朝宮夕のレビュー一覧

  • アフターブルー

    Posted by ブクログ

    納棺師のの話だけではなく5人それぞれのストーリーがあって素敵な話だった。
    映画で有名な納棺師の話とはまた違った部署の話で、ご遺族のためにこういう仕事をしてくれている方もいるんだなと感じた。

    0
    2026年01月24日
  • アフターブルー

    Posted by ブクログ

    納棺師の中でも事故、事件、自殺など損傷の激しい遺体を専門に扱う二課で働く人たちは正にプロの技術と意識で復元していく。二課のみんなもそれぞれ辛く深い哀しみを背負っていたり、何かを捨ててきたりと複雑な生き方をしていて、だからこそ遺族や遺体に向き合う姿が真摯で胸が痛く切なくなる。壮絶である納棺師の仕事を通して生きること、遺される人の痛みをとても考えた。むごい描写や受け止めきれない衝撃もあるけど、重みがある内容には覚悟を感じ、この作品が新人賞だなんて驚きしかない。各界から大絶賛なのがわかる。薄明、とてもいい。

    0
    2026年01月09日
  • アフターブルー

    Posted by ブクログ

    死と向き合うことは自分の生と向き合うこと。
    残された者はどう生きればいいの。その答えはどこにもない。なぜあなたは死んでしまったのか、死人に口なしとはよく言ったもので、そんなものは死者がまとめて持って行ってしまう。この後わたしがどう生きていけばいいのかも教えて欲しいのに。だれもがそう迷いながら生きている。

    0
    2026年01月03日
  • アフターブルー

    Posted by ブクログ

    納棺師として働く人達のお話し。
    損傷具合の激しいご遺体を最期に対面できるように施行します。
    最期に顔を見れるかどうかって大きいですよね。亡くなった実感がないんですよね。

    各章ごとに視点が変わりそれぞれが抱える背景も描かれています。
    本作がデビュー作なんて、すごい!!
    今年最後の出会えて良かった。

    0
    2025年12月31日
  • アフターブルー

    Posted by ブクログ

    映画「おくりびと」で知られるようになった納棺師
    という仕事。本書はその納棺を営む会社が舞台で
    す。

    とはいえ、取り扱う「ご遺体」が、飛び降り自殺、
    轢死、事故死など「損傷が激しい」状態のご遺体を
    取り扱うのです。

    そのような状態から、ご遺族が対面できる状況に
    復元処理を施す部署で働く納棺師たち。彼ら彼女ら
    もまた、悲しい過去を抱えて仕事に向き合って
    います。

    各章が彼ら彼女ら納棺師のそれぞれが語り手と
    なり、仕事を通じて自らの過去に向き合います。

    「死」という最も縁遠いと思われがちの事象を
    通して、「生」を描ききった傑作です。

    0
    2025年12月14日
  • アフターブルー

    Posted by ブクログ

    無意識に頭の使うミステリ続きだったから、繊細な物語が読みたくて積読してたこちらを!
    とても読みやすくて、章タイトルの付け方にも惹かれた。

    損傷の激しい遺体の描写が生々しく想像すると辛くなるけれど、喪失を抱えた納棺師それぞれの過去、喪失への向き合い方、納棺師の仕事を通じて不器用ながら生きていく姿に、ふと「この物語とても綺麗」と感じた。最後は過去の自分と重なる部分があって涙堪えながら読んでた。

    読み終えてカバー外してタイトル見て、買ってよかった!ってついニコッとしちゃった!

    0
    2025年12月05日
  • アフターブルー

    Posted by ブクログ

    納棺師という職業がテーマの小説。
    率直な感想は心を動かされたということ。納棺師という職業は特殊で、さまざまな職業と距離を置いて見られることもあるかと思います。
    しかし、本作を通じて人の為に尽くす尊敬すべき職業というイメージを抱きました。
    ご遺体の施工は故人のためだけでなく、遺族のためでもある。故人の最期を納得した形にすることで大切な人を失った遺族の方々が少しでも早く日常に戻れるように後押しをする役割でもある。
    僕が読んできた中で一番死というテーマに向き合っている作品でした。

    0
    2025年12月02日
  • アフターブルー

    Posted by ブクログ

    人生の最後を考えるとき、家族に看取られながらとか、病院や介護施設で、とかを大抵想像する。突然の最後を迎える可能性もあるのだけど、想像するときにはその可能性を見ないようにしているかもしれない。
    あんまり考えたくないから。

    この物語は、特殊な状況で亡くなられた方を専門に扱う納棺師のお話である。
    顔が欠けていたり、損傷が激しかったり、体が棺に納められないような形になっている方を、棺に納めて見せられるようなきれいな状態にしてご遺族にお渡しする。
    納棺師といえば『おくりびと』という映画のイメージだったけど、亡くなり方も多種多様であればこういう処置が必要なのは当然。それなのに、そういうことを想像したこと

    0
    2025年10月20日
  • アフターブルー

    Posted by ブクログ

    5人の納棺師たちは全力を尽くす。遺された人々が、最後に顔を見てお別れを言えるように。

    「どんなに考えても、探しても、人が死んだ理由なんて絶対に見つからないんだよ」

    納棺師、遺品整理士、生花装飾技能士……葬儀関係のプロ集団「株式会社C・F・C」。
    とりわけ損傷の激しい遺体を専門に扱う「二課」は、無残な状態から生前の面影を復元するのがミッション。
    事故、事件、自殺ーー二課には毎日のように遺体が運ばれてくる。入学式を明後日に控え線路に正座していた少年、ゴミ屋敷で餓死した男性、幼い我が子を残して事故に遭った母親、飛び降りる瞬間を動画配信していた少女ーー
    二課の納棺師たちはその手で、失われた生前のお

    0
    2026年01月31日
  • アフターブルー

    Posted by ブクログ

    納棺師の仕事、苦悩、やりがいについて知ることができた
    生きている人間は死について考えることもないし、
    死に向き合うことって少ないけど
    絶対に死は訪れるもので 
    納棺師に限らず、死と向き合う仕事は
    世の中に必要不可欠だから私たちも知る努力をしないといけないなあと

    0
    2026年01月31日
  • アフターブルー

    Posted by ブクログ

    2泊3日で読み終えた。
    死についての描写ではなく、登場人物の人数分の抱えている背景を読むのが辛かった。人と人が出会うときの化学反応によって、それぞれの抱えている辛さが、少しずつ前進して終わってよかった。
    人は1人では生きていけないし、明日が来ることは当たり前ではないし、死はすぐそばにいる、忘れがちなことが思い出された。

    柳瀬博一さんの「親父の納棺」をまた読みたくなった。
    この本でいうところの1課の話だけどね、ハードではなく、おすすめ。
    ---
    追記
    他の人の感想を読んでいると、
    登場人物のそれぞれの物語として捉える人と、
    納棺師の話として捉える人の2パターンに分かれるの、面白い現象

    0
    2026年01月18日
  • アフターブルー

    Posted by ブクログ

    納棺師の仕事、
    ここでは損傷の激しいご遺体を扱う
    働いている人たちにもそれぞれ物語があり、切なくなる場面も多かったがなかなかよかったです

    0
    2026年01月13日
  • アフターブルー

    Posted by ブクログ

    損傷の激しいご遺体に真摯に向かう納棺師たちの仕事ぶりが、リアルな描写と共に描かれていたのが印象的
    でもそれだけではなくて
    読み進めていくにつれ明らかになる
    彼らの抱える喪失感を知るたびに
    私の心は緊張するのだけど、
    仕事を通して彼らの思いが優しく変化しているのをみとどけられるのがよかった。

    0
    2026年01月10日
  • アフターブルー

    Posted by ブクログ

    納棺師という仕事は知っていたが、破損されたご遺体を修復するというのは想像していなかった。確かに静かに亡くなる方ばかりではない。
    中々に痛々しい表現になっていたが不思議と嫌悪感はなかった。
    やはり死に方、自分がどんな最期を迎えるのかというのを考えさせられた。もう半分以上生きているのだがまだ死に際というものを想像できていない。
    当然の様に明日がくる、来週、来年があると思っている。予定も入れている。
    事故に遭ったり、外的要因であっさり逝ってしまうのかもしれない。考えたくなかったのかお気楽に考えていたのか分からないが、死を近くに感じるきっかけにはなった。

    各話毎にメンバーに照明があてられるが皆闇を抱

    0
    2026年01月09日
  • アフターブルー

    Posted by ブクログ

    五人の納棺師たちが主人公。ご遺体を復元するという納棺士の仕事自体がすでに重いのに、五人それぞれに重い過去があり読んでいて苦しくなる場面もありました。
    いやー、でも読んで良かったです。

    0
    2026年01月08日
  • アフターブルー

    Posted by ブクログ

    納棺師という仕事の中でもご遺体の修復を施行する職場に新入社員の東雲が配属され、ご遺体と向き合う中で、職場の人の過去やその関係性がみえてくる。
    人生の最期を紡ぐその仕事は、当事者への処置だけでなく、残された人へのお別れにも繋がる。

    納棺師としての仕事だけでなく、人を愛することや語りかけてくれる物語。

    記録に残したい一文
    誰が誰を愛そうが、他人が関わる余地などないのに、人は他人の愛に敏感だ。

    0
    2026年01月05日
  • アフターブルー

    Posted by ブクログ

    産婦人科のように、生を扱う仕事があるならば、この本のように、死を扱う仕事もある。

    表の反対は裏、光の反対は影。
    そんな当たり前に気づき、世界が2倍に広がって感じられた本。

    人は必ず誰かとつながりをもっているので、誰かの死を扱うことは誰かの生きるを扱うということでもある。
    全ては生きている人のための物語

    0
    2026年01月04日
  • アフターブルー

    Posted by ブクログ

    納棺師の登場人物それぞれの境遇と遺体と向き合う場面が複数あり、朝未と八宵と東雲の関わりが温かかった。
    職場の人、友達、仲間などの名前がつかない関係性から登場人物の心境の変化が描かれていた。
    葬儀業界かなり大変そうだな…

    0
    2026年01月03日
  • アフターブルー

    Posted by ブクログ

    最初は、舌打ちとか素行の悪い登場人物に読みにくさを感じていたが、内容の方でどんどんに引き込まれていった。
    なんとなくそういうお仕事があることを知ってはいたけれど、ここまで詳しくは知らなかった。

    「果肉を取り出したぶどうの皮」とか
    「枝豆を食べた後のさや」とか
    描写がわかりやすくて、想像しやすいったらない。

    『いい子』についても詳しいと思った。
    親の求める人間像に必死で擦り合わせながら生きてきたら、「自分に対して無知」になってしまうとか。

    もっと先の物語も読んでみたい。
    続編出ないかな〜。

    0
    2025年12月25日
  • アフターブルー

    Posted by ブクログ

    いわゆるお仕事小説と言って良いのでしょうが、それにしても最初の遺体の損傷状態や復元していく過程の描写で、文章なのにとてもリアルで重く読むのを止めようと思いましたが、とりあえず最後まで読み切りました。

    私は祖母、両親と看取ってきて、(特殊な亡くなり方ではなかったですが)遺体(人の死)と向き合うというのはただ近しい人が亡くなって悲しいとか寂しいだけではない生きる意味や死とは何かを考えさせられました。

    一課(一般処置衛生課)であっても死の裏側にあるものに揺さぶられるものがあると思うが、二課(特殊復元処置衛生課)ともなると同じ死を扱うにしても相当精神が追い込まれていくのがヒシヒシと伝わる。奇麗に復

    0
    2026年01月06日