国木田独歩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
〈乙女の本棚シリーズ〉
国木田独歩+しまざきジョゼ
武蔵野の俤を読む。
武蔵野に趣味を感じているとは、どんなものか?と思いながら読み進める。
特に秋から冬にさしかかるときに美しさを感じる。
山は暮れ野は黄昏の薄(すすき)かな
日が落ちる、野は風が強く吹く、林は鳴る、武蔵野は暮れんとする、寒さが身に沁む、その時は路をいそぎたまえ、顧みて思わず新月が枯れ木の梢の横に寒い光りを放っているのを見る。
月を眺めて佇む男の背中に何を思うのか…哀愁を感じる。
美しい情景。
武蔵野がどのような趣きなのか、想像するしかないが、武蔵野と秋の季節感が良いのかもしれない。
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Posted by ブクログ
国木田独歩文学忌 独歩忌
浪漫主義の独歩の詩的散文。
武蔵野の自然と風物を綴る。
国木田独歩の 「僕が武蔵野の大好きなところ♡」
ただ読んでいて思うのは、独歩の
“武蔵野”とは結局どこなのか、ということ。
独歩の描く武蔵野は、現在の武蔵野市のような限定的な場所ではなく、
想像していたよりずっと広い。
雑木林、草原、村落、畑
東京西部から埼玉南部にかけての、まだ都市化される以前の広大な土地の気配があります。
武蔵野という地名(なのかな?)は 古今和歌集にも歌われているものがあり
今も昔も 広い草原と林のイメージ。
独歩は、その古典的な武蔵野を、
明治の現実の散策として歩きます。
とはいえ、
作品としてはストーリーがあるわけではないのです。ただ武蔵野を歩き、美しいと思ったものを美しいと言葉にしていく。
独歩の自然賛美の文章力には敬意を表するけれど、物語を追いたい私には、少し窮屈にも感じる作品でした。
イラストは しまざきジョゼさん。
どこか懐かしい山村農村の風景も堪能いたしました。