あらすじ
いま、最高に盛り上がっているプレミアリーグの歴史から文化をベン・メイブリ―さん視点で解説。世界一面白いプレミアリーグ本!
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Posted by ブクログ
欧州サッカー好きにはお馴染みのエピソードもあり、また知らない話もあり。
単純に面白くてイッキ読みでした。全3巻なので、もちろん続きも読みたいと思います。
Posted by ブクログ
8月18日に田中碧選手が今年昇格のリーズのスタメンとしてプレミアデビューを果たし現在、プレミアリーグに在籍する日本人は5人!二部にも9人!すごい時代がやってきました。(田中選手23日のアーセナル戦で膝痛めたらしく心配…)ただマンUとリヴァプールとアーセナルとか…あとチェルシーとかマンチェスターシティとかも…そうユーロに出場するチームだけなんとなく知っていた時代から、もっといろんなチームを知っておかないと日本人選手の現在地がわからなくなる時代でもあります。ブライトン、クリスタルパレス、トッテナム…そうそう、この本ではリーズは消えていましたが再復帰ほやほやなのも調べて知りました。前にBSの番組でプレミアリーグが衛星放送マネーで成立する際のドキュメンタリーを見たことがあります。この全史もサッカービジネスについても書かれているのかな?と思いましたが、それはそれは熱いチームの歴史、チームとチームの因縁の歴史でありました。いやチームと地域の絆の物語か。「勝利よりずっと重要なのは、そのファンが自分は誰であるか、そしてそれをいかにして表現するかということなんです」ジャーナリストのジョナサン・ウィルソンが昨年『The Guardian』に書いた言葉が本書の背骨となっています。なのでヘイゼル・スタジアムの悲劇やヒルズボロの悲劇についてのサッチャー政権への眼差しは厳しいものがあります。新自由主義によって格差の広がる過程とサッカービジネスが巨大マネーによって流れる大河小説の始まりです。いや平家物語か?源氏がマンUで平氏はリヴァプール?これは2も読まない訳にはいきません。
Posted by ブクログ
イングランドのプレミアリーグがこれほどまでに盛り上がりを見せている背景には、フットボールがイングランドにとってどのような存在であり、どのように人々に楽しまれてきたかという長い歴史が深く関係していることを知り、より一層理解が深まった。スポーツ業界を発展させるためには、放送権や資金といったスポーツ本来の技術や楽しみ方を超えた複雑な要素が不可欠であると感じた。もともとの起源は「楽しむこと」にあったとしても、規模を拡大し、多くの人々を惹きつけるには、資金力や権力といった現実的な側面も無視できない重要な要素であると実感した。
Posted by ブクログ
全史である。その1巻の半分はプレミアリーグ発足前のことで、TV中継が始まった頃とか、フーリガンとサッチャー政権のこととか、いや、もっと前のサッカーの起源から書かれていると言っていい。
プレミアリーグ以前が長いと思いつつも必要な基礎知識で、図、写真入りでわかりやすい。とくにサッチャーによる政策の影響がフーリガンにつながる、という第1章はとても興味深かった。
そして、いよいよイングランド・フットボールリーグからの独立。プレミアリーグが発足する。それまでの数年の出来事などはドラマを見ているようだ。
イングランドの長い長いフットボールの歴史の重厚さを感じる、そんな本。
巻末の「20の小さなものがり」という20クラブの豆知識が書かれているが読み応えあり。
まだ1巻だ。全3巻の。楽しみだ。