大平健のレビュー一覧

  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―

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    興味を持てばいろんな見方ができる。人の気づきのサポートできるというのは素晴らしい。老後の職業、ボランティア活動に増えてきそうだ。13.8.3

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    2013年08月03日
  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―

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    頭のいい人は話がわかりやすい。幸運なハンスの話が特に素敵に思えた。絵本は大切なことを教えてくれているので、子供にもたくさん読んであげたい。

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    2013年01月20日
  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―

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    精神科の医師が、この著者のように患者の話を聞いてくれたらいいのに。
    さんざん待たされて、ろくに話もせずに診察が終わるようなクリニック、多いですからね。

    病院やクリニックに行かなくても、自分の置かれている状況が「もしかしたらこんなお話に似てるかも!」という考え方…客観的に自分を見つめることができたら、精神疾患に陥る人は減るんじゃなかろうか。

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    2012年08月09日
  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―

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    「病気は私たちに自分を、自分の人生を見直すきっかけを与えてくれる機会でもあるのです。」本文より引用

    起こったすべての出来事に意味があるという。
    だが、病気や怪我など不幸なことが起きると悲観してしまうことも少なくない。
    著者はそんな出来事さえも今までの行動・習慣・考えを変えるきっかけになると主張している。
    見方一つでこれほど変わる。
    私も『機会』と捉え、変化を巻き起こしたいものだ。

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    2012年03月27日
  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―

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    語り継がれてきた昔話やおとぎ話は、偽りや憧れの話ではなく、私たちの心の鏡。
    この本を読むと不思議と落ち着く。

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    2012年01月22日
  • 純愛時代

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    ネタバレ

    [ 内容 ]


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    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

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    2011年04月26日
  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―

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    舞台は精神科の病院。来院した患者さんの症状にあわせて先生が物語を処方しているという実話をまとめた本です。受け取り方は人それぞれなんでしょうが、単純に感心してしまいました。

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    2010年08月17日
  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―

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    島の古本屋で購入。

    精神科医を訪れた患者の症例が
    誰もが知っている「昔話」「童話」
    を通して語られる。

    著者は実際の治療時に、
    患者や家族への説明に
    「物語」を利用しており、
    「物語」を通して話すことによって
    不思議と理解が得られるのだそう。

    なかなか興味深い本だった。

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    2010年07月04日
  • 純愛時代

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    世の中の純愛ブームもいいかげん一段落?でもこの本も読んでほしい。純愛ブームに喜んでた人は。いかに純愛が心に負担をかけてるかがよく分かる。病気になっちゃうほど人を愛せるってすごい。結局は相手を思うあまり疑心暗鬼になったり妄想を激しくしちゃうんだろうけども。

    偶然と必然って違いが私にも難しい。彼と出会えたことは偶然、くらいに思ってた方が楽なのかしら。

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    2009年10月04日
  • 純愛時代

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    純愛ってよく言うけど?というところから疑問なのだが、あえてそれに答えていない点が精神科医ならではの書き方だなあと。実際、自分が信じる「純愛」に憧れ、それを追いかけて破滅寸前に至った人たちの症例が描かれている。なんだか、ひとくくりにはできないけど、はたから見ると、相手あってこその恋愛なのに純愛に憧れるがあまりの独りよがりにしか見えない。でも当の本人達はもうその方向しか考えられない。だから自分の思いに心が支配されて壊れそうになる。いやしかし、こんな精神科医の先生ならば直接話がしてみたい。「自分では分からない(怖い)から誰かにすがりたい、答えを出してもらいたい」心境の患者に対する精神科医の接し方に興

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    2009年10月04日
  • 純愛時代

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    この人の本は読みやすくて、それでもって衝撃を与えるので読んでみた。
    純愛。誰もが一度は耳にしたことはあると思うし、これに憧れた人も少なくはないと思う。
    この本にはそんな純愛に憧れ、突き進み、その結果心を病んだ人たちの症例が書かれている。
    印象的だったのが、あとがきにあった「愛の場合においても、現に生活し恋愛をする自分と、それを見つめ、いや、それを小うるさく監督し指示するもう一つの自分とがいて、その葛藤が今風の恋愛を生むのだし、また、恋愛自体を難しくしている」という部分。
    このようなことも、自由に恋愛が許される時代だからこそ起こりえることだと思った。縁談が決められていた時代においては、「純」な理

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    2009年10月04日
  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―

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    いつの時代にもどんな人にも悩みはある。
    多かれ少なかれ悩みはある。
    本人にとっては一大事な事でも、大きな目で大きな立場から見れば、何でもない様な事もたくさんある(と思う)。
    そっと、何でもないよ、大したことないよ、と優しく導いてくれる精神科医、スゴいなぁ。尊敬。
    誰でも知っている物語から学んでいくのは分かりやすいし、受け入れやすい。
    紹介されている中には、私の知らない昔話や童話もあり、原作もかなり違うものもあるらしいので機会があれば読んでみたい。
    私にも「自分の物語」があるのかなぁ。
    子どもの頃読んだ「ちっぽくんこんにちは」は忘れられないなぁ。


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    2025年04月15日
  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―

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    「むかしむかしあるところに…」精神的な悩みを抱えてやってくる患者たちに、昔話や童話を聞かせて治す精神科医が描いた本著。ノンフィクションで、患者たちが自分のために語られた物語の中に、自分の姿を見出して、診療室から飛びたっていく様子を描いている。

    一番最後の「人には誰にでも『自分の物語』があるのです。…人生の節目節目に自分に合った童話や昔話を見つけて下さい。」という言葉にわくわくした。
    私の物語は何だろう…今は「ヘンゼルとグレーテル」かな。道を模索中だし…あ、でもそしたらお菓子の家という甘いワナにひっかかってしまう;用心しなくちゃ!

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    2023年08月05日
  • 純愛時代

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    著者は「あとがき」で、次のように述べています。「ドラマに準えて言えば、今日の“愛”というのは、主人公と監督がともに「自分」の自作自演なのだが、普通の恋愛がとかくその二人の「自分」の妥協によってすっきりしない仕上がりになるのに対して、純愛では、主演の俳優女優の都合に合わせて監督が譲歩するどころか、役者はあくまで監督の理想、つまり「純愛」の物語通りに演じさせられる」。本書は、こうした現代的な「純愛」のありようについて、著者自身の臨床体験を交えつつ論じています。

    純愛の「物語」を追及する監督としての自分と、現実のなかで振る舞わなければならない役者としての自分との齟齬によって、精神に変調を来してしま

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    2018年02月09日
  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―

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    精神科の症例集×童話。患者は精神科へ出向き心の悩みを吐露する。一方、医者は患者の話を聞き『赤ずきん』や『幸運なハンス』などの“童話”の一部に例えて深層心理を明解にする。

    少々のこじつけ感は否めないですが、患者側は馴染み深い例えをまえに目の前の霧が晴れたように解決されているので効果的な解決法なのだと思います。謎に覆われた心療内科の世界を覗かせてくれます。
    本書では“童話”を迷える患者の「例え」として示していますが、もとは幼い子には「道徳」を教え、大人には時に「訓戒」として忙しい日々に気付きを与えてくれます。“童話”はつい子供のモノと考えがちですが、常に人生に寄り添っていて、大人となっても時々立

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    2017年05月20日
  • 治療するとカワイクなります―生きがいの精神病理―

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    自分の思考の迷路から抜けて、
    ほんのささいなきっかけが引き金になっていたことを知る。
    迷いが晴れて、大したことではなかったと気付くと、
    物事はずっとシンプルに見えてくる。
    でもこの本に出てくる人たちは、
    みんな自分から何かを変えようと思って診察を受けにやってきた人たちなんだよね。
    そこまでの行動に移れない人の方がずっと多いんだろう。
    世界はいつまでも閉塞感があって不満ばかりがくすぶっているのだろう。

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    2015年01月18日
  • 治療するとカワイクなります―生きがいの精神病理―

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    いわゆる鬱や精神病理の本だけど、症例とつく診断がわりとわかりやすくかかれている。
    ユーモアのあるカウンセリングだなぁと。いわゆる心の病について調べていると自分も当てはまるような気がするけれど、ここでは紙一重な加減も描かれている。
    あとがきの精神科の診断にも流行りがある、でさらに気持ちが楽になった。

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    2014年07月26日
  • 治療するとカワイクなります―生きがいの精神病理―

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    精神科の話というのはけっこう嫌いだといいながら、ついつい読んでしまう。本書も精神科の話。
    治療を経ると、患者がカワイクなる、という、面白いような、自画自賛のようななんともいえない本なのだけど、精神科、ということを抜きにして、患者の語る大小さまざまなストーリーと、いったんの結末を単純に楽しめる。
    読んでみて改めて、やっぱり精神科(これを病院で診ること)にはいい印象を持てないけど、カワイクなったならいいんじゃないか。僕もカワイクなりたい。かわいい、ではなくカワイイ。

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    2013年07月19日
  • 純愛時代

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    精神科医が、いくつかの症例を紹介した本で、キーワードは「純愛」。
    「理想の恋愛」や「運命の出逢い」といった言葉に
    呪縛されているかのような人たちの姿が浮かび上がる。
    自分に相応しい人が必ずどこかにいるはずだから、
    手近で間に合わせないで積極的に探しに行こう――でも、
    探したけれど見つからない……で、不具合が生じる、と。
    自分には人間としてこれだけの価値があるのだから、
    充分、釣り合いが取れる相手でなければ、
    恋する意味がないという発想に基づいているらしい。
    それはつまり他者に対して強く承認を求めるということであり、
    裏返せば過剰な自己愛の現れなのではないだろうか。

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    2013年07月09日
  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―

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    可もなく不可もなく、と言った印象。
    物語「療法」というからには、それなりの理論と臨床例が必要と思われるが、精神科医が「療法」と名乗るには、まだまだそのハードルを満たしているとは思えない。
    ただ読み物としては面白い。精神科における診断書の謎(患者の気持ちがかなり影響する)が解けた。

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    2012年03月09日