軽部謙介のレビュー一覧

  • アフター・アベノミクス 異形の経済政策はいかに変質したのか

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    本書は2022年12月発行なので、既に安倍元首相は退陣していたばかりではなく、凶弾に倒れ、亡くなられていたタイミングでの発行である。本の内容は、アベノミクスを振り返り、それが、途中で変質したとし、その背景を探ったものである。本書は、下記のように紹介されている。
    【引用】
    水面下で大きく構造転換していたアベノミクス。金融政策から財政政策へのシフトは、いつ、どのように起きたのか。日銀は何を考え、財政当局はどのように動いたのか。財政再建特命委員会や財政政策検討本部の全議事録を独自に入手、内部資料、各種証言なども材料に立案過程を詳らかにし、毀誉褒貶激しい政策を徹底検証する。
    【引用終わり】

    第二次安

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    2025年03月02日
  • 官僚たちのアベノミクス 異形の経済政策はいかに作られたか

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    淡々と書いてある。
    今に通じる芽がわかった。
    正体が明らかになってきてよかった。
    当初はさぞ辛い思いをした人がいたことだろう。
    完全に✖️の評価が広まって欲しい。

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    2023年12月14日
  • アフター・アベノミクス 異形の経済政策はいかに変質したのか

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    安倍元首相の進めてきた、アベノミクスの変遷と、今後の懸念が示される。
    強引な手法で、周りをイエスマンで固めて進めてきたアベノミクスの出口戦略はあるのか、クラッシュしない事を願う。

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    2023年04月25日
  • 官僚たちのアベノミクス 異形の経済政策はいかに作られたか

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    アベノミクスのスタート時期を描いたルボとしてよくまとまっている。登場人物が多すぎて把握できないが、当時の空気が思い出せる。アベノミクスが始まってから10年近く経過したが、環境が大幅に変化。円安は生活に悪影響を与えるレベルで進み、生活品の値上げニュースが毎日のように発表される。一方で収入は一向に増えない。この先どうなるのか、誰かわかる人がいれば教えてほしい。

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    2022年05月14日
  • ドキュメント 強権の経済政策 官僚たちのアベノミクス2

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    前作『官僚たちのアベノミクス』はドラマとしてなかなか興味深く読みましたが、こちらは前作のようなドラマ性が薄く中身も薄く、ダラダラした感じしか受けないのは、アベノミクス自体がグダグダになってしまったから…ですかね…
    まあ、経済・金融政策の決定における舞台裏をそれなりには興味深く垣間見させてもらいました。

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    2020年09月23日
  • ドキュメント 強権の経済政策 官僚たちのアベノミクス2

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    ネタバレ

    30代男性
    コロナ対策において、二転三転している内閣をみて、どのようなプロセスで意志決定されるのかを知りたくて、読みました。
    日銀の人事や賃上げ介入から始まって、消費税増税延期までの政府、官僚(+経団連)の動向が記載されていました。
    その場にいたのかと思うほど、細かいことが記載されており、複雑な思惑を経て、政策が決定されることがわかりました。

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    2020年09月13日
  • 官僚たちのアベノミクス 異形の経済政策はいかに作られたか

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    アベノミクスが問うたのは、中銀の独立性という古くて新しい問題。安倍総理は、「私の金融政策」とまで言ったのに、いまや物価に関心を払わず知らんぷり。この尻ぬぐいを、いつか誰かがしなければ行けないときがある。

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    2020年06月27日
  • 官僚たちのアベノミクス 異形の経済政策はいかに作られたか

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    民主党の失敗は、官僚の使い方の間違いも大きいということだろう。
    イケイケどんどんな政策の方が官僚もやりがいを感じやすいのだろうが、財政的には配分政策をやらざるを得ないのだから、官僚の姿勢にも問題がある。
    ところでアベノミクスの第三の矢はどこに行った?

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    2018年10月11日
  • 官僚たちのアベノミクス 異形の経済政策はいかに作られたか

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    2012年11月14日(野田‐安倍の党首討論)から2013年7月1日(日銀短観発表)までの期間、政治家・官僚・日銀・財界・国内外の関係者達が何を考えどういう発言をしてきたかの記録。
    アベノミクスの実現(反対意見を排除し、スピード感の強い方針決定)に、人事という飛び道具が重要なファクターとなっていることがよくわかる。
    アベノミクスをはじめとする政策の良し悪しについては、各自で考えてくださいというスタンスであるが、安倍政権の国会運営には苦言を呈している。

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    2018年07月11日
  • 日米コメ交渉 市場開放の真相と再交渉への展望

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    大詰めを迎えるTPP交渉だがこれと似た交渉が行われたのが1993年のガット・ウルグアイラウンドの日米コメ交渉だった。協議開始から6年、期限とされる12/15に向けてジュネーブのガット本部では交渉が繰り返され多くの分野でメドがつき始めていた。しかし、コメは違った。

    多国間交渉と言いながらそれぞれ2国間交渉の積み重ねで成り立っている。この時の焦点が日米のコメ市場開放だった。関係者の多くはコメは交渉期限ギリギリまで決着がつかないとみられていたが10/13日に日米が合意したとのスクープが流れた。「日本は関税化を認めない代わりに、ミニマムアクセスを受け入れる。」

    当時の首相は細川護煕、一方のアメリカ

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    2015年09月01日