大平健のレビュー一覧

  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―

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    物語療法というものが、精神科医療として使われていることを初めて知りました。童話や昔話をきっかけにして、患者の奥深くに眠る問題の本質を見極めていく過程は、なるほどなと思わされます。考えてみれば、そういった物語は、大昔から沢山の人間に口伝えで語り継がれ、あるいは推敲がなされてきました。であれば、その物語たちに、人間の芯に触れるものがあったとして、それは当然のことなのかも知れません。それにしても精神科医とは策士ですね。

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    2013年01月18日
  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―

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    精神病について理解を深められた。
    精神病というのは特別なものではなく自分に本当に身近なものなのだと改めて思った。

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    2011年04月23日
  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―

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    心理学への興味から読んだ、はず。でも何気なく買ったやつ。
    これを読んだ3年後くらいに読書療法に興味を持ったけど、そう思うと不思議な出会い…。

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    2013年02月28日
  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―

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    童話・寓話にあてはめて、精神的な悩みを解きほぐしていく、実際の患者さんにまつわるエピソード12編。
    寓話にぴったりとあてはまるケースが実際多いのかは分からないけど、人生をなぞらえたりできるから童話・寓話は語り継がれるのだろう。
    患者さんの気づきのキーワードになる、という点が非常に納得した。
    行き詰ったとき、何かの寓話に自分の人生のヒントがあるかも。
    実際に病んでなくても、受診してみたくなった。

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    2010年05月14日
  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―

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    人は一生の間、
    内省的な時期と行動的な時期を繰り返す
    人生に区切りをつけながら新しい人生を歩む

    失恋した人
    亡くなった人とのつながりを
    静かに考える

    そして、
    その人を失った後の
    新しい世界に備えるために
    人は休む



    人はしばしば自分のことが決められない
    誰かに決めてもらいたがっている
    事柄によっては
    誰かの責任にしたい


    人はときに自分の置かれている状況を
    つかめなくくなる
    自分の状況を説明してもらいたくなる
    相談するのは、
    人に理解してもらおうとすることで
    整理がつき
    自分の状況が見え解決するから


    そんな人が
    診療所にくる
    赤ずきんの話をしてくれる
    先生のところへ


    自分の

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    2012年12月30日
  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―

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    精神科医である著者が、患者さんに語ったお話の事例を元にした本です。
    患者さんの心の悩みを聴いて、昔話を語り始めます。
    患者さんの疲れた心を癒す一方、そのストーリーが
    自分の抱える問題と不思議にリンクしていて
    患者さん自身が、はたと気づきます。
    主人公が自分であったり、オオカミ側であったり…。

    そして、気付くことで新たな一歩を踏み出していきます。

    読んでいて、上手くリンクするもんだなぁと感心しちゃいました。
    もちろん、先生の選択が合っているからなんですが
    昔話って、生活に密着していたんですね。

    教訓めいたものではなく、物語の中に同化することで
    すっと気付くようです。

    改めて、物語のもつ力

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    2010年02月14日
  • 純愛時代

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    本書は精神科医である著者のもとを訪れた患者たちの話である。著者が多くの書で身近なテーマを取り上げてきたのと同様、恋愛という誰もが一度は悩んだであろうテーマを扱っている。

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    2010年02月01日
  • 純愛時代

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    精神病理の症例をまとめて紹介したものです。どういういきさつで病気になったのか、どういうきっかけで発生したのか、を素人でも分かりやすく書かれています。

    これはあくまでも素人向けのような気がして、精神病理に関する具体的な説明は省かれています。

    風俗嬢と客の純愛、ネット友達との心の触れ合いなどが紹介されています。

    あくまでも、こういったいきさつでも病気になってしまう事で、人間の脆さに警鐘を鳴らしているのでしょう。

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    2009年10月04日
  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―

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    非常に多面的な見方をする人なので良い勉強にはなりましたが多面的過ぎて解釈がそれでいいのかと思うことが多々ありました。2007/10/14

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    2012年07月31日
  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―

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     患者に、昔話をまじえて面談を行う精神科医の記録。患者は昔話を聞いているうちに、その中に自分と共鳴する部分を見つけ、そしていつのまにか解決の道をも見つけ出す。

     中には「よくそんなこじつけで・・・」と思う症例もあったけど、カウンセリングに昔話を使うなんて考えてもみなかったので、興味深く読めた。担当がこの先生だったら、自分はどんな物語をもちだされたのだろうとちょっと気になる。

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    2011年09月26日
  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―

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    物語で治る? なに?
    というわけで 読んでみました。

    凝り固まって 見えなくなっている自分の「気持ち」を
    物語の主人公になぞらえることで、
    客観的に見ることができるという内容のようです。

    たとえば ひきこもってしまった人には 
    「3年ねたろう」をすすめています。

    人は何か悲しいこととかがあったりしたときに
    内静的になって、じっと自分をみつめる静かな時間をもちたくなる
    それは あらたに飛び立つための準備期間。
    そういった意味で
    「ねたろう」 つまりひきこもっていたあなたの時間は
    飛び立つための準備、チカラをたくわえることができるための
    大切な時間だったのだと読み取っているようです。

    これ

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    2010年02月21日
  • 純愛時代

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    精神科医の著者が解説する、患者たちの様々な「純愛」。愛に心底憧れながらも、他方では愛に絶望する現代の若者たち。

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    2009年10月04日
  • 純愛時代

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    ネットやゲームの影響で、想像と現実の境目なくなってしまう人が増えていますが、きっとそれは恋愛においても同様だと思った。憧れや理想を、そのまま現実に持ち込んだってうまくはいかない。

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    2009年10月04日