高橋啓のレビュー一覧

  • HHhH プラハ、1942年

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    歴史小説の新しいスタイルで評価は高く、文学的意義もありそうだが、単純に私にはちょっと読みづらかった。没入しづらい。でも終盤は集中して一気に読める展開で面白かった。諦めず頑張って読んで良かったな、という感じ。ナチの歴史ものだが知らなかった史実もあり、興味深く勉強にはなった。

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    2024年04月11日
  • HHhH プラハ、1942年

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    ’14年に単行本で購入(検索したら文庫でしか出て来なかった)。構想を練り、物語を構築する過程も物語の内という奇妙な小説。
    初読時、ナチスドイツへのズデーデン地方割譲の経緯経過が、ロシアのクリミア併合と被って見えたことを思いだした。

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    2023年09月07日
  • 認知アポカリプス――文明崩壊の社会学

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    ネタバレ

    文明・技術の発達で自由時間が圧倒的に増えたはずの人間だが、得られた自由時間はネット漬けにされている。商売や自己顕示欲を満たすという目的からネット空間やメディアが人々の注目を奪うための戦略に特化していった結果、脳が生理的に注意を向ける仕組みに沿って刹那的な注目→満足を繰り返すことばかりで時間が浪費されるようになり、人類の進歩を促すような長期的な利益が得られなくなっているというのが趣旨だと思う……のだが、広くいろいろな分野の関連情報を次々並べたてているのと結論が弱いためにまとまりがない印象を受けるかも。
    そういった状況に陥っているのは清き人間本性が資本主義や特定の人物・団体の陰謀に歪められているの

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    2023年05月28日
  • 編集者とタブレット

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    主人公はフランスの編集者。紙の本をこよなく愛するが、このごろは電子ブックに押され気味。原稿もデータで渡され、タブレットで読むように言われる。打ち合わせは、ビストロではなくスシ・バーで、飲み物はワインではなくビールとコーラだったりする。世の中の変化に苛立ちながらも、タブレットと悪戦苦闘する。
    私のような紙の本大好き人間には、共感の嵐だった。フランスらしいエスプリの効いたストーリだった。

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    2022年07月08日