朝宮夕のレビュー一覧

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    納棺師って映画「おくりびと」で見たイメージ。


    この小説はより踏み込んだ描写、言ってしまえばご遺体の凄惨さを伝える描写をはっきりとしており、なお一層この職業の過酷さを伝えていました。そんな描写のインパクトの凄さに関わらず、読み終わってじんわりと心が温かくなったのは物語にしっかりとメッセージ性があって、伝えるための繊細な筆致があったから。作者の次の物語も楽しみになる小説でした。

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    2026年03月07日
  • アフターブルー

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    納棺師たちによる連作短編集です。
    同じ職場が舞台で、それぞれの登場人物がそれぞれの視点から納棺師の立場と自らの過去について向き合います。

    優しい物語でした。
    読後感も良いです。
    納棺師の物語なので死は大きなテーマですが、同時に生きることについても深く掘り下げて描かれています。
    自分らしく生きることについて問いかけられる物語でした。

    人は人にしか癒されないのかもしれません。
    心に大きな傷を負ったとして、それを癒すのは人しかないのかもしれないと感じました。

    良いお話でした。
    綺麗にまとまりすぎている部分も多々ありますが、あくまでもフィクションなので心地よく最後まで楽しめました。
    ただ、表紙の

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    2026年03月06日
  • アフターブルー

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    轢死、飛び降り、腐乱死体など、損傷の激しいご遺体を、遺族がちゃんとお別れが出来る様に良い状態に戻す施行を行う納棺師。世間からは、忌み嫌われる職業。ある葬儀社の部署名「特殊復元処置衛生課」に属する有明課長、メンバーの朝未、八宵、入相、新卒の東雲の5名の物語。其々が心の内に抱える闇が描かれるが、やはり夫を自死で失った八宵の痛みと、そこから再生に向かう姿が最も印象的であった。
    読み始めてすぐは、遺体の特異な状態を説明する描写についていけないかと思ったが、そんな遺体に向き合う彼らの背景や、お互いを思い遣る関係性などに救われて読み応えがあった。

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    2026年03月05日
  • アフターブルー

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    納棺師、あまり聞いたことがなく、とても興味深かった。いきなり最初からグロテスクなシーンがあったため、これが続くのかと内心心配だったけど、人間模様がメインで進んでいき、最後はとても心が温まった。最初から最後まで東雲くんの純粋さと真っ直ぐさに心洗われた。

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    2026年03月05日
  • アフターブルー

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    朝宮夕先生のデビュー作
    これがデビュー作とは思えないほど衝撃的な内容

    ストーリーは納棺師5人を描く連作短編集
    納棺師といっても、かの有名な『おくりびと』のような綺麗に描かれたものじゃなくて

    事故や自殺や事件で亡くなった損傷の激しい遺体を修復して納棺する納棺師のお話

    修復するならいいじゃんって、思ってたけど

    修復=綺麗

    ではないことを、この作品で知った

    人は死ぬと形が変わる、それでも、どんな形になっても、無理やりにでも棺に入れなくてはいけないという衝撃の事実に戸惑いながら読んだ

    綺麗にするのは、見える顔だけ

    見えない身体は、ただ納める

    交通事故でほぼ身体が真っ二つになり、内臓が

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    2026年03月04日
  • アフターブルー

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    2026/4/2
    遺体を修復し、納棺するお仕事。

    そんな仕事があるなんて考えたこともなかった。
    人の死も、病死、交通事故死、自殺だけじゃなくて他殺だったり風呂死もあるんだよね。
    自分が死ぬとき、家族が死ぬ時はどうなるんだろうって考えた。

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    2026年04月02日
  • アフターブルー

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    このところ映像化をイメージできる作品が多かったけど、これは無理かもしれない。
    誰もができる仕事ではない…初めて知る世界のお話でした。作品を書く上での取材も大変だったんじゃないかと想像してしまう。
    そして私はまだ身近な大切な人たちが生きていて死に直面していない幸せな人間なのだと気づきました。

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    2026年04月01日
  • アフターブルー

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    ネタバレ

    納棺師に関する話で、
    読むタイミングを気をつけないとリアルな描写が怖く(損傷の多いご遺体を扱うシーンのため)感じることもあった。
    業界としては悲しいことがないと関わることがないが、登場人物の想いも描かれている様子にはこういう方に感謝だなと思った。
    実際は就職してもやめる人が多いというのはほんとだろうなと思った。
    朝未と八宵のコンビネーションがいいのはすごい想像がつくし、新入社員の東雲は最初はかなり冷たい人かと思ったが、八宵を慕っている姿勢、家庭環境や八宵の夫が自殺した過去をもち、葬儀社を利用した客から働くようになったことも打ち明けられてお互い守り、信頼していく様子にどんどん人間らしさを感じた。

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    2026年03月13日
  • アフターブルー

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    え、新人なの? と感じるほど読みやすい。このような職業で支えてくれている人がいるのだ、とグッときた。表には出ないけど必要なこと。他にもあるんだろうな。

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    2026年03月08日
  • アフターブルー

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    2026.3.2
    納棺師という仕事があることを知ったし、こういう仕事をしているということに尊敬。
    納棺師がいるから故人とのお別れの時間を大事にできるんだな。
    ご遺体の描写は苦手だったけど、これが現実。

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    2026年03月06日
  • アフターブルー

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    「納棺師の物語」という前情報だけで読み始めた一冊。登場するご遺体の状況はかなり衝撃的で、細部を思い浮かべすぎないようにしながら読み進めた。登場人物それぞれが抱える過去や痛みが丁寧に描かれていて、ときに読むのが少し辛くなる。それでも、静かに心に染み込む物語だった。

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    2026年03月04日