香坂鮪のレビュー一覧
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一言メモ、ミステリーは、登場人物全員疑え
わたしのイメージ配役、
ななくま…きのはなさん
やくいん…なかむらともやさん
せんざき…いとうさいりさん
みなみ…すぎさきはなさん
2部構成仕立てで、たくさんのキーがばらまかれているので、読み終えたばかりでも、読み直しにかられてしまう面白さ。
1部で思ってた主人公の性別が、2部で違ってたとわかることが、私の一番のびっくりポイント。
誰の言った言葉がわからない部分はあるが、差し迫った場面でのセリフは、それで別にいい。誰かわからなくても、ストーリーは流れていくし、誰かなんて正直関係ない。
間取り図が描かれていて、『変な地図』や『白魔の檻』などを最近読んで -
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元刑事の探偵である七隈とその助手である律が招かれた洋風建築「夜鳴荘」。そこでは医師でもある発起人の茶山をはじめとして、〈かげろうの会〉のメンバーたちがオフ会を開いていた。医師から余命宣告を受けた者たちが集まる会で、やがてひとりが突然、命を落としてしまう。その死には事件性はあるのか。そしてあるとすれば、『そろそろ死ぬ』予定の人間を殺す必要があったのか――。
というのが、本書の導入。『もうすぐ死ぬはずの人間が何故、殺された(?)のか』という魅力的な動機の謎を中心に据えた作品で、最初聞いて頭に浮かんだのは、法月綸太郎「死刑囚パズル」と鳥飼否宇『死と砂時計』みたいな作品だったのですが、終わってみ -
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まんまと引っかかった。
騙されていたことがわかると、思わず「えっ」と内心声を上げていた。声を上げた場面は2度ある。
二転三転と展開していくごとに面白く、手法としてはアガサクリスティもあの名作で使っているけれど、それでも全く気が付かなかった。
違和感は確かにあった。
たとえば彼の性格、たとえば検死の場面…
真相を知った後で、最初から読み直すとその違和感も解消されてくる。
個人的には、若干登場人物のセリフが、誰が言っているのか分かりづらいところがあったし、タイトルの伏線回収はやや強引な気もするけれど(えっ、なぜその人がその人を?)意外性で言えばここ最近読んだミステリの中でも上位に入る面白さだった。 -
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ネタバレ著者初読。パイセン本。
香坂鮪著『どうせそろそろ死ぬんだし』は、一見すれば軽妙なタイトルに反して、深い人間理解と存在への洞察に満ちた一冊である。物語は「死」を軸に据えながらも、決して暗く沈むことはない。むしろ、その背後に潜む「生きるとは何か」という問いが、読む者の心を静かに揺さぶり続ける。
本作の魅力は、巧妙に張り巡らされた構成と、読者の思い込みを見事に裏切る仕掛けにある。何気ない描写や台詞のひとつひとつが、終盤で鮮やかに意味を持ちはじめる瞬間には、まるで霧が晴れるような快感がある。特に後半の展開は圧巻で、伏線が収束していくさまは、論理の美と感情の衝突が同時に訪れるような読書体験を与えてく -
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ネタバレ探偵・七隈昴が招待されたのは、余命宣告を受けた人々の集まり。助手の薬院律とともに山荘に向かい参加者たちと楽しい時間を過ごすが、翌日ホールに飾られた絵が切り裂かれる事件が発生。また、参加者の一人が自室で死亡していた。病死なのか殺人なのか。殺人ならばなぜ余命わずかな相手を殺したのか。七隈たちは調査を始めることに…。
微妙。後味もあんまり良くない。
今回の一件を引き起こすきっかけとなった事件について、監視カメラの映像があるようだったのに犯人が捕まっていないという状況に違和感を覚えた。というか犯人が高学歴なはずなのにすごく馬鹿扱いを受けている。というか実際馬鹿っぽいけれど、その辺りも何か違和感。ヘイ -
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前作より好きです。
ミステリーよりもその一人一人の依存性と向き合うというか、そんな感じが見受けられたかも。
みんな知らないところでもきっと誰かに頼って生きていて、みんななにかに縋りたいと思っている。
というか縋りたいとか、依存とかって聞いたらマイナスなイメージがあるけど、でもそれって人間の本質としては通常なんだろうな。みんなそれぞれに世界があるし、誰が悪い訳でもなくて。
誰だって生きていく上で心の拠り所があるし、それがあることによって心の苦痛が和らぐならいいのでは言う気もしてしまうね。それこそ好きなものが自身の原動力になってるわけで。でもそれって縋っているってなってしまうのかなあ?むず。