荒川洋治のレビュー一覧

  • 日記をつける

    Posted by ブクログ

    同じく日記をつける身としては「あるある…」と思いながらちょっとばかしにんまりしてしまう。数日後に日記をつけると「悲しいことはちいさめに、うれしいことは大きめにつけるようになる」といった考察もなかなかのものだと思う。日記をあらゆる角度から見て、荒川氏の日記経験則からぴったりした言葉があてがわれると、なんとなく気持ちがすっとなるのだ。

    好きな人がいると、好きな人のことばかり書くようになる。だけど夢中になってるとそのぶん言葉が少なくなって、「自分の書いた文章というものは、だいじなときに役に立たないものである」という風にもなってくる。
    でもそれでいて、愛する人のことはいつまでも忘れたくないもの。それ

    0
    2012年04月05日
  • 日記をつける

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本文より

    日記をつけていると、自分の中の一日のほこりがとり払われて、
    きれいになるように思う。一日が少しのことばになって、
    見えてくるのも心地よいものだ。ぼくはその気持のなかに
    入りたいために、日記をつけるのだと思う。時間のすきをねらって、
    あるいは寝る前に、ちょこっとつける。

    あのひとときが好きだ。それがとても、ぼくには楽しいのだ。
    つけるときの、そのときのために、
    僕は日記をつけるのだ。

    0
    2012年01月04日
  • 日記をつける

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    絵日記、交換日記、旅日記…人はどんな日記をつけてきたか。
    日付、天気、あとは何を書くのも自由。
    あとで忘れてしまうことを記しておく。
    書きたくないとき、続けられないとき。
    日記から文学が生まれる。

    [ 目次 ]
    1 日記いろいろ(絵日記;日記へ ほか)
    2 日記はつけるもの(「書く」と「つける」;日付と曜日 ほか)
    3 日記のことば(手書きの文字;はじめての日記 ほか)
    4 日記からはじまる(まず、つけてみる;夕立の二人 ほか)
    5 あなたが残る日記(一〇大ニュースを決める;東京の日々 ほか)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆

    0
    2010年07月01日
  • 日記をつける

    Posted by ブクログ

     詩人、荒川洋治のエッセイ集。タイトルが『日記をつける』だけれど、別に日記の書き方云々という話ではない。いろんなひとの日記をちょこちょこ引用しながら、荒川さんがぽつぽつと語る。これはそういった本である。
     それにしても世の中には様々な日記があるようだ。たとえばある著名な文学者は、「…姪を犯そうと思ったんだけどあの野郎逃げやがった強引に押し倒せばよかったぜ…」なんてことを赤裸々に書いていて、極悪非道ぶりが伝わってきて楽しい。(ちなみにこの日記はあんまりにも酷すぎるため、遺族が「公開しないでくれ」と頼みこんでいたはずである)またある作家は、ひそやかに家族のことを書いている。時々その中には娘が書いた

    0
    2009年10月04日
  • 昭和の名短篇 戦前篇

    Posted by ブクログ

    SFとファンタジーと翻訳文学ばかりに青春をやつしてしまい、今頃になって江戸ものや大正・昭和作家をあれこれ味見している(幸田文とか谷崎とか好物は別な)。なんともじっとりと土に埋まって、力強く塩と鉄の味に満ちてるな。中でも、川原暮らしの赤座(鬼ではない)の理不尽な人生を描く、室生犀星の『あにいもうと』が圧巻。「濁ってぶつぶつ泥を煮ている川水」「川水は勢いを削がれどんよりと悲しんでいるように暫く澱んで見せるが、少しの水の捌け口があると、そこへ怒りをふくんで激しく流れ込んだ」などという川面の描写だけでも立ちすくんでしまうぜ~~。

    0
    2025年08月03日
  • 日記をつける

    Posted by ブクログ

    ぼくはこんな文章が憎たらしくてならない。
    『二葉亭の仕事は、季節が早すぎたため育つ条件にめぐまれなかったにせよ、ともかく生きた近代の芽であったに反して、逍遥は、二葉亭の感化で意識のうえでは近代小説の入口までつれて行かれながら、気質と教養の上から、その門に入れなことに苦しんだのです』 中村光夫 二葉亭四迷伝 ある先駆者の生涯の一節  僕はこの入り組んだ文章、しかも濃縮されたみごとな文章を目にすると、あまりのことに卒倒しそうになるのである。

    0
    2024年12月18日
  • 詩とことば

    Posted by ブクログ

    タイトルの通り、詩と言葉の関係性およびそれらの特徴、詩に関する知識などが得られる。
    私の読解力では星5評価を付けることができないことが悔しい。いつか満点の評価を付けられるよう、読者として精進するつもりである。

    0
    2023年08月21日
  • 日記をつける

    Posted by ブクログ

    読んでいて面白い日記を書きたくて久しぶりに読んでみたが、前に読んだ時の評価は正しかった。
    情緒的な紹介文ばかりで参考にならない。
    今ひとつ。

    0
    2022年01月16日
  • 日記をつける

    Posted by ブクログ

    作家や画家などの日記を引き合いに出しながら、日記を「つける」ことについて詩人でもある著者が語ったもの。ここで紹介されているいくつかの日記を読んでみたくなった。

    0
    2021年03月07日
  • 日記をつける

    Posted by ブクログ

    タイトル通り、日記について。

    著者は小学生の頃から日記を書き続けている達人である。
    特に続けるためのノウハウだとか、日記の書き方についてこうすれば大丈夫、などと言及せず、こんな日記もある、こんな書き方もある。と日記の自由さと身近さについてつらつらと述べる日記についての回想に近い。
    自分はどんな日記にしようかなと思いつつ、まずは続けられるようにしなければ…。


    ●面白かった話
    ・日本と欧米の書き出しの違い
    日本は天気の記録をよく残す
    欧米は印象深った話を中心にすることが多い(と感じる)

    ・日記をつける
    まずつけてみる。かたちにこだわらない。元旦で意気込むと力が入るので、中途半端な日、月曜よ

    0
    2019年02月19日
  • 日記をつける

    Posted by ブクログ

    長年にわたって日記をつづけてきた著者が、みずから考えたことや文豪たちの日記に関するエピソードなどを参照しながら、日記をつける楽しみについて語っている本です。

    2002年に「岩波アクティブ新書」から刊行された本の増補版ということですが、日記の書き方を解いたハウツー本ではなく、日記をめぐる著者自身のさまざまな思いをつづったエッセイというべき内容です。

    ブログについて否定的な意見が述べられていますが、これは本書が執筆された時代を反映したものとみなすべきでしょう。たしかにブログにもさまざまなものがあり、いちいち拾いあげて文句をつけることは可能でしょうが、本書に書かれていることは古びてしまったという

    0
    2018年05月29日
  • 日記をつける

    Posted by ブクログ

    毎日、くだらない日記をつけています。少しでも改善できれば、と思って読みました。なかなか意味のある日記をつけることは、難しいようです。

    0
    2014年11月17日
  • 日記をつける

    Posted by ブクログ

    日記つけかた模索中なので手に取りました。色々な日記を紹介しているが、
    昔すぎて若干レベルが高く消化不良な内容。でも、著者の思いである「日記はリラックスで大雑把に寝る前の楽しみとして書く」という記述は共感を得ました。後、記憶の乏しい人は人を愛していないという一節もなるほどかなと。ココらへんの文が拾えたので十分な価値がありました。

    0
    2014年04月12日
  • 日記をつける

    Posted by ブクログ

    いろいろな日記が紹介されています。
    三日坊主になりがちな日記ですが、真面目につけてみようかな~という気になりました。

    0
    2012年07月25日
  • 詩とことば

    Posted by ブクログ

    とても読みやすかった。楽しくもあった。
    「詩」は読まれないもの・・・という正直な感想もありがたかった。
    なぜ、詩を読まなくなったのだろうという自分の気持ちを代弁してくれてるよう。
    散文はわかりやすい。対して詩、俳句、連歌、和歌は難しい。
    解釈を迫られる。数字パズルが好きな人がいるように、囲碁将棋が好きな人がいるように、詩や俳句の解釈が好きな人もいるのだろう。
    でも、それは少数派。
    それでも、この本を読んで、少しは詩に親しむことができそうな気持になった。

    0
    2012年06月27日
  • 日記をつける

    Posted by ブクログ

    そっと丁寧に日記と言う輪郭をなぞってみる。
    そんな感覚の本です。

    これもまた言葉の在り方で、対話する為でもなく
    営みとしてあるような言葉たち。
    夜、街並みに生活の明かりが灯っていると安心するような形で
    ここの文を見ているとほっとする。

    ブログのところだけ少し、テンション高く荒ぶっているのが
    またほほえましい。

    0
    2011年10月30日
  • 日記をつける

    Posted by ブクログ

    ブログには手厳しかったが、ボクはブログで初めて「日記」を継続することができている。日記は読まれるかもしれない。山田美妙も読まれることを前提にしていないが、万が一読まれた時の為に交わりのことを「宝」と書いている。どうせ読まれるかもしれないのなら(子供たちや妻に)、読まれることを前提に(洗礼を受けて)日々ブログを更新した方がよいように思う。
    書くことが無い日は日付でもと言われるが、ブログなら日付は自動に書いてくれる。

    0
    2012年07月24日
  • 日記をつける

    Posted by ブクログ

    読めば日記をつけたくなる。日記は書くものじゃなくてつけるもの。手書きがいいね。

    老若男女の日記文学が紹介されていてよかった。

    0
    2011年05月02日
  • 日記をつける

    Posted by ブクログ

    いろいろな人の日記が紹介されていて、けっこうおもしろく読めた。
    でも、公開するしないにかかわらず、いろんな書き方があるということも知った。

    0
    2011年03月03日
  • 日記をつける

    Posted by ブクログ

    人の日記を読むのがわりに好きなので、文豪の日記がいろいろ読めそう、と思って読んでみたのだけど、個人的にこれもっと読みたい!と思うほどではなかったような。やっぱり日記ってある程度長く読まないとなじまないような気がするし。自分でも日記をつけたくなるんじゃないかと期待したんだけど、そんなこともなかった。荒川洋治さんの文章は詩人らしく、やさしくてキュートでほほえましかったけれど、わたしはあわないのかもしれないなと。もっとぎゅぎゅっとつまった感じが好きかな。

    0
    2011年09月18日