大平健のレビュー一覧

  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―
    精神病について理解を深められた。
    精神病というのは特別なものではなく自分に本当に身近なものなのだと改めて思った。
  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―
    心理学への興味から読んだ、はず。でも何気なく買ったやつ。
    これを読んだ3年後くらいに読書療法に興味を持ったけど、そう思うと不思議な出会い…。
  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―
    童話・寓話にあてはめて、精神的な悩みを解きほぐしていく、実際の患者さんにまつわるエピソード12編。
    寓話にぴったりとあてはまるケースが実際多いのかは分からないけど、人生をなぞらえたりできるから童話・寓話は語り継がれるのだろう。
    患者さんの気づきのキーワードになる、という点が非常に納得した。
    行き詰っ...続きを読む
  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―
    人は一生の間、
    内省的な時期と行動的な時期を繰り返す
    人生に区切りをつけながら新しい人生を歩む

    失恋した人
    亡くなった人とのつながりを
    静かに考える

    そして、
    その人を失った後の
    新しい世界に備えるために
    人は休む



    人はしばしば自分のことが決められない
    誰かに決めてもらいたがっている
    事柄...続きを読む
  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―
    精神科医である著者が、患者さんに語ったお話の事例を元にした本です。
    患者さんの心の悩みを聴いて、昔話を語り始めます。
    患者さんの疲れた心を癒す一方、そのストーリーが
    自分の抱える問題と不思議にリンクしていて
    患者さん自身が、はたと気づきます。
    主人公が自分であったり、オオカミ側であったり…。

    そし...続きを読む
  • 純愛時代
    本書は精神科医である著者のもとを訪れた患者たちの話である。著者が多くの書で身近なテーマを取り上げてきたのと同様、恋愛という誰もが一度は悩んだであろうテーマを扱っている。
  • 純愛時代
    精神病理の症例をまとめて紹介したものです。どういういきさつで病気になったのか、どういうきっかけで発生したのか、を素人でも分かりやすく書かれています。

    これはあくまでも素人向けのような気がして、精神病理に関する具体的な説明は省かれています。

    風俗嬢と客の純愛、ネット友達との心の触れ合いなどが紹介さ...続きを読む
  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―
    非常に多面的な見方をする人なので良い勉強にはなりましたが多面的過ぎて解釈がそれでいいのかと思うことが多々ありました。2007/10/14
  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―
     患者に、昔話をまじえて面談を行う精神科医の記録。患者は昔話を聞いているうちに、その中に自分と共鳴する部分を見つけ、そしていつのまにか解決の道をも見つけ出す。

     中には「よくそんなこじつけで・・・」と思う症例もあったけど、カウンセリングに昔話を使うなんて考えてもみなかったので、興味深く読めた。担当...続きを読む
  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―
    物語で治る? なに?
    というわけで 読んでみました。

    凝り固まって 見えなくなっている自分の「気持ち」を
    物語の主人公になぞらえることで、
    客観的に見ることができるという内容のようです。

    たとえば ひきこもってしまった人には 
    「3年ねたろう」をすすめています。

    人は何か悲しいこととかがあった...続きを読む
  • 純愛時代
    精神科医の著者が解説する、患者たちの様々な「純愛」。愛に心底憧れながらも、他方では愛に絶望する現代の若者たち。
  • 純愛時代
    ネットやゲームの影響で、想像と現実の境目なくなってしまう人が増えていますが、きっとそれは恋愛においても同様だと思った。憧れや理想を、そのまま現実に持ち込んだってうまくはいかない。