ヤマケイ文庫 定本 黒部の山賊

ヤマケイ文庫 定本 黒部の山賊

968円 (税込)

4pt

北アルプスの最奥部・黒部原流域のフロンティアとして、
長く山小屋(三俣山荘、雲ノ平山荘、水晶小屋、湯俣山荘)の経営に携わってきた伊藤正一と、
遠山富士弥、遠山林平、鬼窪善一郎、倉繁勝太郎ら「山賊」と称された仲間たちによる、
北アルプス登山黎明期、驚天動地の昔話。

戦後の混乱期に山小屋を経営し、事業を軌道に乗せようとするなかでの、
「山賊」たちとの交流、不思議な経験が綴られる。

山賊たちとの出会い、山賊との奇妙な生活、埋蔵金に憑かれた男たち、山のバケモノたち、山の遭難事件と登山者、山小屋生活あれこれ……。
補遺に「遭難者のお礼参り」。

戦後の混乱期とまだ未開の黒部に関する逸話満載の不思議な魅力あふれるロングセラー。
「人物グラフィティ」、「黒部源流グラフィティ」を再構成し文庫化。

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ヤマケイ文庫 定本 黒部の山賊 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ところどころ、地名や地形の描写があって、どうしても想像がしにくいところがあった。巻始の地図を見てわかる場合もあれば、わからない場合も多数だった。

    でも、超人の域を超した山賊たちの話は面白く興味深かったし、お茶目なところが愛おしくも感じたし、
    何よりも山賊といわれ恐ろしい雰囲気をまとっていても、山の

    0
    2025年07月04日

    Posted by ブクログ

    チャプターズの萌乃さんおすすめ本。
    これは「やばい!」「読んで良かった!」がまず先行する本。
    冷静に冷静に。。
    「好きを言語化する技術」を読んだばかりじゃないか。。冷静になったら戻ってきますw

    0
    2025年02月02日

    Posted by ブクログ

    実話だからこそ面白い
    あの黒部の秘境に山賊がいたなんて
    しかも想像していた山賊ではなく心優しい猟師たちではないか
    山賊たちの武勇伝や妖怪の話も面白い
    この本を読むときのオススメはYouTubeで黒部の秘境やグーグルアースで場所を確認しながら読むと臨場感が増す
    実際に北アルプスに登山できないから本で楽

    0
    2024年06月17日

    Posted by ブクログ

    著者は現三俣山荘オーナーの父、伊藤正一氏。昭和20〜30年代の北アルプス最奥を舞台にした話。
    出てくる男たちの脚力がとにかくすごい。本書で語られる山賊たちもそうだけど、伊藤氏も、朝4時に上高地の明神館を出て午前中に三俣山荘に着き、また引き返してその日のうちに上高地に戻ってくるなど常人ではない。私から

    0
    2023年12月31日

    Posted by ブクログ

    第二次大戦直後に黒部川源流の山小屋を買い取ったら、山賊たちが主人然としていたので彼らに宿料を払った。
    山賊たちは銃を持っており、山で行方不明になった人々がいるのは彼らのせいだという噂。

    仔細がわかってみると、山賊というよりはアルプスを熟知した猟師たちで、噂されていたことは誤解が多かった(もしくは立

    0
    2023年07月15日

    購入済み

    今度、私も山の不思議を感じたい

    登山をする私にとって、前から気になっていた本。山賊と戦い合った事を書いたのかな?と思いきや一緒に三俣山荘や黒部を守っていたエッセイでした。
    あとがきに掲載されている高橋さんの言葉通り、「オーイ、オーイ」と聞こえてこないか?等と黒部へ登った時に期待しそうな楽しい。そして、当時の登山時代を感じられる一冊

    0
    2020年11月12日

    Posted by ブクログ

    伊藤正一『定本 黒部の山賊』ヤマケイ文庫。

    小泉武夫のエッセイか椎名誠の『あやしい探険隊シリーズ』のような雰囲気を持った面白くも、山の魅力が伝わる秀作。これが昭和30年代に出版された作品とはとても思えない。

    北アルプスの奥地の黒部源流で長らく山小屋を経営した伊藤正一が、終戦直後に『山賊』と呼ばれ

    0
    2019年02月17日

    Posted by ブクログ

    愛すべき山に生きる者たちのリアル。年月を経ても全く色褪せない普遍性を湛えていることが素晴らしい。アルプスいってみたい。

    0
    2024年11月16日

    Posted by ブクログ

    『それは荒々しく美しい山を愛し、黒部源流開拓の困難な時代をともに生きてきた彼らの、あからさまな人間性の故では、ないだろうか。何万年、いや、何億年もの歴史をこめて、黒部川は流れている。その黒部も、彼らを永久に忘れないだろう。』

    来年の夏も雲の平に行きたい!!!

    0
    2024年11月09日

    Posted by ブクログ

    北アルプス縦走前に再読。山賊たち、伊藤さんによる歴史があっての山。登山がより楽しくなる。
    「欠点だらけの彼らに、これほど心を惹かれるのはなぜだろうか。それは荒々しく美しい山を愛し、黒部源流開拓の困難な時代をともに生きてきた彼らの、あからさまな人間性の故ではないだろうか。 - 伊藤 正一作ヤマケイ文庫

    0
    2024年10月02日

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