在メディアに登場する機会は圧倒的に少ない。わずかに年末の男性誌やモノ雑誌が申しわけ程度に特集する程度である。その一方で『一冊の手帳で夢は必ずかなう』(熊谷正寿著 かんき出版)のような本の登場で、バイブルサイズの手帳の売上は大きく伸びているという。またフランクリン・プランナーのような新種も生まれている。 本書は、このようなシステム手帳の現状に対して、新たに情報を提供して既存のユーザーの利便をはかることはもちろん、新規ユーザーやその予備軍・入門者に対してシステム手帳のことを基礎からレクチャーすることを目指して編まれた。 とくにパソコンや携帯電話といったIT機器が普及している現在のビジネスシーンで、システム手帳はまだまだ有効であるどころか、他のタイプの手帳では望めないようなよさがある。 『知的生産の技術』(岩波新書)から35年、『スーパー手帳の仕事術』(ダイヤモンド社)から16年。本書は、このような現状に鑑みて、今、改めてどのようにシステム手帳を使うかを正面から論じた初めての本である。