朝宮夕のレビュー一覧

  • アフターブルー

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    納棺師のお話。
    と聞くと、「おくりびと」みたいな感じ?と思うが
    この小説の舞台はもっと悲惨なご遺体を担当する「ニ課」。
    それぞれの喪失感を抱えた納棺師たちが、ご遺体と向き合う姿に胸がギュッとなります

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    2026年03月18日
  • アフターブルー

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    ネタバレ

    ここで描かれているご遺体は、一見非常にグロテスクで見るに堪えない。しかしそのような状態のご遺体に怯むことなく真摯に向き合い、処置を施していく納棺師の姿を何度も見せられると、なぜかそういう気持ちが薄れていき、中盤以降はあまり気持ち悪く感じなくなっていた。不思議だ。

    様々な過去を抱えた納棺師たちは、新入社員の東雲の人柄に触れるにつれ、少しずつ自分で自分にはめていた枷を取り除いていく。しかし東雲自身も、とても大きな枷を自らに課していた。

    ご遺体となって登場する人々の死の理由については、ほとんど触れられる事がない。そんなものは本人にしかわからず、生きている人間があれこれ勝手に理由を付けることに意味

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    2026年03月13日
  • アフターブルー

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    これがデビュー作とは…!幸先楽しみな作家さんがまた1人増えた。誰もに訪れる«死»を舞台に、それに携わる人達の短編集。訪れた死を前に納棺師たちとその見習いの、それぞれ抱えたものを丁寧に詳らかにしていくその筆は優しいだけでは終わらないけど、最終的には優しさに満ちてるなんとも不思議な読後感。次作が待ち遠しい作家さんに出逢えて嬉しい。

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    2026年03月12日
  • アフターブルー

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    私の知る納棺師のお仕事とは異なる現場のそれぞれに喪失感を抱えながらも仕事を通し仲間に支えられて今の一瞬を懸命に生きている姿が描かれている感動の作品でした。
    一瞬の出来事を繋ぎ合わせて長い人生になる。その一瞬に逃げ出したくなることも、逆にとても幸福な事もあると思う
    一瞬を切り取って考える事は危険でもあり、でもその一瞬にしか見えない事もあり
    生きるって本当に難しいよと思う作品でした。

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    2026年03月10日
  • アフターブルー

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    身内の不幸が重なったことがきっかけで葬祭業界に興味をもち本作を手に取った
    復元納棺師という職業を知る良い機会になった
    登場人物それぞれの視点が描かれていて、納棺師になるまでの背景や事情に触れられている
    文章はとても読みやすかったがあまり感情移入できずなんとなく薄く感じてしまった

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    2026年04月19日
  • アフターブルー

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    ネタバレ

    (良)ほとんどオーディブルで聴く。『ほどなくお別れです』に似た雰囲気を感じました。納棺師お仕事小説。新入社員を迎え、一人一人複雑な過去の事情や思いを抱えているが影響し支え合い前へ進んでいく。いい話によりすぎて天邪鬼が発動してしまい、東雲が実はサイコパスなんじゃないかとか、東雲が父親に惨殺されて、その処置をしてもらうとか、残酷な想像が膨らんでしまいました。また、自分の過干渉な両親は振り払ってしまっているのに、誰かの人生を繋ぎたいとか。矛盾しているように思えてしまったな。

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    2026年04月16日
  • アフターブルー

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    納棺師の仕事に誇りを持った人達の話。新人も含めそれぞれの章に異なる視点で語られていく。命を終えた人に最後の華を持たせるという言葉がぴったりだと思った。
    良いお話でした。

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    2026年04月14日
  • アフターブルー

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    同じ会社で働く納棺師5名それぞれの物語。
    ベテラン、中堅、新人。
    この仕事を始めたきっかけや理由はそれぞれ異なるが思いは同じものを感じた。
    色んな事情を抱えたご遺体がやってくる。
    人間の形を留めていないものや私達が普段目にする事もする事も無い状態になっている。
    そんな遺体を綺麗に復元し美しく整える。
    納棺師とはこんなことをするんだと改めて知った。

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    2026年04月11日
  • アフターブルー

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    2026/4/2
    遺体を修復し、納棺するお仕事。

    そんな仕事があるなんて考えたこともなかった。
    人の死も、病死、交通事故死、自殺だけじゃなくて他殺だったり風呂死もあるんだよね。
    自分が死ぬとき、家族が死ぬ時はどうなるんだろうって考えた。

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    2026年04月02日
  • アフターブルー

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    このところ映像化をイメージできる作品が多かったけど、これは無理かもしれない。
    誰もができる仕事ではない…初めて知る世界のお話でした。作品を書く上での取材も大変だったんじゃないかと想像してしまう。
    そして私はまだ身近な大切な人たちが生きていて死に直面していない幸せな人間なのだと気づきました。

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    2026年04月01日
  • アフターブルー

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    ネタバレ

    納棺師に関する話で、
    読むタイミングを気をつけないとリアルな描写が怖く(損傷の多いご遺体を扱うシーンのため)感じることもあった。
    業界としては悲しいことがないと関わることがないが、登場人物の想いも描かれている様子にはこういう方に感謝だなと思った。
    実際は就職してもやめる人が多いというのはほんとだろうなと思った。
    朝未と八宵のコンビネーションがいいのはすごい想像がつくし、新入社員の東雲は最初はかなり冷たい人かと思ったが、八宵を慕っている姿勢、家庭環境や八宵の夫が自殺した過去をもち、葬儀社を利用した客から働くようになったことも打ち明けられてお互い守り、信頼していく様子にどんどん人間らしさを感じた。

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    2026年03月13日