香坂鮪のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレまたミステリーを読んでしまった……ネタバレをせずに何をどう書けば魅力が伝わるんだろうか。私にはこの問題が一生ついて回りそうだ。未来永劫、この呪いからは逃れられぬ。
前作『どうせそろそろ死ぬんだし』を読み終わってから大分経ってしまったこともあり、探偵役の女性の人となりも忘却の彼方……。なんとなくサバサバした感じの人っていうのは覚えてるんだけど。でも読んだ感じ前作を知らなくても問題はなさそう。主人公が同じってだけで物語の繋がり自体はそんなに濃くはない。
今作は「依存症」がテーマなわけなんだけども、とある人物が「依存性者のほとんどが暇。やることがない」って言ってたんだけど、もしかして私のことかな?
ということは私自身も依存症となる下地は整っているということか。実際に読書依存症と言えなくもないし。読書依存症というよりも書籍購入依存症か?どっちでもいいけど、何かに依存していることが自分や周囲にとって不都合な影響を与えていなければ別に依存症でも問題ないかな。その辺の公的な見解はどうなってるんでしょうか。教えて偉い人!
こんなことを言ってしまったら元も子もないけど、依存対象から隔離するためだけに宿泊施設しかない孤島になんか行くんじゃないよ。特別感なんか出さなくていいから、近所のコミュニティセンターとかで済ませていただきたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ個人的にどんでん返し系はその場面になるとゾクゾクっと鳥肌立つのがまぁ常だが、この本では何故かそれがなく。
タイトルが最後のセリフの振りになってたのはよかった。
他の人の感想も読みながら感じたのは2つ。
1つは話者がわかりにくいこと。会話が立て続けに続くと誰の発話なのかわかりにくくなる傾向がたり、その度に数行戻っるからその都度テンポが悪くなる。
もう1つは叙述トリックが微妙に機能してないこと。昴がおばあさんでかつ車椅子だったことが叙述トリックの一つだったろうけど、直接的に生きてない気が。物語の中盤だったからそれが判明した事で色々と繋がる、ってこともなく。他に紅茶の描写がかなり出てくるけど、それも結局最後まで何もなく。他のものから意識逸らすためだとしたら、そういうことではないのでは。
解説では作中の雰囲気を「余裕」って表現してたけど、死人が出てる割には軽すぎる気もするし、心理描写も丁寧じゃないなぁって感じ。
最終的には犯人以外ほぼ全員がグルみたいな感じだったけど、犯人をはめるための予定調和だからあんな切迫感がないような描写にあえてしたのか。だとしてももうちょっと描き方がある気がする。 -
Posted by ブクログ
このミス大賞の文庫グランプリ作品。
余命わずかの人々が集まる人里離れた館で、人が死んで、殺人なのか病死なのか、と議論する物語。
中盤で明かされるミスリードは、予期していなかったので驚いたけれど、トリックとかに関係していたわけではなく、少し肩透かし感。
やたらと紅茶やコーヒーを淹れるのとか、律が熱いまま紅茶を飲めるのとか、何か関係あるのかなと思ったけど、なかったのね。
どんでん返し(というか隠していた新事実)をいろいろ盛り込んでいて、でも私には何となくわかりにくくて、話に入り込めなかった。
あと他の人が書いているように、セリフの発言者もわかりにくかったかな。
ラストも個人的にはあまり好みではなかったなぁ。 -
Posted by ブクログ
前作より好きです。
ミステリーよりもその一人一人の依存性と向き合うというか、そんな感じが見受けられたかも。
みんな知らないところでもきっと誰かに頼って生きていて、みんななにかに縋りたいと思っている。
というか縋りたいとか、依存とかって聞いたらマイナスなイメージがあるけど、でもそれって人間の本質としては通常なんだろうな。みんなそれぞれに世界があるし、誰が悪い訳でもなくて。
誰だって生きていく上で心の拠り所があるし、それがあることによって心の苦痛が和らぐならいいのでは言う気もしてしまうね。それこそ好きなものが自身の原動力になってるわけで。でもそれって縋っているってなってしまうのかなあ?むず。