香坂鮪のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこれはまた面白かった!『一次元の挿し木』の凝りまくった設定の面白さとは違ったゲラゲラ笑うような面白さがあり、実際前半は声を出して笑いながら読んだ。ずっとこんな感じで続くのかと思っていたら、宿泊三日目で語り手だった探偵が突然死んでしまい、ええっ!?と驚いたのも束の間、一変して犯人探しの推理劇が始まる。そして探偵助手の男性を押しのけて、料理を担当していた若い女性がどんどこ謎を解明していくぶっ飛んだ展開。ラストは犯人がこてんぱんにやられて大団円。いやぁ痛快でした。(と言っていいのか?)
そもそも「余命宣告された人たちの集まり」というだけで重苦しい内容になりそうなのに、集まりの名前が〈かげろうの会〉だったり、別荘の名前が「夜鳴荘(やめいそう)」だったりと、会話も余裕たっぷりにユーモアを散りばめながら進んでいくので、暗くなるどころか終始明るいイメージで話が展開する。解説で、作者が東海林さだおや土屋賢二のエッセイを愛読していると記されており、ユーモアのセンスはここからかと納得した。そして、解説ラストの一文まで笑わせてくれて大満足。私も次回作に期待しておりますよ。
あと、三日目まで七隈さんは男性だと思って読んでいた(笑) -
Posted by ブクログ
どうせそろそろ死ぬんなら、、、というお話(?)。
余命宣告された人々が集まる「かげろうの会」の会合が山奥の別荘で行われる。
その会合の中で参加者の1人が不審な死を遂げ、自然死なのか殺人なのかが検証されていく。
余命宣告されているが故に、自然死ともとれる状況。招かれた探偵さんとその助手さんが死の可能性を探っていく。
緊迫感はさほどなく、ユーモラス感もありながら、ゆったり気味に物語は進んでいく。
しかし、3日目の朝に衝撃の展開が訪れ、そこから一気にお話が加速。
どんどんでんでん返しで驚きののちに、ラストは「どうせそろそろ死ぬんだし」オチがおそろしかった。
グルコース値の話はちょっとまどろっこしかったけど。