マルク・ラーベのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今回も良い。
トム・バビロンが主人公のドイツミステリー第2弾。
ベルリン国際映画で突如上映されたスナッフ・フィルム。そのフィルムは本物かどうか判断できないが、「17の鍵」の捜査メンバーが招集された。
事件を追うごとに物語は混迷を増していく。
前回は主人公のトムの過去と現代の事件が交わっていく流れだったが、今回はトムの相棒のジータの過去と事件が交わっていく。
過去と現代を行き来する進行のバランスがとてもよく、また場面転換もテンポがよいので、圧倒的なリーダビリティを感じる。
海外テレビドラマにすると映えそうなイメージ。
今回も前作と同様に事件の背景に旧東ドイツ時代の組織が暗躍しており、シリ -
Posted by ブクログ
格段に面白い。
早朝のベルリン大聖堂で殺人事件が発生。
被害者の首には、カバーに「17」と刻まれた鍵がかけられていた。
かつて主人公のトム・バビロンが少年のころ、友人たちと川で見つけた水死体がのそばにあったのと同じ鍵が。
この殺人事件は何を意味しているのか。
①ベルリンで起こった事件と「17」のカギにまつわる現代の話
②トムが少年時代に見つけた水死体にまつわる過去の話
③「17」のカギと関係がありそうな精神病棟の患者に関わる話
の3つの物語を中心に展開し、それぞれの物語が交わることで深い奥行きを感じさせる。
最初は情緒不安定で破天荒な主人公、遅々として進まない大聖堂で起きた殺人事件の -
Posted by ブクログ
『17の鍵』に続く第2弾は、2019年2月、ベルリン国際映画祭の開会式場での映像で、女性が殺害されるシーンが上映されるという幕開けである。
あまりにも映像がリアルであり、女性が市長の娘で女優の卵だと判明し、トム・バビロン刑事と相棒の臨床心理士のジータが動き出す。
映像内の壁に残された「19」に戦慄したのは、ジータだった。
今回は、ジータが主役といえるほどの存在感と身体を張る活躍だった。
2001年に16歳だったジータの過去は壮絶であり、彼女たちの闇が暴かれていくにつれ、過去と現在が繋がり、隠された事実や謎が公になっていく。
そしてトムとジータと関わりを持っていたのがベネだったことも驚きだ -
Posted by ブクログ
前作同様、映像が目に浮かぶようなエキセントリックなオープニング。さすが映像制作会社社長!目まぐるしい展開に閉じることができず、ほぼ一日で読みました。こうした歴史の負の側面を抉り出すことで、エンタメに重みが生まれているかと。ドイツ分断時代ネタはたっぷりありそうなので、今後も楽しみです。ジータと彼の繋がりを作るのはちょっとやりすぎ?かと思いましたが、ほんわかパートでもあるので、今後の展開を期待します。にしても、臨床心理士とは思えないほど現場での捜査に加わっていて???ではあります。そしてまたまた次作に余韻を残す結末、読まざるを得ないではないですか。ただ、今後の流れに必要なのだとは思うけれど、ヴィー
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Posted by ブクログ
猟奇的な犯行から始まって、主人公刑事の過去と絡みながら話が進んで行く。
過去が絡むミステリー系は多いが、この作品の場合、過去や視点の切り替えが頻繁にある。
ミステリーとしてはよく練り込まれているのに、場面転換が多すぎて話の腰を折ってしまっている。
主演二人の陰影あるキャラも、あまりにも大仰で魅力的に感じられない。
数多の作品で色々なコンビが登場しており、それを凌ぐためには仕方ないのかもしれないが、そこまでしなくてもプロットがあれば十分なのに。
500ページ以上あり、内容も濃厚だが、一応事件の解決はみるものの伏線の回収がなされておらず、”続編に続く”状態なのも物足りない。
ドイツ作品のた