【感想・ネタバレ】プレミアリーグ全史 3のレビュー

あらすじ

「ミラクル・レスター」、クロップとグアルディオラの登場、ブライトンとパレスのライバル関係……圧巻のボリュームでおくる最終巻!

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Posted by ブクログ

自分がサッカーの面白さに気づいたのはNHK BSが放送するプレミアリーグの試合を16:9の画角の映像で観たことによります。ちょうど自宅のテレビを大きくしたタイミングが2009年だったのでその頃のことでした。きっとピッチ全体が映る引きの画面にサッカーの戦術を感じたのだと思っています。ボールを持っていない選手の動きの面白さに初めて気づいたのです。「プレミアリーグ全史3」はそんな時代から現在に至るまでの歴史です。「プレミアリーグ全史2」ではマンチェスタ・ユナイテッドのファーガソンとアーセナルのヴェンゲルの戦いにチェルシーのモウリーニョとリヴァプールのベニテスが加わるまででしたが本書では、そこにマンチェスター・シティのベップとリヴァプールのクロップが登場し、さらにトッテナムを入れた「BIG6」時代の話です。世界的な名将の登場によってピッチ上の戦術が精緻に進化していくことが横糸だとすると、シティ隆盛のきっかけとなるオーナーシップに代表されろマネーの流れが縦糸となります。特に最終章の「プレミアリーグのこれから」はサッカービジネスの現状の問題に対する指摘が、深いサッカー愛によってなされて迫力を感じます。そして「全史1」「全史2」「全史3」を通して公共財としてのサッカーを考えることを教えてくれました。サッカーを巡る「愛」と「技術」と「マネー」の明日は、どっちだ?!

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2025年12月31日

Posted by ブクログ

リアルタイムでプレミアリーグや海外サッカーを見始めた頃のエピソードが多くその当時は知らなかった、あるいは気にもしていなかった背景も詳しく説明されていて2倍楽しめました。

ベン・メイブリーさんは話も上手くて面白いけど文章で読むともっと面白いです。4が出るのも楽しみに待ちます。

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2025年10月25日

Posted by ブクログ

シリーズ完結の3巻。ペップ・シティとミラクルレスター、そしてビッグ6を経て新たな時代へ。

何度か出ているUEFA内のスーパーリーグ構想。周期的に浮かび上がってはたち消えている話なので、なんとかして利益追求という面で形にしたいという思惑があるのでしょう。そうじゃあないんだ、ということをクラブ運営に関わる人たちにはよく知っておいていただきたいものです。一部の強豪クラブ、この場合の強豪は金満と言い換えてもいいかもしれませんが、だけで回るリーグは面白くない。
ミラクルレスターのような事件があるから面白いのであるのです。

レスターが優勝した時のシーズンについての話は興味深かったです。リーグの流れとして歴史を振り返った時に、他の上位常連クラブの転換点が重なったという、ここぞというタイミングで巻き起こった奇跡。なんといっても、そのメンバーに岡崎慎司がいたことが頼もしい。スタメンだしね。エスパルスが育てたんだよ、最初の最初は
。クラブの5番手FWだった岡ちゃんが、本人の努力と、それを発揮できるタイミングが重なって、チャンスをものにして成り上がってゆく、という物語。多くの日本人選手が海外クラブに在籍しているわけですが、クラブの伝説になりえた選手ってなかなかいないと思います。古今東西問わずですが。岡ちゃんが、そういう存在になれたということはただただ嬉しい。ミラクルレスターのメンバーだった、というだけで認知はされるしね。中田がローマ時代のユベントス戦を語り継がれるように、俊輔がCLのユナイテッド戦のFKを語り継がれるように、岡ちゃんもレスターでの活躍は語り継がれてゆくのです。素晴らしい。

「スポーツウォッシング」かぁ。
スポーツと政治は切り離して考えるべきではあるのですが、都合よく利用する存在をなくすことは、一朝一夕にできることではないので、常に見張ってゆくことが大事なのだと思います。体制内からも外からも。オリンピックを政治利用した頃から変わってないんだろうなぁ。


フットボールの進化によって生み出される熱狂とお金。
その光と影の二つ。共存も背反もする要素についての話が随所にあって、フットボールの未来を語る上で避けられないことではあるのですが、うんざりする気持ちになってしまいます。
シンプルにいい試合をたくさん見たいだけなんだけどなぁ。

そうは言いつつも、見たくないものから目を逸らすことは違うことなのだよなぁ。それこそスポーツウォッシングに利用されることになってしまう。賞賛と批判を同居させてスポーツ観戦楽しみたいものです。信仰と誹謗にならないようにしないと。

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2026年05月09日

Posted by ブクログ

グルディオラとクロップによりプレミアに戦術革命が起こる。逆にイングランド伝統の「らしさ」は後景にさがっていく。
あわせてもっとも資金が流れ込むリーグとなり、クラブの所有者、あり方も変わってしまう。クラブの所有者にとっては「年間シートを持つサポーター」がお荷物の存在なんだそうな。「おらが町のクラブ」ではなく「世界で注目されるクラブ」の側面が強くなってきている。どちらが正しいのかはわからないけど、アーセナルの大砲のエンブレムはずっとそのままであって欲しいな。

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2025年12月27日

Posted by ブクログ

ただひたすら試合しか観てこなかった私は、プレミアリーグの楽しさを半分も理解してなかったんだな、と思うくらい3冊通して面白かったし興味が倍増した内容でした。
3冊に収まりきらなかった話はいくらでもあるだろうから、いつかまた4冊目も読みたいなと期待しています。

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2026年01月09日

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