朝宮夕のレビュー一覧

  • 海月の骨

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    ネタバレ

    遺品整理で過去(思い出)をいとも簡単に捨ててしまう遺族たちと、過去に囚われ続ける水生と鳴海。
    そんな二人の物語だったと思う。

    折り合いをつけるために、誰のものとも分からない遺品を保管し続ける鳴海も、母親の呪縛から逃れられず心に蓋をする水生も、生きることへの意味を見出したくて特殊清掃、遺品整理という仕事をしていたと思う。

    特に水生が母親との一件で、何がゴミで何が思い出の品なのか分からなくなり、ゴミ袋に全て捨ててしまうシーンは、鳴海の過去に通ずるものがあり、読んでいて心が痛くなった。

    二人とも救われた…とまでは言い切れないが、変えられない過去に囚われず、一歩ずつ前へ進んでいけるようになったの

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    2026年09月13日
  • 海月の骨

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    読んでいて、言葉の一つ一つが繊細に描かれていて、優しく内包してくれるものがありました。
    つい物語に引き込まれて苦しくもなり、でも微かな光が見えていると言った面で希望を感じたりもしました。
    今作も良かったと思います。

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    2026年09月13日
  • 海月の骨

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    前作も良かったけれど、今作も一気読みするほど良かった。

    『アフターブルー』のときもそうだったけれど、自分の知らない世界で、誰かのために動いている人たちがいることを改めて感じた。

    知らない世界を少しだけ覗かせてもらったような読後感。 二課と特課のコラボも、いつか読んでみたい。

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    2026年09月07日
  • アフターブルー

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    特殊遺体の納棺を専門に扱う納棺師たちの話。被害者にスポットを当てる訳ではなく、死そのものは淡々と描いていて、余計な押しつけがましさがないのが良かった。自分の心にダイレクトに語りかけられている感じ。
    自分にとって生きるとは?を静かに問いかけられている気がしました。納棺師それぞれの背景が丁寧に描かれているので、どんな思いで仕事に向き合っているかも伝わってきます。

    無理にお涙頂戴にせず、静かに描かれているのが好きだし、心に響いて気づいたら泣いていました。
    また、この2課のメンバーに会いたいです

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    2026年09月06日
  • アフターブルー

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    納棺師という仕事がテーマの小説!納棺師という言葉を初めて知ったし、納棺師の仕事についても初めて知った。
    私が心に残っているのは、東雲くんのお父さんが仕事場に来た時、八宵が屋上で東雲くんに話しかけた言葉。私はとても心に響いた。

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    2026年09月05日
  • アフターブルー

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    納棺師という職業を初めて知った。事故や事件、自殺などで亡くなった損傷の激しいご遺体の復元処置を行い遺族と対面できるようにするという、精神的にも体力的にも大変な仕事だ。様々な理由でこの仕事をしている人が出てくるが、悩みを抱えながら真摯にご遺体と向き合う姿がかっこよかった。東雲くんが納棺師に関わる機会があったからではなく、成り行きで採用され、自分の仕事に誇りを持って前に進むところがよかった。

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    2026年09月01日
  • 海月の骨

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    孤独死した現場の清掃を行う「特殊清掃員」。
    「特殊遺品整理課」の2人はこころに傷……闇を抱えながら淡々と遺品整理を行う。

    「部屋にはそこで生きた人の人生が詰まってる」

    水生の送ってきた壮絶な人生。

    2課から移ってきた鳴海の壮絶な人生。

    どちらも想像を絶するものだけど、それ以上に2人が手がける特殊清掃が凄まじい。

    チラッと出てきた東雲くんが癒し。

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    2026年08月20日
  • アフターブルー

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    ネタバレ

    納棺師たちのお話。ドラマ『アンナチュラル』を想起させるような作品で、アンナチュラルが大好きだった自分にはとても好みな作品だった。文体もとても読みやすく、読む手が止まらなかった。
    どの章も印象的で、それぞれの登場人物の個性や関係性が愛おしくなってくる。
    人の最期と向き合うことは、自分の人生とも向き合うということ。
    ブルーアワー。薄明。自分の好きな空の景色が出てきてとても嬉しかった。
    章を進めるごとに登場人物たちが愛おしくなり、もっと彼らの日常を見ていたい。読み終わることが寂しくなるような作品。そんなお話に出会えるのは久しぶりだった。
    "死"は生きている人間は誰も経験したことが

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    2026年08月18日
  • 海月の骨

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    前作、アフターブルーの続きがまた読めるとは!とても嬉しい。

    今回焦点が当てられるのは特殊清掃の仕事。亡くなった人の人生を、遺品から垣間見ることになる。

    主人公の水生にも鳴海にも影がある。背負いきれないほどの重りを、仕事を通じて、二人が互いに託していく姿が切なく、あたたかい。

    「おせっかい」をして相手の領域に踏み込むことで、孤独死は減るはずだ、というメッセージが印象的。辛いテーマだが、救いのある、あたたかいお話だった。個人的にはアフターブルーより好き。

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    2026年08月21日
  • 海月の骨

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    ゴミか思い出かは、その人にしか分からない。
    思い出は、お金がたくさんあっても買えない。
    学生の時に、見て見ぬふりをすることはイジメと一緒と何回も聞いたのに、親とでも誰とでも自ら線引きすることが上手くなっていた。
    気付いていても声を掛けて、お節介を焼くことはしない。
    そういう世界が、孤独死を招くという言葉に、自分の薄情さに、傷付いた。
    『ちょっと踏み込む』
    気になったら、ん?と違和感を感じたら、ちょっと踏み込む。
    大丈夫?と聞いても大丈夫としか答えないから、勘違いでも、言葉に出してみる。
    今日から、一言でも言葉に出してみようと思った。
    主人公の水生と先輩の鳴海、大家さん、話中に出てくるみんなが外

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    2026年08月10日
  • アフターブルー

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    納棺師5人のお話

    それぞれどうして納棺師として働いているのか
    理由があって

    人の死とか遺族の気持ちを考えさせられる話

    ドラマにありそうな展開で、
    1日で読み切ってしまった

    続編出してくれないかな〜

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    2026年08月09日
  • アフターブルー

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    私は以前おじいちゃんの死で初めて納棺師という職業を知り、施行を初めて間近で拝見しました。初めての感覚でした。こんな職があるんだという驚き、綺麗になっているおじいちゃんを見ての感動、納棺師に対しての憧れ、この三つの気持ちが私の頭の中にぐるぐると浮かんでいました。葬儀の後「納棺師」について調べてみると小説「アフターブルー」が出てきました。私は早速購入して読みました。感激しました。こんなに心を揺さぶられる小説に出会ったのは初めてでした。納棺師の方々の素晴らしさや、命が一瞬で消えていく恐ろしさ、が痛いほど伝わってきました。私がこの職に出会え、この小説を読めたことは奇跡です。この奇跡の出会いに感謝し、こ

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    2026年08月01日
  • アフターブルー

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    心が浄化される感覚を覚えるそんな美しい話。
    納棺師という名前を聞いたことしかないような職種を取り上げて、最初は仕事の内容に関心しつつ、グロテスクな描写もあり、絵はなくとも情景を浮かべて「うぅ、、」となるそんな話だった。
    中盤に差し掛かってくると登場人物の過去経緯や、日本語の美しさが伝わる綺麗な表現、風景描写に心が染み染みとなった。
    また登場人物名も少なく、覚えやすいのも助かった。
    こんな素敵な本に出会えたことに感謝。
    私とはベストマッチな本でした。

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    2026年07月29日
  • アフターブルー

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    数年前、映画で知るところになった納棺師。それより、もっとディープな納棺師のお話。しかし、深い深い優しさに満ち溢れた作品。

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    2026年07月15日
  • アフターブルー

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    葬儀関係のプロ集団の中で、事件や事故によって損傷の激しい遺体を専門に扱う「二課」。
    納棺師たちは亡くなった人々の生前の面影を復元するために全力を尽くす…。

    これまで読んだ小説の中で、一番死を身近に感じました。
    事故、自殺、無理心中…想像を絶する死因の数々は自分や大切な人も無関係ではない、確かな現実として心に突き刺さります。
    本作は納棺師たち5人の、それぞれの働く理由や故人の思いを受け取る姿勢にスポットが当てられ、心の機微が繊細に描かれています。
    日々答えのない施行と向き合い、遺族が最後に目にする姿を少しでも生前に近づけようとするプロ意識に、ただただ頭が下がりました。

    主要人物はみんな空にま

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    2026年07月17日
  • アフターブルー

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    面白い。時間を忘れて読んじゃう。
    ドラマになったら面白そうだけど映像だとご遺体の表現がネックになるなー。

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    2026年07月04日
  • アフターブルー

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    人はどんな最後を迎えるかはその人次第だし、突然奪われてしまうこともある
    一瞬暗い内容に思えるけど、それぞれの人が物語に小さな灯りを照らしていた

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    2026年06月30日
  • アフターブルー

    H

    購入済み

    納棺師達を主人公とした小説です。
    小説だけでなく、テレビドラマや映画等で、葬祭に関わる人達を主人公とした作品が多く出ていますので、どうしてもその中の一つで時代の流れに乗った作品の様に思えますが、主人公の納棺師達自身が色々と抱えている人達で、その心の襞が現れた作品です。

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    2026年02月15日
  • アフターブルー

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    亡くなった人の最後のお支度をしてくれるのが納棺師です。この本ではご遺体の損傷が激しい方たちの修復作業と、納棺師たち各々の事情が紡がれていました。

    まず、登場人物たちの名前を目次に投影させていることに気づきました。

    次に、思わず目を背けたくなるような修復作業の過酷さに向き合う読書になると思いました。

    大切な人を失い、自分を生かしていくために作られたこの職場での逡巡する思いはとても重いものでしたが、いつか自分も味わう思いであるかもしれないと思い、目が離せませんでした。

    空の移り変わりと同じく、人生も一度たりとも同じではないということ、長いようで、あっという間に終わる人生の瞬間を紡ぎながら生

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    2026年09月01日
  • アフターブルー

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    ラジオでインタビューされていた作者の話しに興味を持ち手に取りました
    第19回小説現代長編新人賞受賞作

    淡々と描写される納棺師のお仕事の現実に心が慄く
    その納棺師達の人生が交差する

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    2026年09月13日