河合薫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初めて読む著者の本なので、タイトルから軽妙な社会論かと思いきや、いたって真面目に昭和からコロナ、令和に至るこの数十年の社会の変遷と問題点を考察した本だった。データ分析を元に、いかに社会の分断がすすみ、格差が拡大し、生きづらい国になっているかを概観している。特に真新しい論考はないのだが、分かりやすく解説してあるので、昨今の混沌とした政治情勢につながっている諸問題が再認識される。生産性という単一のモノサシで測るのをやめて、「人を豊かにするのは無駄な会話であり、無駄な時間であり、無駄な空間である」ことを心に留めて、「いつだって人を救うのは『人』だ」の精神で真に豊かな社会になっていけたらいいのに。
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Posted by ブクログ
ネタバレ本の帯に、「仕事への熱意、145ヶ国中最下位/増殖する新種の「働かないおじさん」とあり、これってうちの夫のことかも笑?まぁ、私も仕事への熱意があるとは言えないな、などと思いつつ購入。
また、「働き損社会」の影に「ジジィの壁」あり!と書いてあって、これは団塊世代のうちの父のことか?とも思いました。
さて中身を読んで・・・
私も夫も「就職氷河期世代」なのですが、この本によると(まぁ他の本でも言われることですが)、今の40代就職氷河期世代は被害者で、頑張っても報われない無間地獄を生かされている。それに立ちはだかっているのが「ジジィの壁」ということです。
だからやる気をなくして、「無難」「普通」を選 -
Posted by ブクログ
SOC…Sense of Coherence 首尾一貫感覚
人生にあまねく存在する困難や危機に対処し、人生を通じて元気でいられるように作用する、人間のポジティブな心理的機能。
著者の言うジジイにはなっていないと信じているが、そうなる要素は必ず持っていると思った方がいいだろう。この人僕よりも1つ上で、時代の流れに乗っただけで乗り切れる世代なのに自分で目標を設定し、それを努力で達成するなんて立派だと思う。世代的に大ジジイだと思うけどそうなってないし、緩い若者にも厳しい言葉を発することができる。
自分の反省としては、足を引っ張ったりハシゴを外したり、というバカなことはしていないけれど、会社にたくさん -
Posted by ブクログ
ネタバレ「40歳でなにものにもなれなかった」人に向けた中年以降のキャリア論。表紙に「この本は、まっとうなキャリア本ではない」と書かれている通り、キャリアを築くことに必死な人よりも、いわゆる役職に就くといった意味でのキャリアにとらわれるよりも、やりがいを感じて働きたい人向けにオススメの本。
個人的には共感する部分も多く、新たな気付きというより、あなたの路線でいいんだよ、と後押ししてもらえた気にもなり、苦笑しながら楽しく読めた。
以下、個人的共感ポイント(抜粋)
〇「年をとれば楽になる」は大間違い
・上司を追いつめる"ゆとりモンスター"
・部下が最大のリスク
〇今の上の世代は -
Posted by ブクログ
定年後の孤独を書いた本ですが、人生を幸せに導くあり方を、定年に焦点をあて、書いた本です。
文章は読みやすく、サラッと読めました。
個人的感想メモです。
↓
自律的で自己決定できている人は、承認欲求に流されずたくましい。
自律的で自己決定できる人があれば、会社と自己を一体化させ、依存するのでなく、会社と自分を共存させることができる。
自己を信じ挑み続けることができる。
会社に忠実な組織人ほど自律性が脆弱で「会社員でいること」が目的化し、自己の存在意義があやふやになる。
組織人としてでなく、「仕事人」として働くべき。
男は会話に結論を求め、女は共感を求める。
男は家族を養うために働き、女は