ルル・ミラーのレビュー一覧

  • 魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話

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    生物学者、デイビッド・スター・ジョーダンの人生史を紐解きながら、作者の人生、そして「分類」というものの危うさについて叙情的に綴る一本。

    変な本ーー!(素直な感想)
    ポピュラーサイエンスと思って読み始めたら結構肩透かしを食らう。中心的に語られるのはジョーダンのヒストリーであり、生物学者から優生思想が強まっていき、さらにスタンフォード大学の初期の政治的なゴタゴタした内容まで、サイエンスというよりもどこか事実は小説より奇なり、みたいな話がメインだった。
    「魚が存在しない理由」については最終章に軽く触れるのみであるものの、「魚が存在しないこと」から遡って、ジョーダンの功罪を鑑み、そして我々の視点まで

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    2026年02月11日
  • 魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話

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    ネタバレ

    ジャケ買い。本としては読みやすい。
    1人の分類学者の軌跡を辿りながら、自分の生きる意味を探す筆者のエッセイ的な本。
    途中、サスペンス的推理の要素や痛烈な優生学批判が暫く続き、何が言いたい本なのかと疑問が生じたものの、最終的には、固定観念に囚われ何かを信じて疑わないことの危険性や、世界・物の見方が一通りでは無いことがメッセージであると理解できた。

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    2026年01月30日
  • 魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話

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    スタンフォード大学初代学長を務めた魚類学者デイヴィッド・スター・ジョーダンという人物の評伝として、また優生学やらLGBTやらの「分類」を巡るノンフィクション/エッセーとしては面白い。けれども、これは書店の「生物学」の棚に置いておくべき本か? とは思った。

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    2025年12月30日
  • 魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話

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    表紙から想像されるストーリーとは全然違うと感じたが、生物分類学というのがどういう仕事をしているのかや、新種の発見に人生を捧げた人の一生を垣間見ることができた。
    印象に残っていることは、GRIT(辛抱強さ)という言葉で、新種を集めた標本が自然災害で無に帰すという、十数年の成果が無かったことになったとしても、復旧や活動再開をしていく人間強さに心をうたれた。
    途中では、人種差別の話があり、「不適者」には不妊治療を強制させて、劣勢の遺伝子を根絶する考え方は反吐が出る思いで読んだ。人間は誰しも生きる意味があり、大事な存在だということを心に刻みたい。
    あれ、魚の話は?と思ったら、最後の方に、ダーウィン説の

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    2025年12月08日
  • 魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話

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    装飾に一目惚れして即買いしました。
    物語本だと思っていたけどエッセイに近いのかな?
    思ってたのとは違ったけれど、魚が存在しない理由にはへぇとなりました。

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    2025年10月29日
  • 魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話

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    読みやすくデイヴィッド・スター・ジョーダンを通して分類学に関する知識が増えたような気がする。
    可もなく不可もなく…境遇的に当てはまる人にはとても刺さるのかな。
    読みやすいし面白いので気になっているのなら読んでみると良いと思う。

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    2025年10月04日
  • 魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話

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    美しい装丁と気になりすぎるタイトルに惹かれ読んでみたが、これは受け入れるのに時間が掛かりそう...
    科学的であるとはどういうことか、今一度考えさせられた本だった。

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    2025年08月25日
  • 魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話

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     装丁が目立って美しく、どの書店でも平積みされていたため手にとった。デイヴィッド・スター・ジョーダンという博物学者を追うエッセイである。「科学への深い執着、殺人の影、分類することへの限りない欲望。すべてが混ざり合う、目が離せない知的冒険の記録」という宣伝文句が裏表紙に印刷されており、期待が高まった。
     ジョーダンの伝記ではなく、科学ジャーナリストのルル・ミラー氏のエッセイである。ジョーダンについて紹介はされるが、彼の人生を追うようになったきっかけ、価値観や生き方に触れて思ったことなどが主である。ひらたくいうと、ジョーダンの人生をなぞる中で、最終的には魚は種として存在しないことを知って衝撃を受け

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    2025年08月07日
  • 魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話

    Posted by ブクログ

    装丁の美しさに一目惚れして購入。好みすぎる。
    実際に読んでみると、デイヴィッド・スター・ジョーダンの伝記に絡めた、筆者のブログや日記の色が強かった。
    人間にとって都合の良いように、分かりやすいように生物のみならず全てをカテゴライズしている世の中において、普段魚類と呼称する他ないけれど、本当はそうではないという認識は忘れてはいけないなと。
    あくまで分類とは人間同士がコミュニケーションを取る上での利便性を重視したものでしかない。

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    2025年08月06日
  • 魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    分類学者であるジョーダンの生涯をなぞりながら、それに呼応するかのように筆者自身の半生も振り返る異色の生物書。
    まぁジャンル分けするなら僕はこれを自叙伝に入れてしまうけど。

    名付けることは存在を縛るということ、というのは夢枕獏らしい言い方だけど、この本に付きまとう問題は呪術的名付けに集約されてしまうね。
    人は「分からないもの」をそのままにしないように名付けを行う。
    その最たるものが妖怪だ。理由も原因もわからない現象を、ただそのままにしないために名付けを行う。名付けを行っても何も変わらないけど、人はその現象を理解したような気になる。
    分類学がそこまで極端だとは言わないが、形のないものに形を与え人

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    2025年08月04日