マルク・ラーベのレビュー一覧

  • スズメバチ

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    ベルリンの壁崩壊前の1989年から続く、《刑事トム・バビロン》と殺人犯との因縁の深さ。
    4部作完結編に続く今作、衝撃のラスト。
    星5つ、つけるしかない圧倒的私好みのミステリー。
    暗い歴史的背景に、当時の混沌とした社会情勢。主人公が抱える重い過去、心をざわつかせる相棒ジータの存在。たまらん!!面白い!

    邦訳されてない著者の《刑事アルト・マイヤー》シリーズも邦訳刊行を期待したい。

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    2026年08月20日
  • スズメバチ

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    600pもあるのに、またまた全てを放り投げて2日で読んじゃった、、。ロックスターの「氷の微笑」のような事件が出発点、それが実に壮大なお話に、、。ストーリーが緻密で唸らされます。ドイツ分裂時の雰囲気をこれでもかと感じさせるところはさすが、37年前の話とは思えないほど前時代的。ツイストも効いていて読む手が止められませんでした。次作で完結かあ、、。「ヴィオーラの隠れ家」というタイトルらしいから、ほんとに完結しちゃうんだな。早く読みたいけど終わってしまうのが複雑な気分。

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    2026年08月05日
  • 19号室

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    ネタバレ

    ドイツの作家マルク・ラーべのトム・バビロンシリーズ第二弾。

    ベルリン国際映画祭で女性が刺される映像が流される。どうやら女性は市長の娘で、本物のスナッフビデオなのか、それとも作成された映像なのかがわからない。ただし臨床心理士のジータは、映像の中にあった『19』の数字に嫌な予感を覚え…

    二ヶ月連続で刊行されただけあって、前作「17の鍵」と前後編のような立ち位置。関連しすぎていて、連続して読まないと細かなところまで楽しめないかも(サラッと復習してから読んだ方が良い)。

    前作よりミステリ的には薄くなったが、エンタメ度は段違い。今作の疾走感は前作以上。前作のように現代パートがありつつ、今回はジータの過去パートが挟まれる。
    特にこのジータの過去パートで一つ、とんでもなく驚かされることがあり、そこからギアが上がる。正直『19』のことより、着地点が気になって気になって読み続けてしまった。

    意外な犯人あり、えっ!?となるラストあり。個人的には、警察小説としてはワシントン・ポーシリーズとの二強と思うくらい好みだった。四部作と終わりが決まっているので、最後まで追いかけたい。

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    2026年07月26日
  • スズメバチ

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    ロック歌手の殺人事件と30年前のトムの家族のエピソードが絡み合う。孤独に戦うトムにジータとの絶大な信頼がホッとさせてくれる。残酷な現実の数々を見てもなお立ち向かうトムのタフさと一途さが眩しい。ラストの衝撃の1ページ。はやく続きを!

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    2026年06月27日
  • スズメバチ

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    マルク・ラーベ『スズメバチ』創元推理文庫。

    『17の鍵』『19号室』に続く、ドイツ・ミステリー『刑事トム・バビロン』シリーズの第3弾。

    第2弾の『19号室』がイマイチだったので、この第3弾の購入に躊躇していたのだが、全4作の結末が気になり、購入してしまった。果たして、鬼が出るのか、それとも蛇が出るのか。

    2027年春にはシリーズ完結編となる『ヴィオーラの隠れ家』が刊行されるようだ。

    30年前に何者かに連れ去られ、安否不明状態の妹ヴィオーラの幻影と幻聴を常に身近に感じながらも、刑事としての任務を全うしようするトム・バビロンに襲い掛かる暗い影。誰の思惑なのか、次第にトムは妻のアンネと共に事件の火中へと巻き込まれていく。

    少しずつ明かされるトムと妹のヴィオーラ、母親のインゲ、父親のヴェルナーの過去の物語。トムが15歳の時に行方不明となった当時10歳のヴィオーラの消息は……

    余りにも目まぐるしい展開は、謎が謎を呼び、罪はさらなる罪を生み出す。最後の最後に描かれた驚愕の描写。なかなか読み応えがあり、第2弾の『19号室』で断念しないで良かった。


    謎の男性がスズメバチという人物からの指示で託された謎の封筒を1人の女性に渡した。その女性は、ベルリンで2万人以上の観客が熱狂する中で開催されているロックスター、ブラッド・ギャロウェイのライブステージの上に上がり、その封筒をブラッド本人に手渡す。

    その封筒の表には『緊急』という文字が書かれており、中にはアルミケースが入れられていた。そのアルミケースには、凝固した血の上に載せた小さな白い羽根が入っていた。

    翌日、警察のゲストハウスでブラッドの血だらけの惨殺死体が発見される。死体の陰部は切断されており、胸には黒いペンで「愛する者の命は大事か?」というメッセージが残されていた。

    刑事トム・バビロンは、警察付き臨床心理士のジータ・ヨハンスと共に捜査を始めるが、警察はトムの妻のアンネをブラッドを殺害した容疑で逮捕する。さらには殺人容疑はトム・バビロンにも及び、物語は混迷を極める。

    本体価格1,500円
    ★★★★★

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    2026年06月20日
  • 19号室

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    『17の鍵』の続編、トム•バビロンシリーズ2作目。ベルリン国際映画祭の開会式で女性が殺される映像が流され、その女性は市長の娘であった。トム達は操作をはじめるが…
    2019年と過去の2001年の物語が交互に書かれ、何か心に傷を負っているようなであった相棒の臨床心理士ジータの過去も明らかに。
    ドイツが舞台のミステリーってどこかで必ず西と東の分断やナチの話は避けては通れないような。
    ラスト、あっと驚くこの人が?!というのと、そこで終わる?!というのは前作と同じか…
    続きが楽しみです。

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    2025年10月16日
  • 17の鍵

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    ネタバレ

    個人的には2025上半期一番面白かった!

    ここが良い!
    ・細かいミスリード
    ・先が気になる構成、描写なので飽きがこない
    ・設定はシンプル王道なのに、楽しめる

    ここは好き嫌いありそう
    ・シンプル王道、長い
    ・殺害方法がえぐい
    ・最後の、犯人クリスティアン(ゼバスティアン)との対峙、戦闘描写が急に雑
    ・散りばめた伏線があり過ぎる
    ・ユーリ・サルコフとかいう日本翻訳版が出てない作者デビュー作の登場人物の謎クロスオーバー
    ・登場人物に魅力が、、、キャラクターで読ませる小説ではない

     ミスリードが上手。ヴィーは『アルプスの少女ハイジ』が大好きでぼろぼろ泣いたという過去の章の描写。本当に些細な描写で、大分後になってから、クララとその名前の由来が明かされたから(ページ数だとP93→356)、阿呆みたいに普通に騙された。
     ただ、伏線置きっぱなしなの沢山あるから2ヶ月連続刊行にしたのは大正解だと思う。
     
     この作品楽しめた人は、J・D・パーカーの『悪の猿』3部作も楽しめると思う!


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    2025年07月15日
  • 19号室

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    やや展開が冗長に感じる部分も否めないが、じっくりねっちり描いてくれるミステリは好みなので良かった。
    今回は前作よりもはっきりしたところがあったし、ここまできたら絶対にあと二作読みたいので翻訳なにとぞ。
    あんな引きをされて読めなかったら生殺し!!(笑)

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    2025年04月30日
  • 17の鍵

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    ドイツミステリの新シリーズ、めっちゃ面白かった。
    大聖堂で殺された牧師、「17」の鍵、主人公の刑事の行方不明の妹、かつての仲間、臨床心理士のバディ、精神病院の謎の患者……
    主人公のトム(刑事)の過去のできごとと現在起きている事件の章が交互に描かれ、謎が謎のままだいぶ引っ張られるしなんと完結しない(事件自体は一応終わるけど)。

    訳者あとがきによるとこのシリーズは四部作なので、連ドラでいう「ひとつの大きな謎」がずっと物語の底に通奏低音として流れているタイプのシリーズのようだ。たぶん。

    正直、発売直後にこの『17の鍵』をすぐに読まなくてよかったと思った。1ヶ月後に続編の『19号室』が出て、わたしは二冊同時に手に入れてから『17』を読み始めることができた。じゃないとモヤモヤした割には「通奏低音」の詳細を忘れてしまいそうなので(あくまで個人的な見解)。

    殺人事件以外にも未解決の気になる謎だったり登場人物の過去だったり、気になることがたくさん開陳されて終わった印象なので、ちゃんとすっきり明示されるといいな……と楽しみ&ドキドキ。

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    2025年04月21日
  • 19号室

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    女性の殺害シーンが映画祭で流された。そこには『19号室』の文字が…ベルリンの壁崩壊という大きな歴史をベースに展開するミステリは前作よりさらに重厚感があった。さらに、気になっていたジータの過去までがからむ。今作もまた、気になるラスト。次も絶対翻訳して欲しい!

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    2025年03月10日
  • 19号室

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    ドイツのマルクラーベによるシリーズ第二弾。

    あまりに過酷な過去を持つトムとジータ。
    このシリーズは一気読みしてしまう。

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    2026年09月28日
  • 17の鍵

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    ドイツミステリーは初めて。現代の事件でありながらもベルリンの壁について何度も象徴的に触れられており、改めてネットで調べたり。国家が力を持ち過ぎてしまった時代、人権が軽視された時代。
    このあたりの時代背景がシリーズ全体を貫く筋になっていくのかなと予想。
    ところで、トムが現場に気ままに立ち入り、勝手にいじり、隠蔽までするため、私の中のリンカーンライムが激おこ。主役2人はメンタルが擦り傷だらけなかんじで現場にいるのにいつもそれどころではなくいっぱいいっぱいなので、ちょっと落ち着いてから業務に従事した方がいいんじゃないかな、、と声をかけたくなります。
    そんな不安定な基盤にある登場人物たちがどのように活躍していくのか、続きも気になります。

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    2026年09月25日
  • スズメバチ

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    ネタバレ

    ここまでのシリーズ三作の中では一番面白かった。
    過去と現在を行き来する構成は本作でも変わらず、今回はトムの両親の過去が明かされる。
    また、トム自身が被疑者となって追われる立場になってしまうのでよりスリルがあり、ジータとトムの協力関係もここまで信頼関係が築けてきたからこそという感じがして良かった。ミステリー的な意味ではないけど、真犯人については意外性があった。(生かしといていいのか…?)
    人間関係が結構複雑になってきて、因縁ありすぎではと思う部分もあったが、まあシリーズ完結に向けて収束してきてるのかなと思った。トムはいつも痛そうな思いをしてる…。
    ラストも次作に繋げる気になる終わり方。どんな完結になるのか楽しみ。

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    2026年09月03日
  • 17の鍵

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    早朝のベルリン大聖堂で殺人事件が発生。丸天井の下に、女性牧師の死体が吊り下げられていた。現場に駆けつけたトム・バビロン刑事は、信じがたいものを目撃する。被害者の首には、カバーに「17」と刻まれた鍵がかけられていた。かつて、トムが少年の頃に川で見つけた死体のそばにあったのと同じ鍵が、なぜ今、ここに現れたのか? 面白くて一気読みでした。次作も楽しみ♪

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    2026年08月27日
  • 17の鍵

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    260814 ドイツ・ミステリーは初めて読んだ。ドイツ統一、東ドイツ、共産党など自分に理解不足がありつつもスピード感を落とさず読ませる。良き

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    2026年08月15日
  • 19号室

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    ネタバレ

    前作はトムの過去が明かされていたが、今回はジータの過去が明かされる。登場人物の掘り下げがあったりつながりが判明したり、シリーズとしての面白さは増したと感じた。
    映像の中の犯行がそもそも本物なのか?というところから始まり、被害者の父親たちに何かがあるという疑惑が出てくるところ、それがジータの過去と繋がってそうだという展開が面白い。
    そして相変わらずトムはフィジカルが強い。

    終わり方もまた次作につなげるような終わり方。
    ミステリーとして見たらあまり推理や謎解きはないので物足りなさはあるが、警察小説というかサスペンスとして見ると面白い。ミステリーを期待しない方が楽しめると思った。

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    2026年08月11日
  • スズメバチ

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    シリーズ3弾。
    先の2つは読んでいないけれど、充分楽しめたし完結編の4弾が今から楽しみ。その間に、1,2話を読むとする。

    舞台はドイツ、現在と1989年を交互に展開するスリルにハラハラドキドキさせられる。ドイツの歴史を改めて再勉強しつつ...
    章が目まぐるしく展開し、だんだんと謎が繋がってくるゾワゾワ感。
    そして、意味深な終わり方。
    来る第4弾に備えよう。

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    2026年08月04日
  • 17の鍵

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    後半から“えっ?”“えっ?”の連続。
    そして最終的に“え?ここで終わるの?”となった。
    帯に『すぐに続きを読んでほしい!』とあって、まさしくそう!早く続きを読みたい!日付が変わったら、本屋に行こうと決めた。

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    2026年07月27日
  • 17の鍵

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     ベルリン大聖堂で発見された丸天井に吊り下げられた女性牧師の死体、死体の首にかけられていた「17」の鍵、妹が失踪した過去を持つ刑事・トム・バビロン、彼が少年時代に見つけた死体と側に置いてあった「17」の鍵など頁を捲る度に謎が深まり、中盤から終盤にかけての怒涛の展開にのめり込んだ。今から続編が気になって仕方がない。

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    2026年07月18日
  • スズメバチ

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    読むのに時間がかかったけど、読み終えればめちゃ凄い作品だった。作品の場所はドイツ。刑事トム・バビロンがロックスターの殺人事件を追う。と言う始まりだが、事件はトムが犯人という証拠を残していた。兎に角伏線回収がとんでもない。冤罪のトムに次々に訪れる犯行の証拠、妻と息子の危機。東西分裂のドイツからの歴史も作品に深みを持たせる。最終作が楽しみ。

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    2026年07月13日