河合薫のレビュー一覧

  • コロナショックと昭和おじさん社会

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    戦後の日本が絶頂期を迎えたのは1980年代。株価も土地もうなぎのぼり、メイドインジャパンは優れた製品の代名詞となった。国民の給料は上がり続け、マイホームを持ち、世帯を持ち、老後も年金でエンジョイ。

    今じゃ考えられない「昭和」という時代があった。その時代の日本を引っ張ったエリートは引き続き、平成の時代でも陣頭指揮を取り続けた。

    しかし、昭和頭の彼らは変化する社会に適切な対応を取れていない。成長し続けることのない現代社会での様々な問題、非正規社員、ワーキングプア、介護、ハラスメントなどに真剣な目を向けることはない。

    一例をあげれば、経団連は「終身雇用」が今の時代には合わないと否定した。が、「

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    2020年12月18日
  • 定年後からの孤独入門

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     役職定年後・定年後に喪失感、焦りを抱えて新しい環境に順応できない理由を、それまでの余熱が続き、それまでの価値観、慣習にどっぷりと塩漬けになっているためと、印象に残る言葉で説明をしています。出世という目標を失い、収入と地位が大きく低下し、仲間を失い、日常のルーティンも失う。熱を冷まして、塩を抜く必要があるので、新しい現実にアジャストするのは時間がかかると言うことでしょう。
     孤独に陥らず幸せに生きていくためには、新たな目的を定めることが必要であり、それを「半径3メートル以内の人の幸せ」とすれば、良好な社会性を維持し、有意味感を得ることができる。人生における主要な価値が仕事だけの状態を離れて、仕

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    2020年03月20日
  • 残念な職場 53の研究が明かすヤバい真実

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    冒頭から「無責任な人ほど出世する職場」が数多く
    ある、と結論付けられています。

    まあ、うまく立ち回った人が出世するのが今の
    会社のありようである、と言ったところの結論です。

    そうであるなら「残念な職場」だらけじゃないか、
    となります。

    そう、日本は「残念な職場」ばかりなのです。でも
    最後の方に、それを変えるためにはどうしたら
    良いのか。という希望も語られていて、少し安心
    します。

    「まだまだ捨てたものじゃないぞ日本の会社」と
    ポジティブに思って読むのが正しい一冊です。

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    2020年01月16日
  • 面倒くさい女たち

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    心の奥底で思ってはいても、男性には絶対書けない本
    です。
    訴えられます。

    「女の敵は女」とよく聞きます。
    まさに女性であるがゆえに著者は「なんて面倒くさい人達
    なのだろう」と声を大にして言えます。つまり言われた側
    の敵も、また女なのです。

    あ、でも「女は・・・」と性別でくくってはいけないです
    ね。それはハラスメントです。男でも女でも「いるいる、
    こういう面倒な人」と思って読めば、それはそれで楽しい
    本です。

    ただ性差の表現はあります。
    男性は他者と「する(DO)」
    女性は他者と「いる(BE)」ことで「自分の存在」を確立
    している下りは納得しました。

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    2019年12月11日
  • 他人の足を引っぱる男たち

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    自分も筆者の言うジジィ化しているおそれがあるなと感じた。今の職場に来て8年目なのだが、周囲はボス以外は後輩なので、つい先輩風を吹かせて自分は優位であることを見せつけるような言動を無意識にしていると、気づいてしまった。

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    2019年10月13日
  • 残念な職場 53の研究が明かすヤバい真実

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    働くことに関連する様々な要素をコンパクトにまとめた良書。

    色々な考え方を総花的にまとめているというよりも、筆者が自分の言葉で咀嚼して、簡易に語っているところに好感が持てた。

    前半は、出世、上司にまつわる話。
    出世する人が無能に見える訳、若いころに”職場の意味不明”と思っていたことを出世すると問題なくやりたがる

    など、職場あるあるの構造が、シンプルに解き明かされる。
    すごく腑に落ち、ある意味、目からうろこ状態。

    自分も20年以上働いているけど、ここに書いてあるようなことを実体験として経験しながら、その仕組みに気付けていないということに、自らのニブさをひしひしと感じた。

    後半は働くことに

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    2019年07月27日
  • 他人の足を引っぱる男たち

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    面白かったけど、ジジイ化を防ぐための処方箋がちょっとしか書いてなかったから-1。
    とりあえず、自分も油断してるとすぐジジイになると思うから、本当に気を付けたい。あいさつとか、バカにしてしないような人間にはなりたくないものです。

    ジジイ化を防ぐLOVE4原則

    【 L O V E 4原則 】 L … L i s t e n (聴く ) O … O v e r l o o k (全体を見つめる ) V … V o i c e (声をかける ) E … E x c u s e (赦す )または E n j o y (楽しむ )

    あと気になってのがここ。

    > 「シャ ーデンフロイデ 」とは

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    2019年06月10日
  • 他人をバカにしたがる男たち

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    タイトルをキャッチーにしすぎた感があるが、とてもいい話だった。耳がいたい、時々こういう話を聞いて思い出さないといけない。
    soc 首尾一貫感覚 人生のつじつまあわせができる力
    が未だにピンときてないが、前の本では理解してたみたい、要再読

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    2019年01月27日
  • 他人をバカにしたがる男たち

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    老害と肩書を重視し他人をバカにするジジイの心理が分かりやすく表現されており、とても楽しく軽快に読み進めることができました。
    SOCに関しての記述が多く、SOCを高めていくのがジジイ化しないコツなのはわかりましたが、ジジイへの対処が明確に入ってこなかった。
    河合薫さんの書籍はまた読んでみたいと思う

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    2019年01月10日
  • 残念な職場 53の研究が明かすヤバい真実

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    無責任な人ほど出世する。
    経営しない経営者。
    女はめんどくさい。
    残業のリスク。
    改善案。長期雇用。社員への投資。Job Security。
    会話、共感。学びと教え。喜びと誇り。

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    2018年12月16日
  • 他人をバカにしたがる男たち

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    むやみに定年や加齢におびえたり
    収入や地位の喪失を恐れるよりも
    最後に充足した気持ちで人生を送るには
    どう心構えるのか
    という 面白いことを考察しています
    今の自分が認められてないとか
    今の自分の立ち位置にもやもやするなぁ
    と思った時に読み返したい本です

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    2018年11月20日
  • 残念な職場 53の研究が明かすヤバい真実

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    最初認知心理学から入ってくるあたりが目新しい。日本の会社組織を「ジジイ文化」「タイムマッチョ文化」と切り捨ててくれているのは気持ちが良い。「残念な職場とは“働いているのは人である”という至極当たり前のことを忘れている職場」という分に「まさに!」と膝を打った。

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    2018年08月31日
  • 他人をバカにしたがる男たち

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    いまの時代の閉塞感をよく表した本と思う。
    会社へのしがみつきの為にのみ努力するひとが会社をダメにするというのはよくわかった。

    ひとつ、一流会社と言うのが永遠に続くものではない、との視点からも考察があればさらによかったかな、と思います。

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    2017年12月30日
  • 他人をバカにしたがる男たち

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    了解しました。おっさん、おばさん、まだまだこれから。説教たれている暇があったら自分磨きに挑戦しましょう。

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    2017年12月10日
  • 他人をバカにしたがる男たち

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    ネタバレ

    あるあるがたくさんありすぎて、めっちゃ頷きながら読んだ。

    で、やっぱり大事なのは、「自分がどう見られているか」ではなくて、「自分がどうなりたいか、何をやりたいのか」に意識が向いてることだわね。

    そして、周囲を信頼して協力関係を作っていけるような人は、SOCが高そうね。

    キャリアを積んでる・積もうとしている女性は、この本に勇気もらうかも。

    あと、「ジジイ」でないおじさん、おばさん達は、当たり前のことが書いてある、って思うのかな。

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    2018年01月11日
  • 他人をバカにしたがる男たち

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    ジジイの批判が前半に有り、論理的な展開が前半で打ち消される。本題に振り回されるが、習うべき事はある。

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    2017年10月09日
  • 話が伝わらなくて困ったときに読む本

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    ネタバレ

    すっと入るわかりやすい言葉。

    知らないふりをしないことで、知識や言葉が増える。
    感動することで距離が縮まり、そのためには謙虚さが必要。

    大きく共感、納得できる事が多い。

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    2015年05月16日
  • 働かないニッポン

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    刺激的なタイトルではあるが、内容はオーソドックスと言って良い「働く」ことに対する日本及び日本人に対する問題提起。取り分け、著者と時代を共にしてきた年代が高齢になった今、問われている生き方、働き方への提言。日経ビジネスで連載を目にしてきた読者には改めて購入するほどのの斬新さはないと感じた。

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    2025年11月03日
  • 面倒くさい女たち

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    ネタバレ

    社会には多数派と少数派があり、多数派には多数派の規範がある
    少数派がその規範を逸脱したときそれがババアの壁となる

    少数であればあるほど嫌でも注目が集まり、在り来りなミスや不祥事で再起不能レベルまで叩かれると

    エリート中のエリートの女性であってもその先には越えられない壁として階層組織上位男性が存在しているという...

    同じ発言をしても女だから評価されないってのは衝撃よね

    doする男とbeする女の話やなぜ女性は図太いのかの話も興味深かった。

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    2025年10月01日
  • 50歳の壁 誰にも言えない本音

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    著者が聞いた様々なミドル年代の心の声を紹介しているのはいいものの、回答が浅くて面白くなかった。誰も傷つけない言葉を使おうとしてるので刺さらない。まあ相談者は誰かに聞いてもらえた時点で目的達成してるんでしょうけど。
    歳を取ると人付き合いが下手になるというか、「甘える」ことができなくなるのが良くないんでしょうね。そういう生き方をしていると自覚できれば今よりも耐えられると思います。

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    2025年08月26日