ベン・メイブリーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
全3巻の第2巻!だんだん知っているプレミアリーグになってきました。今回はユーロ96を終えた1997年から2010年頃まで。それはマンUとアーセナルの二項対立の物語から始まります。つまりファーガソンとヴェンゲルの両極が織りなすストーリーです。「彼(ヴェンゲル)にはイングランドのフットボールの経験がない。日本から来たんだ。」というファーガソンの冷たい言葉。初めての外国人監督が持ち込んだサッカーとイングランドサッカーのプライドの衝突です。そのぶつかり合いは1995年のボスマン判決とシンクロして自分が知っているスター選手がキラ星の如く登場しつつプレミアリーグのサッカーをプレミアムにして行きます。そして
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Posted by ブクログ
8月18日に田中碧選手が今年昇格のリーズのスタメンとしてプレミアデビューを果たし現在、プレミアリーグに在籍する日本人は5人!二部にも9人!すごい時代がやってきました。(田中選手23日のアーセナル戦で膝痛めたらしく心配…)ただマンUとリヴァプールとアーセナルとか…あとチェルシーとかマンチェスターシティとかも…そうユーロに出場するチームだけなんとなく知っていた時代から、もっといろんなチームを知っておかないと日本人選手の現在地がわからなくなる時代でもあります。ブライトン、クリスタルパレス、トッテナム…そうそう、この本ではリーズは消えていましたが再復帰ほやほやなのも調べて知りました。前にBSの番組でプ
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Posted by ブクログ
勘違いしてたなぁ。プレミアリーグってイングランドリーグが看板を架け替えたものだと思っていたんだ。
プレミアが始まったのは1992年。サッカーがビッグビジネスになるのに合わせて、もっと儲かるリーグにするためのビッグクラブによるクーデターだったんだね。その目論見は大成功し、今やプレミアは最大のサッカーリーグだ。
プレミア以前、イングランドではサッカーのテレビ生放送は禁じられていたんだそうな。サッカーは「スタジアムで観戦してこそ」ってわけだ。頷ける道理だし好みだけど、ファン層の拡大を目指すには、古い習慣から脱しないといけないよね。
1巻は1992年から1996年まで。マンチェがリヴァプールに追い付く -
Posted by ブクログ
全史である。その1巻の半分はプレミアリーグ発足前のことで、TV中継が始まった頃とか、フーリガンとサッチャー政権のこととか、いや、もっと前のサッカーの起源から書かれていると言っていい。
プレミアリーグ以前が長いと思いつつも必要な基礎知識で、図、写真入りでわかりやすい。とくにサッチャーによる政策の影響がフーリガンにつながる、という第1章はとても興味深かった。
そして、いよいよイングランド・フットボールリーグからの独立。プレミアリーグが発足する。それまでの数年の出来事などはドラマを見ているようだ。
イングランドの長い長いフットボールの歴史の重厚さを感じる、そんな本。
巻末の「20の小さなもの