大島一彦のレビュー一覧

  • 高慢と偏見
    全ての恋愛映画の祖って印象。キャラクターもわかりやすく魅力的で、すごくストレート、シンプルで、それでいてエンターテイニングなストーリーでした。乱高下こそしないけど、当時の、作者の、古き良き歴史観がすごくまっすぐで素敵でした。おじさんの中にある乙女心が揺さぶられました。
  • 高慢と偏見
    こんなに面白い本を今まで読んでいなかったとは。。。
    胸キュンの王道みたいな話だった。
    あんなに嫌っていたダーシーにだんだん心惹かれていく部分はこちらもなんかドキドキしてしまった。ダーシーが、エリザベスを、助けるためにひっそりと力を貸していた部分は本当にかっこよかった!こっそり助けていてその事実を伏せ...続きを読む
  • 高慢と偏見
    登場人物が魅力的で
    当時の時代背景や結婚観を知らなくても
    共感でき、感情の変化の描写の細かさに
    引き込まれる

    物語の面白さもさることながら、
    高慢と偏見によって人生を左右される
    危険性と人間の本質を考えさせられた

    何度も読み返したい
  • 高慢と偏見
    ユーモアあふれる素晴らしい訳。挿絵が入っているのも嬉しい。
    高慢と偏見の面白さはその豊富な人物描写にあると思うけど、オースティンのすごさを知るのにうってつけの、最初の一冊だと思う。
  • 高慢と偏見
    普段、ロマンスといえばBLばかり読んでいる私でしたが、現代でも色褪せない人間の愚かさと気持ちの流れ!圧倒されました。夏目漱石先生オススメなのがわかります。
    長い話ですが、人が人になるのに「この瞬間」がないように、少しずつの積み重ねや気持ちの動きが繊細に描かれていて読後感はほんとうによんでよかった…で...続きを読む
  • 高慢と偏見
    素晴らしい作品・翻訳でした。
    小説はビジネス書よりも何倍も翻訳が難しいと思います。丁寧な翻訳で読みやすくかつ200年前の雰囲気をきちんと感じさせてくれる文章でした。

    200年前の本が今でも読み継がれているのは、高慢、偏見、自負心、虚栄心、愛情など人間の本質を見事に描いているからだと思います。

    ...続きを読む
  • 高慢と偏見
    舞台は19世紀初頭の英国の田舎で、紳士の娘たちの恋愛模様が描かれている。相手は貴族だったり軍人だったりと、当時の身分の差という恋愛の障壁も上手く描かれている。

    率直な感想は「いやもう凄い…」で、読みながら本を置いて「いや〜凄いわ…」とひとり言を何度言ったかわからない。感想でも何が凄いかくらいははっ...続きを読む
  • 高慢と偏見
    挿絵入りなので、いまから200年前の風俗が参考になる。
    19世紀初頭の女性のファッションが魅力的。

    英文学の古典であるジェイン・オースティンを高く評価している人は数えきれないほどいるが、なかでも「世界の十大小説」のサマセット・モームと、「文学論」の夏目漱石が有名だろう。

    オースティンの小説は純然...続きを読む
  • 高慢と偏見
    古典文学を読むのは初めてといってもいいかもしれない。何しろ200年以上も前に作られた小説。テーマは本のタイトルの通りである。
    同じカースト(クラス)以外の結婚はご法度のこの時代、それでもミスターダーシーは諦められずに婚姻を迫る。彼のステイタスから発する高慢で横柄な態度をエリザベスがへし折っていく、そ...続きを読む
  • 高慢と偏見
    楽しすぎて読みながら終始にやにやしてしまった。タイトルからはお堅い古典のような印象を抱いていたけど、まったく違った。先が気になって仕方がなくなる海外ドラマみたいだった。じれったくて、もどかしいくて、甘い。

    時代設定は『高慢と偏見』よりも約100年後だけど、『ダウントンアビー』を見ていたおかげで貴族...続きを読む
  • 高慢と偏見
    過去に新潮文庫の「自負と偏見」を読んだことがあって、回りくどさがあるものの楽しく読んだ。
    同じ作品を訳者の違うもので読んだのは「グレートギャツビー」以来。

    英の郊外の地主ベネット家の次女エリザベスとベンバリー屋敷の当主Mr.ダーシーとの恋愛物語。
    主にエリザベスの視点で物語は進んでいく。

    第一印...続きを読む
  • 高慢と偏見
    エリザベスはダーシーに対して経済的理由だけで結婚しようとしたが果たして幸福になれるのか、女性からみた男性の見方が少し分かった気がする。
  • 高慢と偏見
    エリザベスと実際に会って話をして、どこまで惹かれるのかを試してみたいが、普段からからかわれることの多い僕にはあまり新鮮味がないかもしれない、、、
  • ジェイン・オースティン
    作者の生きた環境と作品の解説(論説?)の本。
    いろいろな作家の作品評なども取り上げられていて、それぞれの作品に対する自分の考えと比べたりできて、興味深く読めた。
  • 高慢と偏見
    エリザベスとダーシーが精神的に成長して誤解が解けて行く様子が素敵だった。エリザベスの強くて少し尖った性格や穿った見方をしがちなところも自分と似ていて共感するところが多くあった。ミスだのミセスだの公爵だの横文字の名前が多すぎて、人物相関図にとても助けられた。さすが英文学の翻訳という感じで、それはそれで...続きを読む
  • 高慢と偏見
    五人姉妹の次女エリザベスの恋の行方は…という本。

    硬い題名だし、古典で有名だし、恋愛ものだし…という理由で読まずにいたけど、「高慢と偏見とゾンビ」が読みたくなって、だったら元ネタ読んどかないとなあ…という不純な動機で読み始めたものの、結構のめり込んでしまった。

    女子は好きですよね〜こういうの。イ...続きを読む
  • 高慢と偏見
    女性から見た男性の理想像は200年前から変わらないんだなあと思った。
    少女漫画の原点といった印象。
    闊達なエリザベスがとにかく魅力的で、エリザベスがいるから読む、というくらい惹かれてしまった。
  • 高慢と偏見
    ブリジット一作目はまる→ブリジット一作目原作読む、はまる、主人公同じ誕生日→高慢と偏見ドラマ鑑賞はまる→原作よもうか!
    それぞれ、
    そもそも大学の授業で少し勉強してましたが。
    この順番笑笑、見事に逆だね。


    当たり前かもだが原作が一番良かった。
    ここまで心情を事細かに描かれているとは知らなかった。...続きを読む
  • 高慢と偏見
    「自負と偏見」の中野好夫の名訳をこれまでずっと最高だと思い込んで来た。確かにユーモアのあるリズミカルな文章とは異なった。 個人的には言い回しで吹き出すような部分が見つけられなくてそこはちょっとナニだったが、そのおかげで作品世界そのものには入りやすかったかもしれない。
    確かに豊かな作品だけれども、これ...続きを読む
  • ジェイン・オースティン
    著者は英文学者で、「高慢と偏見」、「説得」、「マンスフィールド・パーク」の翻訳者(いずれも中公文庫)。

    本書はジェイン・オースティンの生涯、作品概要、評価、当時の時代背景等を網羅的に説明した良書。
    内容が濃いので、オースティンの入門書というよりも、ファンとなってから読んだほうがより楽しめるのではな...続きを読む