伊藤正一のレビュー一覧

  • 定本 黒部の山賊

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    20150308 黒部の歴史。そのままアルプス登山の歴史のようだ。もう三十年以上前に何回か訪れた事を思い出した。機会がどんどん遠ざかる前に又行ってみるか。そんな気にさせる本。

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    2015年03月08日
  • 定本 黒部の山賊

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    山岳本の傑作。旧版も持っているけど、定本が出たということで新たに購入。

    富山、長野、岐阜の県境に位置する三俣蓮華岳。戦後間もなく、その山頂直下にある三俣山荘の権利を手に入れた著者は、そこに勝手に住み着いていた「山賊」と出会ったという。。。

    著者の伊藤正一氏は北アルプスの最深部に位置する三俣山荘、雲ノ平山荘、水晶小屋を建設し、伊藤新道(現在は廃道)を拓いたという、登山をする人間からみればまさに伝説の人物。そんな人の話が面白くないわけがなく、読み終えてしまうのがこれほど惜しいと思った本は他にない。

    超人的な山岳サバイバル術を持つ山賊たち。佐々成政の財宝伝説とそれに翻弄される人々。遭難した者と

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    2015年02月12日
  • 定本 黒部の山賊

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    読み物として面白いし読みやすい。
    体力のない自分には憧れで終わってしまう場所だけど、いろいろ想像できて楽しかった。歴史的資料ともいえるだろう。山の美しさもだけど、怖さ・危険さも伝えられていて、背筋が伸びる思い。

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    2025年03月19日
  • ヤマケイ文庫 定本 黒部の山賊

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    愛すべき山に生きる者たちのリアル。年月を経ても全く色褪せない普遍性を湛えていることが素晴らしい。アルプスいってみたい。

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    2024年11月16日
  • ヤマケイ文庫 定本 黒部の山賊

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    『それは荒々しく美しい山を愛し、黒部源流開拓の困難な時代をともに生きてきた彼らの、あからさまな人間性の故では、ないだろうか。何万年、いや、何億年もの歴史をこめて、黒部川は流れている。その黒部も、彼らを永久に忘れないだろう。』

    来年の夏も雲の平に行きたい!!!

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    2024年11月09日
  • ヤマケイ文庫 定本 黒部の山賊

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    北アルプス縦走前に再読。山賊たち、伊藤さんによる歴史があっての山。登山がより楽しくなる。
    「欠点だらけの彼らに、これほど心を惹かれるのはなぜだろうか。それは荒々しく美しい山を愛し、黒部源流開拓の困難な時代をともに生きてきた彼らの、あからさまな人間性の故ではないだろうか。 - 伊藤 正一作ヤマケイ文庫 定本 黒部の山賊。

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    2024年10月02日
  • 定本 黒部の山賊

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    黒部名水マラソン、黒部峡谷鉄道から、新田次郎の剱岳、吉村昭の高熱隧道と続き、伊藤正一氏の定本 黒部の山賊 アルプスの怪 に行きついた。山の魅力と神秘を伝えてくれる後世に残したい良書。いつか三俣山荘と雲の平山荘を訪れるのが夢になった。

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    2023年03月14日
  • 定本 黒部の山賊

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    山に登るなら、もっと早く読めばよかった。
    とても興味深く面白かった。
    山の怖い話などは知りすぎると登れなくなりそうだが。

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    2022年06月21日
  • ヤマケイ文庫 定本 黒部の山賊

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    私たちが現在、登山と言うレジャーを楽しめているのは、この方のような先人の苦労があったからこそであり、感謝を忘れずに山に向かおうと思った。

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    2022年02月27日
  • 定本 黒部の山賊

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    山岳ノンフィクションというのは面白い本が多いものだが、中でも傑作の部類に入ると思う。戦後間もなく、まだダムも何もできる前の黒部源流に山小屋の権利を買い請け、当時あたりを縄張りにしていた「山賊」たちと一緒に20年にわたって登山者を見守り続けた著者の回顧録。

    「アルプスの怪」という副題は、カベッケが原の呼び声をはじめとして様々な山の不思議が物語られることから。原始の黒部には、かつて世界を跋扈していた様々な化け物が、昭和の半ばまで生き残っていたらしい。

    本屋で見かけてフラっと手に取った本なのだが、思いのほかの大当たり。

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    2021年03月20日
  • ヤマケイ文庫 定本 黒部の山賊

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    毎年アルプスのどこかに山籠りする登山好きとしては、当然読みたい本ラストにランクインしていたのだが、とうとう今年はこの本の舞台辺りに行くことになったので、急いで読むことに…

    舞台となる中心地は北アルプスの最奥地である
    日本最後の秘境と言われる「雲ノ平」や黒部源流があり、長野県、岐阜県、富山県の三県の境をなす「三俣蓮華」も有名であろう
    標高3000M近くの別天地
    真夏に凍死するほどの強風(雨に濡れて、暴風が吹いたら気化熱でイチコロである)はもちろん、濃霧による道迷い、黒部の増水や鉄砲水など、恐ろしい場所である
    (行くと決めても、やめようかと悩んでしまう場所だ)
    そして、なぜ秘境かといえば、それ

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    2020年07月26日
  • 伊藤正一写真集 源流の記憶 「黒部の山賊」と開拓時代

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    ちょうど去年の夏、裏銀座を縦走して三俣山荘にテント泊した。先人の努力でこんなすばらしい景色が見られることに感謝しつつ、これ以上人が入らず自然が残されたままでいて欲しいと切に願ったものでもあった。

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    2020年01月20日
  • 定本 黒部の山賊

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    名著「黒部の山賊」やっと読みました。

    当時の北ア黒部(というか奥深い山々すべてが当てはまりそうですが...)が本当に奥深く、未知で情報もなく、一歩間違えれば凍死、滑落、道迷いが隣り合わせな場所であったことをしみじみと感じることができた。
    ゴアテックスの登山ウェア、高機能な各装備、地図、そして整備された登山道が用意されている現代ではなかなか想像できない境地といったところだろうか...。
    私が趣味の山歩きを楽しめるのも先代が開拓した道々やハイテクな装備あってなんだなあと思うと色々感慨深いものがありました。

    山賊(といわれていた山人達)と伊藤さんのふれあいにはすこしほっこり、お互いリスペクトしあ

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    2019年12月07日
  • 伊藤正一写真集 源流の記憶 「黒部の山賊」と開拓時代

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    名著「黒部の山賊」を読む前にこちらを読んでしまった...。

    当時の黒部源流エリアが今と違っていかに過酷で未知な、そして大自然に囲まれたまさに秘境と呼ぶに相応しい場所であったのかがすごく伝わってくる。
    三俣小屋から目の前にそびえ立つ鷲羽岳、今と同じだー!!
    伊藤新道も一度歩いてみようと思いました(廃道なので半分沢登りになりそうですが...)。

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    2019年11月15日
  • ヤマケイ文庫 定本 黒部の山賊

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    私が生まれる前、私の父母が山を楽しんだ頃?の北アルプスの山賊達(笑)の話。
    母に買ってあげた本を読んでみた。
    時代、環境は変わったが黒部の風景は変わらず(先日テレビでこの本に出てくる沢をドローンで撮影しているのをを見た)、今でもこの本に出てくるエピソードに出て会うことができるのかもしれない。いつか出会ってみたいと思った(父母は見たのだと思う)。

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    2019年08月12日
  • 定本 黒部の山賊

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    黒部の奥地開拓時代のお話。
    虚実入り乱れているような、昔の山の話。自分で歩いたエリアがほとんどなので、いろいろ想像が働いて面白かった。
    山に興味ない人にはおすすめできない。

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    2018年12月29日
  • 定本 黒部の山賊

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    巻頭の地図と本文を見比べながら読みました。
    歩荷が、三俣山荘構築に使う木のながーーーいのを運んでいる写真が途中にありましたが、あんなの持って歩いたら遭難しちゃうよ!!昔の人ってすごかったんだなーと感じます。
    お山に行きたいなーー。以前、あの辺りには何度か登山しているけれども、その時のことを思い出し思い出し読んだ。また行きたいなー。
    お山の雰囲気、空気感がピタッと伝わる、良い本でした。

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    2018年10月10日
  • 定本 黒部の山賊

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    良書。
    どこまで本当の話なのか疑問だが、かつて北アルプスには凄い人々が居た。今の日本人には失われたスキルを持っていた人達。生活に密着した、必要に迫られた山での生活する技術、知恵、経験。
    現代の登山は、レジャー化、スポーツ化していると思わされる。

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    2017年01月21日
  • 定本 黒部の山賊

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    これは特に登山を趣味とするような人でなくても、充分読んで楽しめる作品だ。

    「高熱隧道」や「黒部の太陽」で描かれているように、厳しい自然環境に囲まれている黒部源流地域における山男たちの暮らしぶりが、素朴な飾らない文章で綴られている。
    時代も昭和20~30年代が中心と、まさに前記2作品と前後して重なる。
    あくまでサラリとした口調で書き記されてはいるが、現代よりも遥かに衣食住の環境が整っていない当時に、これほどタフなサヴァイヴァルをしていた著者や山賊たちの屈強さたるや、それだけでも充分憧憬の対象になり得る。
    物の怪だってそりゃ出ることだろう。

    嗚呼、早く私も北アルプスへ行かなくては。

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    2016年11月25日
  • 定本 黒部の山賊

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    山の恐い話が不思議。
    本当にあるんだろうなあ、と思えました。
    今度からやっほー、と叫びます。
    ジャムがとてもかわいい。写真映り考えてそうなとこがまたかわいい。やっぱ犬は色々わかるのだなぁ。

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    2016年08月09日