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北アルプスの最奥部・黒部原流域のフロンティアとして、
長く山小屋(三俣山荘、雲ノ平山荘、水晶小屋、湯俣山荘)の経営に携わってきた伊藤正一と、
遠山富士弥、遠山林平、鬼窪善一郎、倉繁勝太郎ら「山賊」と称された仲間たちによる、
北アルプス登山黎明期、驚天動地の昔話。
戦後の混乱期に山小屋を経営し、事業を軌道に乗せようとするなかでの、
「山賊」たちとの交流、不思議な経験が綴られる。
山賊たちとの出会い、山賊との奇妙な生活、埋蔵金に憑かれた男たち、山のバケモノたち、山の遭難事件と登山者、山小屋生活あれこれ……。
補遺に「遭難者のお礼参り」。
戦後の混乱期とまだ未開の黒部に関する逸話満載の不思議な魅力あふれるロングセラー。
「人物グラフィティ」、「黒部源流グラフィティ」を再構成し文庫化。
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今度、私も山の不思議を感じたい
登山をする私にとって、前から気になっていた本。山賊と戦い合った事を書いたのかな?と思いきや一緒に三俣山荘や黒部を守っていたエッセイでした。
あとがきに掲載されている高橋さんの言葉通り、「オーイ、オーイ」と聞こえてこないか?等と黒部へ登った時に期待しそうな楽しい。そして、当時の登山時代を感じられる一冊
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