大平健のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人は一生の間、
内省的な時期と行動的な時期を繰り返す
人生に区切りをつけながら新しい人生を歩む
失恋した人
亡くなった人とのつながりを
静かに考える
そして、
その人を失った後の
新しい世界に備えるために
人は休む
人はしばしば自分のことが決められない
誰かに決めてもらいたがっている
事柄によっては
誰かの責任にしたい
人はときに自分の置かれている状況を
つかめなくくなる
自分の状況を説明してもらいたくなる
相談するのは、
人に理解してもらおうとすることで
整理がつき
自分の状況が見え解決するから
そんな人が
診療所にくる
赤ずきんの話をしてくれる
先生のところへ
自分の -
Posted by ブクログ
精神科医である著者が、患者さんに語ったお話の事例を元にした本です。
患者さんの心の悩みを聴いて、昔話を語り始めます。
患者さんの疲れた心を癒す一方、そのストーリーが
自分の抱える問題と不思議にリンクしていて
患者さん自身が、はたと気づきます。
主人公が自分であったり、オオカミ側であったり…。
そして、気付くことで新たな一歩を踏み出していきます。
読んでいて、上手くリンクするもんだなぁと感心しちゃいました。
もちろん、先生の選択が合っているからなんですが
昔話って、生活に密着していたんですね。
教訓めいたものではなく、物語の中に同化することで
すっと気付くようです。
改めて、物語のもつ力 -
Posted by ブクログ
物語で治る? なに?
というわけで 読んでみました。
凝り固まって 見えなくなっている自分の「気持ち」を
物語の主人公になぞらえることで、
客観的に見ることができるという内容のようです。
たとえば ひきこもってしまった人には
「3年ねたろう」をすすめています。
人は何か悲しいこととかがあったりしたときに
内静的になって、じっと自分をみつめる静かな時間をもちたくなる
それは あらたに飛び立つための準備期間。
そういった意味で
「ねたろう」 つまりひきこもっていたあなたの時間は
飛び立つための準備、チカラをたくわえることができるための
大切な時間だったのだと読み取っているようです。
これ