マルク・ラーベのレビュー一覧
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ネタバレまあまあ残虐な描写や痛そうなシーンもあり、事件自体も主人公トムや犯人の過去も暗いが、ドイツの壁崩壊前後の背景も絡んだ事件となっていて面白かった。
以前初めてドイツのミステリーを読んだ時は人名や地名に馴染みがなく苦戦したが、本作はだいぶマシだった気がする。短めの章立てで視点や場所、時代を行き来しながら話が進むためテンポよく読みやすかった。
トムと相棒ポジションのジータそれぞれのタイプの違いや関係性も良かった。
鍵を軸にトムの仲間たちとの過去の出来事と妹の失踪、クララの謎が徐々に明かされ繋がっていくのがワクワクして面白かった。
ただ、かなり謎が残されたまま終わってしまい、スッキリとしない。シリー -
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ネタバレ1998年7月、東西ドイツ統一も間もなくという時期に少年時代の主人公トムは友人らと一緒に運河に沈む死体と首にかかる「17」の数字の刻みの入った鍵を発見する。
時を経て2017年、警官となったトムはベルリン大聖堂の中で、無惨に殺され天井に吊るされた死体の現場に出会うが、その首に掛かっていたのはあの日発見した鍵だった。
鍵と共に行方不明となっていた妹の行方をあの日から追い続けているトムは、突如現れた手掛かりにすがるが。。。
え、そんなことある!?っていうような過去が追い掛けてきたような因縁の事件なのに、犯人には全然心当たりない当人。
でも殺されていたのはかつての友人グループの1人の母親だし、その -
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猟奇的な犯行から始まって、主人公刑事の過去と絡みながら話が進んで行く。
過去が絡むミステリー系は多いが、この作品の場合、過去や視点の切り替えが頻繁にある。
ミステリーとしてはよく練り込まれているのに、場面転換が多すぎて話の腰を折ってしまっている。
主演二人の陰影あるキャラも、あまりにも大仰で魅力的に感じられない。
数多の作品で色々なコンビが登場しており、それを凌ぐためには仕方ないのかもしれないが、そこまでしなくてもプロットがあれば十分なのに。
500ページ以上あり、内容も濃厚だが、一応事件の解決はみるものの伏線の回収がなされておらず、”続編に続く”状態なのも物足りない。
ドイツ作品のた -
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ネタバレ17の鍵に続いてトム・バビロンの2作目。作品の色調はどんよりと曇った鈍色でドイツってこんな国なのかと思う。とりわけ東ドイツの歴史が共産主義国の典型的な閉鎖的で疑い深く自国民を(特に子供を)もっとも虐げていたことを底流に話が進んでいくので救いがない。ただ、ジータの初恋の描写だけが唯一の例外と言えるか。
それにしても、最近読んだフランスのセルヴァスシリーズと主人公の設定がよく似ている。優秀なはずなのに無鉄砲で単独行動が多く、なんども殺されそうになりながらも敵の優柔不断さに助けられて生き延びる、アクション映画の世界そのものでリアリティを削いでいる。バビロンシリーズはこの後も2作品が続くようだがこの重 -
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マルク・ラーベ『19号室』創元推理文庫。
『刑事トム・バビロン』シリーズの第2弾。
『17の鍵』からの秘密がついに暴かれるという触れ込みのようだが、謎が謎を呼ぶだけだった。どうにもストーリーに入り込めず、いつの間にか結末を迎えていた。
本シリーズは4部作で、第3作は『スズメバチ』、第4作は『ヴィオーラの部屋』と続くようだ。
ベルリン国際映画祭の開会式場で上映されたのは、若い女性が殺害される瞬間の映像だった。そして、その女性は市長の娘で女優の卵であったことから大騒ぎになる。トム・バビロン刑事は捜査を始めるが、相棒の臨床心理士ジータは、映像内の壁に残されていた『19』に自分との共通点を見