大島一彦のレビュー一覧

  • 高慢と偏見

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    昔のイギリスの結婚前の男女の葛藤と恋愛模様を描いた名作。読後感がうっとりと素晴らしい。恋愛や結婚を前向きにとらえられて、長い人生を良き伴侶を得て過ごす幸福を思える。何度も読み返してみたい。

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    2025年11月01日
  • 高慢と偏見

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    映画を見たことがあったから、ストーリーや結論は知っていたのだが、やはり面白かった。
    ミスター・ベネットや、ダーシー兄妹、エリザベスなど魅力的なキャラクターがたくさん出てきて、200年前の小説だと思えないほどスラスラと読める。また、こんな感じの人いるな、をこれでもかと誇張したミスターコリンズやミセスベネット、リディアなどは読んでいる時にクスッと笑ってしまう。オースティンの他の作品も読んでみたくなった。

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    2025年10月10日
  • 高慢と偏見

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    ネタバレ

    最初のダーシーとエリザベスの出会いにこれからどうやって仲良くなるのかとても不思議だった。末っ子の行く末に驚愕した。最後の方はこのあとどうなるのだろうと読む手が止まらなかった。若草物語や赤毛のアンのように女性作家が描く女性たちの言動や心理描写が本当に面白く、読む手が止まらなかった。訳文も古典に読み慣れていない私でもわかりやすく、訳者に感謝。忘れた頃にもう一度読みたい。

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    2024年11月10日
  • 高慢と偏見

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    私の好みですが、光文社から出てる小尾芙佐さんの翻訳より丁寧な文章で読みやすく感じました。

    挿絵も当時の風俗や文化の参考にもなって、ちょうど良いです。

    このジェイン・オースティン&大島一彦訳にはまって、次に読んでみたのが同著者の「ジェイン・オースティン」(中公新書)です。
    ジェイン・オースティンの数少ない解説本で、他の作品も読んでみたくなりました。

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    2024年06月23日
  • 高慢と偏見

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    大島一彦さんの訳が格調があると聞き読んでみた。少し難しい言い回しもあったけど、やっぱり面白い!大島さん訳の別のジェイン・オースティン作品(マンスフィールド・パーク)も再読したくなる。説得も訳されているようなので探してみよう。

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    2024年06月11日
  • 高慢と偏見

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    ネタバレ

    この本の真価は私には分からないが、胸キュンさせられるのは確か。

    エリザベスが自身の高慢さと、如何に偏見を持っていたかを自覚するシーンが一番好き。

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    2024年04月16日
  • 高慢と偏見

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    全ての恋愛映画の祖って印象。キャラクターもわかりやすく魅力的で、すごくストレート、シンプルで、それでいてエンターテイニングなストーリーでした。乱高下こそしないけど、当時の、作者の、古き良き歴史観がすごくまっすぐで素敵でした。おじさんの中にある乙女心が揺さぶられました。

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    2024年02月07日
  • 高慢と偏見

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    こんなに面白い本を今まで読んでいなかったとは。。。
    胸キュンの王道みたいな話だった。
    あんなに嫌っていたダーシーにだんだん心惹かれていく部分はこちらもなんかドキドキしてしまった。ダーシーが、エリザベスを、助けるためにひっそりと力を貸していた部分は本当にかっこよかった!こっそり助けていてその事実を伏せていて、後でばれるという王道展開だったが、それもすごくよかった!
    親が娘にお金持ちと結婚させたいという話は古今東西世界中であった話しなんだなと思った。

    挿絵も素晴らしい!!

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    2023年11月05日
  • 高慢と偏見

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    登場人物が魅力的で
    当時の時代背景や結婚観を知らなくても
    共感でき、感情の変化の描写の細かさに
    引き込まれる

    物語の面白さもさることながら、
    高慢と偏見によって人生を左右される
    危険性と人間の本質を考えさせられた

    何度も読み返したい

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    2023年09月22日
  • 高慢と偏見

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    ユーモアあふれる素晴らしい訳。挿絵が入っているのも嬉しい。
    高慢と偏見の面白さはその豊富な人物描写にあると思うけど、オースティンのすごさを知るのにうってつけの、最初の一冊だと思う。

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    2022年09月20日
  • 高慢と偏見

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    普段、ロマンスといえばBLばかり読んでいる私でしたが、現代でも色褪せない人間の愚かさと気持ちの流れ!圧倒されました。夏目漱石先生オススメなのがわかります。
    長い話ですが、人が人になるのに「この瞬間」がないように、少しずつの積み重ねや気持ちの動きが繊細に描かれていて読後感はほんとうによんでよかった…です。ベネット氏の皮肉屋なところ、妻への評価などが特にお気に入りです。また時をおいて読み直してみたいものです。

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    2021年01月05日
  • 高慢と偏見

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    素晴らしい作品・翻訳でした。
    小説はビジネス書よりも何倍も翻訳が難しいと思います。丁寧な翻訳で読みやすくかつ200年前の雰囲気をきちんと感じさせてくれる文章でした。

    200年前の本が今でも読み継がれているのは、高慢、偏見、自負心、虚栄心、愛情など人間の本質を見事に描いているからだと思います。

    内容はラブストーリーなので難しくなく、皮肉やユーモアも交えたコメディタッチな部分もあるので、面白く読み進められると思います。おすすめの作品です。

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    2020年08月22日
  • 高慢と偏見

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    舞台は19世紀初頭の英国の田舎で、紳士の娘たちの恋愛模様が描かれている。相手は貴族だったり軍人だったりと、当時の身分の差という恋愛の障壁も上手く描かれている。

    率直な感想は「いやもう凄い…」で、読みながら本を置いて「いや〜凄いわ…」とひとり言を何度言ったかわからない。感想でも何が凄いかくらいははっきりさせておきたいのだが、何が凄いのかうまく言えない。

    しいて言えば、なにも出来事が起きてないところまで面白い。つまり、660ページあるが最初から最後まで全部面白い。

    それもこれも会話と地の文の折り合いが良く、一切違和感というか無駄を感じるところがなかった。風景描写は必要なシーン以外は殆どなく、

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    2020年08月19日
  • 高慢と偏見

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    挿絵入りなので、いまから200年前の風俗が参考になる。
    19世紀初頭の女性のファッションが魅力的。

    英文学の古典であるジェイン・オースティンを高く評価している人は数えきれないほどいるが、なかでも「世界の十大小説」のサマセット・モームと、「文学論」の夏目漱石が有名だろう。

    オースティンの小説は純然たる娯楽小説で、いずれもラブコメだ。

    「高慢と偏見」は700ページ近くの大長編だが、読み始めたら止まらなくなる。

    ハラハラドキドキの波乱万丈の展開というわけではなく、英国の田舎の恋愛劇なのだが、モームの言うように、なぜか次のページをめくりたくなる。
    そして、読み終わった後にふたたび読みたくなる。

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    2020年07月31日
  • 高慢と偏見

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    古典文学を読むのは初めてといってもいいかもしれない。何しろ200年以上も前に作られた小説。テーマは本のタイトルの通りである。
    同じカースト(クラス)以外の結婚はご法度のこの時代、それでもミスターダーシーは諦められずに婚姻を迫る。彼のステイタスから発する高慢で横柄な態度をエリザベスがへし折っていく、そしてエリザベスのほうも彼女が自分の偏見でみていた”お金持ちはつっけんどん”なミスターダーシーに対して考えを改めていく。物語が佳境にいくにつれ、双方ともに自分を振り返り学ぼうという姿勢はなんとスマートな考えだろう。この時代にこんな考えを持てる二人は、200年先をいっていてとってもクールだ。

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    2019年09月08日
  • 高慢と偏見

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    楽しすぎて読みながら終始にやにやしてしまった。タイトルからはお堅い古典のような印象を抱いていたけど、まったく違った。先が気になって仕方がなくなる海外ドラマみたいだった。じれったくて、もどかしいくて、甘い。

    時代設定は『高慢と偏見』よりも約100年後だけど、『ダウントンアビー』を見ていたおかげで貴族の晩餐やティールームの習慣や限嗣相続などすんなりイメージができた。

    読んでいて純粋に夢中になって物語に引き込まれて、心から楽しんだ。そしてヴァージニア・ウルフが『自分ひとりの部屋』で言っていたことを思い出した。

    ウルフは
    「ジェイン・オースティンについて、いちばん奇跡的なのは、1800年前後に、

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    2019年06月04日
  • 高慢と偏見

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    ネタバレ

    ダーシーけっこう好きだよね。

    なんだこいつと思いつつも礼儀正しくてね、
    高貴であるが故の思慮深さと懐の深さ、
    というギャップがな。

    2巻くらいから面白かったかな。
    長いけどね。

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    2025年07月23日
  • 高慢と偏見

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    思いもよらずするする読めたし、後味もいい!面白かった。横文字の名前が、始めなかなか馴染みがなくて誰が誰だか分からなくなったところがあったから、またいつかもう一度読み直したい。
    結婚観について考え直すことができて、いい時間だった。

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    2025年03月13日
  • 高慢と偏見

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    日本では描けない作品。日本文学とはまた違った思いの伝え方、翻訳家の方が違いを出した翻訳をしてくれたことで新鮮な感覚で読めた。恋愛小説は読まないが、タイトルに惹かれて読んだ。

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    2024年03月25日
  • 高慢と偏見

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    エリザベスはダーシーに対して経済的理由だけで結婚しようとしたが果たして幸福になれるのか、女性からみた男性の見方が少し分かった気がする。

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    2023年10月21日