辰濃和男のレビュー一覧

  • ぼんやりの時間

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    スマホより、ぼんやり。

    串田孫一、岸田衿子、池波正太郎、高木護、ソロー、深沢七郎、山田無文、バートランド・ラッセル、寒山、鴎外、良寛、熊谷守一

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    2025年04月12日
  • 四国遍路

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    3度目の歩き遍路がコロナで中断している母の胸の内を想像しながら読みました。さすが文章が素晴らしく、心に響いてきます。机上の哲学ではない、歩きながら直に感じられた、生きた仏道が目に浮かんできます。

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    2023年09月28日
  • 四国遍路

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    前々から「四国遍路」を と考えているが、後先の事を考えて実行できていない。
    自身のこうした姿勢を見つめ直すためにも、考えさせられる本だった。
    まず、やってみる。

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    2022年05月29日
  • ぼんやりの時間

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    ネタバレ

    本書は大学生の頃に買って読みました。

    当時感銘を受けて、結構ぼんやりの時間を楽しんでました。

    就職してからは、ぼんやりとは遠い生活になってしまったけれど、再読。

    ぼんやりする時間は、やはりとても素晴らしい。

    ぼんやりするようになり、詩を読むようになり、
    瞑想をやるようになりました。

    瞑想とぼんやりは同じことだと理解しました。

    GAFAMのトップ達が、瞑想するのも頷けるような
    効果があると思っています。

    本書は、自分の解釈では瞑想と書いてない瞑想の本でした。





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    2021年06月02日
  • ぼんやりの時間

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    夜静かにこの本を読んで、その日の荒れた心を癒して
    もらった。


    ぼんやりすることには肯定面と否定面があって、この
    本は肯定面に徹底的にスポットをあてて、その効能を
    やさしくきれいな日本語で教えてくれる。

    「光」の恵みを考えるならば、「闇」の恵みにも思いを
    いたす必要がある。「動」や「働」や「がんばり」が大切
    だと考えるときは、「静」や「休」や「ぼんやり」もまた、
    いかに大切であるかを考えねばならない。

    こんな思いを、池波正太郎や串田孫一などの著作や
    言葉を引用しながら、書きつづっている。

    上で、”やさしくきれいな日本語で”と書いたが、それも
    そのはず、著者は19

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    2018年11月18日
  • 四国遍路

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    お遍路たいへんだろうなぁ〜と思いながらずっと憧れてる。だから、タイトルに惹かれて読んでみた。年代的にも近い方だし、とても共感できた。一緒に歩いているような気持ちになる。いつか僕も、という想いが募る本です。

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    2018年01月18日
  • 四国遍路

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    学校の先生より、課題として。
    パラパラ読んだけど面白い。
    …しかしなかなか返却できずに、早く返さねばと一部分しか読めず。

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    2010年06月04日
  • ぼんやりの時間

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    ショート動画などコスパが要求される世の中でぼんやりする時間の貴さが説かれる。今の世の中の「絶対的にぼーっとする時間は無駄である。」という考え方をすべて崩してくれた本だった。
    たまには何も考えずぼんやりしてみるのも良いかなと思えた

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    2025年05月05日
  • 四国遍路

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    [感想(良かった)]
      ・「お遍路」を回った時の
        懐かしさが沸湧く。
      ・著者は動詞で定義している。
       確かに分かる。
       「打たれる」
       「着る」
       「歩く」
       「頂く」
       「履く」
       「解き放つ」
       「突き破る」
       「憧れる」
       「食べる」
       「包み込む」
       「施す
       「回る」
       「泊まる」
       「融和する」
       「迷う」
       「遊ぶ」
       「修行する」
       「委ねる」
       「哭く」
       「死ぬ」
       「洗う」
       「捨てる」
       「結ぶ」
      ・お遍路で「土」に目覚める感覚は
       よく分かる。
     

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    2024年04月30日
  • ぼんやりの時間

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    1.著者;辰濃氏は、大学卒業後、朝日新聞社に入社。ジャーナリストでエッセイスト。ニューヨーク特派員、編集委員、論説委員・・を歴任。1975~1988年まで「天声人語」担当。「文章の書き方」「文章のみがき方」「四国遍路」等、著書多数。名言は、「雨が降れば雨と共に歩く、病気になれば病気と共に歩く、風が吹けば風と共に歩く」。
    2.本書;先人の言葉を傾聴し、自身の体験を交えながら、豊かさを模索したエッセイ。都市化は暮らしを便利にした反面、地球環境を破壊。時間と効率を常に追い求める生き方が現代人の心を荒廃。こうした認識で、辰濃氏は、“ぼんやりと暮らす事の価値を再認識した方が良い”と説く。三章構成(第一章

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    2022年04月09日
  • ぼんやりの時間

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    勤勉で実直、頑なな平均的日本人像を地で行く人から見れば、「ぼんやりする」「ぼーとする」という言葉や行為には否定的だろう。
    著者は、「ぼんやりする」ことを積極的・肯定的に捉え、余白(ゆとり、余裕でもいいかな)の時間をつくることが、豊かな人生を送る上に必要である…と説く。
    朝日新聞記者として長年に亘って【天声人語】を担当した著者の文章には、言うまでもなく、無駄をそぎ落とした上での間や余白の取り方の上手さが、「ぼんやりする」ことで培った技として見事に結晶している。

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    2021年01月27日
  • ぼんやりの時間

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    いろいろな事例・書物・故事からぼんやりを記すエッセイ。多分そうなんだろうな、と思いますが、きっと実現するのはむつかしい。今の自分は時間の虜だから。ただ、少しでも取り込んでみたいなぁ、自分を守るためにも。

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    2015年01月19日
  • ぼんやりの時間

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    瞑想。結論的な言い方を言えばそうだが、そこまで高尚なものでもない。
    怠惰でもない。
    自然のなかで漂う空気、流れる時間にゆらり身を任せる感覚。

    喧騒から外れてゼロリセットする大切さはよく解る。
    人は気づかないうちに社会の渦に、価値観に、時間に巻き込まれ、およそ、その個人が持っていた本来の時間、空間的絶対感覚を失くして行く。
    其れを取り戻す大切さ。

    シナリオのテーマが見えてきた。

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    2013年01月15日
  • ぼんやりの時間

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    「貴いむだ」ということばが気に入った。生産的なことをしていないとつい焦るれけど、ぼんやりする時間をもつこと、一人の時間をもつことは大切なのだな。引用証明がちょっと多い気がしたけど、ゆったり気持ちよく読める本。

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    2012年02月09日
  • ぼんやりの時間

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    現代人はぼんやりすることに罪悪感をもっているが,意外と重要な面があることを気づかせてくれる本だ.読みやすい文章だが内容は充実している.

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    2011年11月11日
  • ぼんやりの時間

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    [ 内容 ]
    常に時間に追われ、効率を追い求める生き方が、現代人の心を破壊しつつある。
    今こそ、ぼんやりと過ごす時間の価値が見直されてよいのではないか。
    では、そうした時間を充実させるために何が必要であり、そこにどんな豊かさが生まれるか。
    さまざまな書物にヒントを求め、自らの体験もまじえながらつづる思索的エッセイ。

    [ 目次 ]
    1 「ぼんやり」礼賛―常識に逆らった人びと(「ぼんやり」という貴い時間;「いそがなくてもいいんだよ」;散歩の醍醐味;放浪―マムシと眠る;夢想にふけって;ぼぉっとして生きる;自然にとけこむ;気分を変えるために)
    2 ぼんやりと過ごすために―その時間と空間(「むだな時間

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    2011年05月20日
  • 四国遍路

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    四国八十八カ所。
    金剛杖を手に、千数百キロをひたすら歩く。
    土地の人から受ける「お接待」が心にしみる。
    ―人はなぜ四国をめざすのだろうか。
    いま、ひとりのお遍路として四国路をたどる著者の胸に去来する問いだ。
    人びとと出あい、自然の厳しさに打たれつつ歩む巡礼行を、達意の文章で綴る連作エッセイ。

    [ 目次 ]
    1 徳島・へんろ道(誘われる 着る ほか)
    2 高知・へんろ道(解き放つ 突き破る ほか)
    3 愛媛・へんろ道(痛む 泊まる ほか)
    4 香川・へんろ道(哭く 死ぬ ほか)
    番外 登る

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文

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    2011年04月26日
  • 四国遍路

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    「死んだように生きる」のフレーズが忘れられません。

    人との出会いが生き生きと描かれ、ワクワクしながら読みました。

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    2019年01月16日
  • ぼんやりの時間

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    ロハス、とかスローライフ、なんて考えてみれば、昔の日本はスローライフでロハスだったわけで、いまいちいちこういうことを考えなきゃならないのが間違っているのかもしれない(はっきりそうだと言えない自分が悲しい)。ぼんやりの先達から学ぶ、実践的ぼんやりのススメ。忙しくても自分の時間を30分、15分持ってみる。なにもしないでみる。

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    2010年05月02日
  • ぼんやりの時間

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    「ぼんやりする時間」がもたらしてくれる様々なことを、多くのエッセイを紹介しながら説明しています。

    時間や情報に追われている現代人にとっては特に、ぼんやりする時間を作ることが難しいですが、確かにひらめきや心の整理などはぼんやりした時間にできることが多いのではないかと思います。

    つい生き急ぐかのように一日をバタバタと過ごし、何も行動に移さない時間はもったいないと思ったり、無駄な時間だと感じがちですが、もっと積極的に「ぼんやりする時間」をとろうと改めて思いました。

    引用されているエッセイの数々の言葉にも興味をひかれたので、読みたい本が増えました。嬉しいです。

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    2024年11月10日