河合薫のレビュー一覧
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人を育てることができる職場は良い仕事場といえそうだ
今の時代ではなかなか研修 教育に時間と金はかけられないと思う
特にコロナ以降では その傾向は顕著になった気がする
会社の成長と人の成長とは同じではないだろう 人々の成長により結果として会社が発展する
現場主義とは 実際に働いている現場でなければどのようなことが起きてどう解決するのかわからないだろう
現場を知らない 経営者たちに職場にあった意見を出せるはずがない
あらゆるデータを解析して職場の思いの違いをよくわかるように説明している
読み進めると もっともな意見に思えてくるが 本当にそうなのか よく思考してみる必要はある
しかし不満な -
Posted by ブクログ
何だかよくわからない内容。最初はエンゲージメントの低さを問題にしていたのに、途中から「働く」は「労働」とは異なるとか言い出して、話が変わってしまった。日本的マゾヒズムと労働意欲との関係もサッパリわからない。そして労働意欲が30年前から下がり始めた理由も書かれていない。無理やり答えを探せば、中高年に厳しい労務施策が若者のSOC(未来は明るくなるという確信)を奪ったから、ということになるか。
労働意欲の減退は経営者(昭和ジジイ)の責任だと言いつつ、その対処法は労働者の考え方や行動に還元されていて、これも有効性が感じられない。
1990年代に何かが変わり始めたとあるが、それは目標管理制度(MBO:成 -
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ババアは面倒臭い。
だが、ずーっとジジイは面倒臭いと言われている。
ジジイの面倒臭さは修正されるべきで、ババアの面倒臭さが、活力になっていくって理屈はどうなのかね。
「職場」の中で、男性の方が圧倒的に多い時代には、男性の面倒臭さは個人に還元されたが、女性の場合はそれが「性別」に還元される。
分からなくはない。
なんつても、男性原理女性原理があるとしたら、女性を守るために男性が男性原理で戦い続けてきた場所だからな。
そこに、あたしたちも生きやすいようにしなさいよと入って来た。だから「ジジイ」のルールは偏ってるんで修正しなさい。
あんた達もちゃんと「家庭」に「協力」しなさいね。
「ババア」の -
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昭和のエリートが陣頭指揮 平成にまでその形が引き継がれてしまった
否定しないこと≠肯定 ちゃんと現実を受け止めること
日本的経営 =人間中心、長期視野、専門スタッフが経営スタッフの下の関係
経団連 =同質集団
最低賃金で働く人が2007年からの10年で4倍に (実質最低賃金は20%アップ)
正社員前提の社会
平均所得金額以下の世帯 62%
「働く」ことは「生きている」という実感
「頼れる家族」がいない
コミュニティ=会話
生産性? 人を豊かにするのは 無駄な会話、時間、空間
SOC=Sence Of Coherence 首尾一貫感覚
1.一貫性(自分が大切な人だと感じる) -
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ネタバレ「今の50代は英語もまともにできない、Excelも使えない、コミュニケーション能力が低い。50代は甘やかされ過ぎだ」「女性はマイノリティーの女性会社員として、ガラスの天井に苦しめながら仕事人として生きた。単に組織人として会社員を過ごしたわけではない」
この事実に反論できる、高齢男性がいるでしょうか。「定年」ごときで、あたふたしているなんて、今の若者や女性の悲しい過去を考えれば、…。
「会社員は、敗者のゲームだ。不採用通知、リストラ、左遷を回避しただけ。だから、役職停止と定年は全員にやってくる”負け”かもしれない」と語ったのは誰だっただろう。今まで、苦労しなかった分、辛いのは分かるが、今までが -
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ネタバレ世の中が、社会が、考え方が変化していく。圧倒的な技術革新の影に隠れて。しかも、その振れ幅が大きく、想定を超えることが少なくない。このとき、どのように自分を守るのでしょうか? きっと、”守る”という意識そのものが時代遅れになっているのかもしれない。
自分の居場所。きっと、本書で語る「ジジイ」には、成功体験がその根本にあるような気がする。「こうするべき」「こうあるべき」…、と。そして、成功体験は単に時代の賜物、組織の賜物、日本の社会構造の賜物であることを忘れてしまったのかもしれない。彼らにも苦労した頃はあっただろうに。生まれてからずっと「ジジイ」ではなかったと思うし。
SOCの重要性を語る部分 -
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ネタバレ曰く「資本主義社会ではカネのある人ほど、様々なリソースの獲得が容易になり、”持てる者”は突発的な変化にも素早く対応できる」と。対応力は、”若さ”だけではない、と気づかされる。
「コロナ」によって、社会が一変した。①「リモートワーク」。通勤地獄という名の、ラッシュが緩和された。「働くこと、イコール、会社に出社すること」だったハズなのに。社員の評価は、業務成績・成果だけになってしまうのだろうか。そして、広い邸宅に住む人はいいが、日本の住宅環境からみれば、やはり社員に無理させているような気がする。
②「働かないおじさん」。やっと、バレてしまったようです。IT化に遅れ、時代に遅れ、変化に遅れる中高年