綾小路きみまろのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
子供の頃、隣んちの植木職人のおじいちゃんが、スペースシャトル打上げ成功のニュース観て、
”年寄りみぃんなこれに乗っけて宇宙おっぽっちゃえばいいんだ”
と言ったら、すかさず奥さんが、
”真っ先に乗せられるのはあんただよ!”
と言ってたのは面白かったなぁ。
きみまろさんのお客さんもみんな他人事だと思って笑う中高年ばかり。
中年に差し掛かってきたので、自分事として聞くと結構な毒舌で、意外と笑えなかったりします。
でもどうしようもないもんなら、どうせなら笑い飛ばしたいなぁ。
他人事と思うと本当可笑しいんですけどね。
面白いもんだな。
人間歳取りゃガタが来る。自分も伴侶も友達も。
仕方がないなら笑っちゃえ。なるべく楽しく過ごそうよ。
きみまろさんの笑いも人間の業の肯定ですね。
アナウンサーになりたくて上京したのに、学生時代にキャバレーの司会で稼ぎ始めちゃって、森進一、小林幸子の専属司会を経て30年。
酔っ払い相手のキャバレーにはじまり、大ホールからドサ廻り、幾多の修羅場もくぐって磨き続けた話芸は笑わずにはいられません。熟練職人の笑い。
数年前西武新宿線で御見掛けしました。
いつもの服装と髪型でした。旅行カバン持ってたのでこれからお仕事だったのかもしれません。
潜伏期間30年、中高年のアイドル!綾小路きみまろの爆笑ライブと、世に出るまでの芸暦・思い出話を収録した一冊です。 -
Posted by ブクログ
「こんな女房に誰がした?」4
著者 綾小路きみまろ
出版 PHP文庫
p40より引用
“「諦めずに、同じことを続けていれば、
いいこともある。」”
中高年を題材とした漫談で有名な著者による、
下積み時代の経験を活字にした一冊。
2003年に刊行されたものの、
改題文庫版。
ネタでもおなじみの中高年夫婦の事から、
自身の今後の身の振り方についてまで、
しみじみと書かれています。
上記の引用は、
著者の父親がよく言っていた一言。
何事もやめてしまわないで続ける事が、
一時上手く行ってサッとやめるよりも大切と言う事でしょうか。
潜伏期間30年と謳う著者がこの言葉を使うと、
大変説得力を持つというものです。
いろんな若手が出ては消えていくお笑いの世界で、
派手に目立たずとも長年継続してきた著者の一言一言は、
しっとりとしていながら明るくおもしろく、
考えさせてもらえます。
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Posted by ブクログ
中高年の持つ人生の悲哀を毒舌漫談で笑い飛ばす、暇つぶしにはもってこいの本。
庶民の暮らしぶりをネタにしているので、その当時の話題も書かれていて「あの年か!」となります。
これは2008年2月発行です。
スポーツでは、ハンカチ王子にハニカミ王子、内藤大助vs亀田大毅。
政治では、安倍総理の突然の辞任、そのまんま東の宮崎県知事就任。
経済では、厚さ3センチの薄型テレビが出るとか、消費期限・賞味期限とは何かとか。
社会では、温暖化、イジメに少子化に老々介護など(今と変わらない)。
某厚労大臣の「女は子どもを産む機械」発言などは、さっそくネタの前振りに利用しています。
「女性を敵に回すような悪口は言えません。」と言いながら奥様方をいじり倒します。
きみまろさんがいう「奥様方(=中高年)」は、五十二歳以上の女性のことのようです。
五十二は「ご自由に」と言われ始める歳なんだとか。
毒蝮三太夫が相手にしている「クソババア」とだいたい同じかな。
「奥様方」は広い年齢層を一括りにしているけど、「20代、30代」は20歳と39歳で親と子くらい違うから一括りにしてはいけないらしい。納得。
さりげなく語られる不都合な真実がだんだんと自分にも当てはまってきていると感じます。
周りを見ると、あの人もこの人も似たようなもんだという安心感がある話題だから笑えるんですね。