ウィリアム・S・バロウズのレビュー一覧

  • クィア

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    バロウズの中ではいちばん好きかも。『ジャンキー』と同じ文章が載ってると思ったら、やはりそうであった。

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    2025年09月14日
  • クィア

    Posted by ブクログ

    ウィリアム・バロウズ『クィア』を読んだ。メキシコシティに暮らすヤク中でゲイの中年男性リーと、若く美しい恋人アラートンとの短い恋愛の話。

    メキシコシティの社会情勢からくる荒廃した治安の悪さの描写と、そのなかに突然現れる美しいアラートン。男女の恋愛話なら、荒んだ日常にいきなり魅力的な人物が登場するのはよくあるフィクションの始まり方だと思う。

    作中には、いわゆるゲイバー(文脈的にはハッテン場的な意味合いに近い)で性行為の相手を探す場面がたびたび出てくる。そして、リーがアラートンとの関係を切実なまでに保とうとするのは、当時の同性愛者を取り巻く社会的承認の欠如と出会いの困難さから来るのではないかと思

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    2025年05月12日
  • クィア

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    もしかしたら初バロウズかもしれません。もうパッとしないのしないのって、本当にパッとしないオジサンの身勝手な一方通行のナルシスティックな愛を、ひと時の恋の思い出に変換したみたいな…どうしようもない激甘(歪んだ苦い甘み)ラブロマンスなので、もしかしたら太宰好きとかに良いのかもしれませんし、中島らも好きなら問題なく楽しめると思います。
    訳は滑らかでどこも止まることなくさらさらと進みます。読みやすい。

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    2025年04月10日
  • クィア

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    作品全体には強い感情の爆発はなく、淡々とした、乾いた語りが続く。けどその乾燥は無感情ではなく、重たい倦怠感をまとった乾き。リーは嫉妬し、執着し、欲望に振り回されるが、それを激情としてではなく、疲労の中で繰り返す。人生は止まらない。倦怠の中でも旅は続く。
    アラートン(モデルはアデルバート・ルイス・マーカー)との関係は、肉体関係があっても感情は対等ではない。アラートン( 実在の若いアメリカ人男性)は、バロウズよりかなり年下で、性的アイデンティティも流動的だったと言われている。

    リーの方が明確に欲望を抱き、アラートンは「今日はやってもいいよ」と許可する側。そこには温度差と主導権の差がある。触れられ

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    2026年02月07日
  • 裸のランチ 完全版

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    これなら中島らもの方が好きだな。乱痴気騒ぎならボリスヴィアンだし。最初と最後は上手かったが、あとはあまり美しくない単語の羅列に感じた。

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    2025年09月12日
  • ジャンキー 完全版

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    「麻薬は刺激ではない。麻薬は生き方なのだ。」
    「快楽とは物事を特別な角度から眺めることだ。」
    陶酔下の思考を濃密に描いていると思いきや、終始淡々とした文章。『裸のランチ』が楽しみ。

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    2025年08月22日
  • クィア

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    初バロウズ‥‥。なので37年ぶりの改訳版らしい今作なら読み易そうだと勝手に予想して購読。面白かったが、オビのコピー「切なさが残る大人の恋愛小説」では決してない。ジャンキーを美化しないように、河出文庫さん。

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    2025年05月07日