河合薫のレビュー一覧
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ネタバレ本の帯に、「仕事への熱意、145ヶ国中最下位/増殖する新種の「働かないおじさん」とあり、これってうちの夫のことかも笑?まぁ、私も仕事への熱意があるとは言えないな、などと思いつつ購入。
また、「働き損社会」の影に「ジジィの壁」あり!と書いてあって、これは団塊世代のうちの父のことか?とも思いました。
さて中身を読んで・・・
私も夫も「就職氷河期世代」なのですが、この本によると(まぁ他の本でも言われることですが)、今の40代就職氷河期世代は被害者で、頑張っても報われない無間地獄を生かされている。それに立ちはだかっているのが「ジジィの壁」ということです。
だからやる気をなくして、「無難」「普通」を選 -
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SOC…Sense of Coherence 首尾一貫感覚
人生にあまねく存在する困難や危機に対処し、人生を通じて元気でいられるように作用する、人間のポジティブな心理的機能。
著者の言うジジイにはなっていないと信じているが、そうなる要素は必ず持っていると思った方がいいだろう。この人僕よりも1つ上で、時代の流れに乗っただけで乗り切れる世代なのに自分で目標を設定し、それを努力で達成するなんて立派だと思う。世代的に大ジジイだと思うけどそうなってないし、緩い若者にも厳しい言葉を発することができる。
自分の反省としては、足を引っ張ったりハシゴを外したり、というバカなことはしていないけれど、会社にたくさん -
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ネタバレ「40歳でなにものにもなれなかった」人に向けた中年以降のキャリア論。表紙に「この本は、まっとうなキャリア本ではない」と書かれている通り、キャリアを築くことに必死な人よりも、いわゆる役職に就くといった意味でのキャリアにとらわれるよりも、やりがいを感じて働きたい人向けにオススメの本。
個人的には共感する部分も多く、新たな気付きというより、あなたの路線でいいんだよ、と後押ししてもらえた気にもなり、苦笑しながら楽しく読めた。
以下、個人的共感ポイント(抜粋)
〇「年をとれば楽になる」は大間違い
・上司を追いつめる"ゆとりモンスター"
・部下が最大のリスク
〇今の上の世代は -
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定年後の孤独を書いた本ですが、人生を幸せに導くあり方を、定年に焦点をあて、書いた本です。
文章は読みやすく、サラッと読めました。
個人的感想メモです。
↓
自律的で自己決定できている人は、承認欲求に流されずたくましい。
自律的で自己決定できる人があれば、会社と自己を一体化させ、依存するのでなく、会社と自分を共存させることができる。
自己を信じ挑み続けることができる。
会社に忠実な組織人ほど自律性が脆弱で「会社員でいること」が目的化し、自己の存在意義があやふやになる。
組織人としてでなく、「仕事人」として働くべき。
男は会話に結論を求め、女は共感を求める。
男は家族を養うために働き、女は -
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「定年退職」は今後死語になるかも知れない。それはちょっと昔まで55歳で定年退職と言っていたものが現在では65歳、さらに政府も70歳までは現役で働いてほしい(定年70歳・努力義務が成立間近)、と言っている。裏には年金、医療保険金等の問題があると言うことだが、誰も責任を持って対策を考えていない。現役のサラリーマンで45歳以下は多分年金として掛けた金額が自分に帰ってくるとは思っていないだろうが、現実このままの老齢化社会が続くと現システムは無理なのは誰でも理解でき、その対策を立てておく必要がある。スーパーボランティアの尾畠氏の言う「金は生きるだけあればいい」、健康でいることが何より大切だということを実
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今(2021.11.7)では以前の暮らしに戻りつつありますが、まだ緊急事態宣言が解除されていない1ヶ月程前(2021.10上旬)に読んだ本です。
平成元年に社会人になった私にとっては、制度がどのように変わろうとも、定年とは60歳というイメージがあります。人によって定年の時期は変わってきた時代となりますが、定年後に向き合うことになる「孤独」には準備しておく必要があると思っています。
コロナ前は当たり前のように平日は毎日出社して外出も多く働いている場所が頻繁に変わっていましたが、コロナのお陰で自宅で一人で仕事をすることが多くなってきました。当然、チーム皆で食べていたランチも独りランチとなり、す