荒川洋治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
同じく日記をつける身としては「あるある…」と思いながらちょっとばかしにんまりしてしまう。数日後に日記をつけると「悲しいことはちいさめに、うれしいことは大きめにつけるようになる」といった考察もなかなかのものだと思う。日記をあらゆる角度から見て、荒川氏の日記経験則からぴったりした言葉があてがわれると、なんとなく気持ちがすっとなるのだ。
好きな人がいると、好きな人のことばかり書くようになる。だけど夢中になってるとそのぶん言葉が少なくなって、「自分の書いた文章というものは、だいじなときに役に立たないものである」という風にもなってくる。
でもそれでいて、愛する人のことはいつまでも忘れたくないもの。それ -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
絵日記、交換日記、旅日記…人はどんな日記をつけてきたか。
日付、天気、あとは何を書くのも自由。
あとで忘れてしまうことを記しておく。
書きたくないとき、続けられないとき。
日記から文学が生まれる。
[ 目次 ]
1 日記いろいろ(絵日記;日記へ ほか)
2 日記はつけるもの(「書く」と「つける」;日付と曜日 ほか)
3 日記のことば(手書きの文字;はじめての日記 ほか)
4 日記からはじまる(まず、つけてみる;夕立の二人 ほか)
5 あなたが残る日記(一〇大ニュースを決める;東京の日々 ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆ -
Posted by ブクログ
詩人、荒川洋治のエッセイ集。タイトルが『日記をつける』だけれど、別に日記の書き方云々という話ではない。いろんなひとの日記をちょこちょこ引用しながら、荒川さんがぽつぽつと語る。これはそういった本である。
それにしても世の中には様々な日記があるようだ。たとえばある著名な文学者は、「…姪を犯そうと思ったんだけどあの野郎逃げやがった強引に押し倒せばよかったぜ…」なんてことを赤裸々に書いていて、極悪非道ぶりが伝わってきて楽しい。(ちなみにこの日記はあんまりにも酷すぎるため、遺族が「公開しないでくれ」と頼みこんでいたはずである)またある作家は、ひそやかに家族のことを書いている。時々その中には娘が書いた -
Posted by ブクログ
タイトル通り、日記について。
著者は小学生の頃から日記を書き続けている達人である。
特に続けるためのノウハウだとか、日記の書き方についてこうすれば大丈夫、などと言及せず、こんな日記もある、こんな書き方もある。と日記の自由さと身近さについてつらつらと述べる日記についての回想に近い。
自分はどんな日記にしようかなと思いつつ、まずは続けられるようにしなければ…。
●面白かった話
・日本と欧米の書き出しの違い
日本は天気の記録をよく残す
欧米は印象深った話を中心にすることが多い(と感じる)
・日記をつける
まずつけてみる。かたちにこだわらない。元旦で意気込むと力が入るので、中途半端な日、月曜よ -
Posted by ブクログ
長年にわたって日記をつづけてきた著者が、みずから考えたことや文豪たちの日記に関するエピソードなどを参照しながら、日記をつける楽しみについて語っている本です。
2002年に「岩波アクティブ新書」から刊行された本の増補版ということですが、日記の書き方を解いたハウツー本ではなく、日記をめぐる著者自身のさまざまな思いをつづったエッセイというべき内容です。
ブログについて否定的な意見が述べられていますが、これは本書が執筆された時代を反映したものとみなすべきでしょう。たしかにブログにもさまざまなものがあり、いちいち拾いあげて文句をつけることは可能でしょうが、本書に書かれていることは古びてしまったという