マルク・ラーベのレビュー一覧

  • 19号室

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    今回も良い。

    トム・バビロンが主人公のドイツミステリー第2弾。
    ベルリン国際映画で突如上映されたスナッフ・フィルム。そのフィルムは本物かどうか判断できないが、「17の鍵」の捜査メンバーが招集された。
    事件を追うごとに物語は混迷を増していく。


    前回は主人公のトムの過去と現代の事件が交わっていく流れだったが、今回はトムの相棒のジータの過去と事件が交わっていく。
    過去と現代を行き来する進行のバランスがとてもよく、また場面転換もテンポがよいので、圧倒的なリーダビリティを感じる。
    海外テレビドラマにすると映えそうなイメージ。

    今回も前作と同様に事件の背景に旧東ドイツ時代の組織が暗躍しており、シリ

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    2025年05月20日
  • 17の鍵

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    格段に面白い。

    早朝のベルリン大聖堂で殺人事件が発生。
    被害者の首には、カバーに「17」と刻まれた鍵がかけられていた。
    かつて主人公のトム・バビロンが少年のころ、友人たちと川で見つけた水死体がのそばにあったのと同じ鍵が。
    この殺人事件は何を意味しているのか。


    ①ベルリンで起こった事件と「17」のカギにまつわる現代の話
    ②トムが少年時代に見つけた水死体にまつわる過去の話
    ③「17」のカギと関係がありそうな精神病棟の患者に関わる話
    の3つの物語を中心に展開し、それぞれの物語が交わることで深い奥行きを感じさせる。


    最初は情緒不安定で破天荒な主人公、遅々として進まない大聖堂で起きた殺人事件の

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    2025年05月13日
  • 19号室

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    『17の鍵』に続く第2弾は、2019年2月、ベルリン国際映画祭の開会式場での映像で、女性が殺害されるシーンが上映されるという幕開けである。

    あまりにも映像がリアルであり、女性が市長の娘で女優の卵だと判明し、トム・バビロン刑事と相棒の臨床心理士のジータが動き出す。

    映像内の壁に残された「19」に戦慄したのは、ジータだった。

    今回は、ジータが主役といえるほどの存在感と身体を張る活躍だった。
    2001年に16歳だったジータの過去は壮絶であり、彼女たちの闇が暴かれていくにつれ、過去と現在が繋がり、隠された事実や謎が公になっていく。
    そしてトムとジータと関わりを持っていたのがベネだったことも驚きだ

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    2025年05月06日
  • 17の鍵

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    ずっとハラハラし通しだった。
    主人公は、事件解決のためなら多少の規則違反も目を瞑るタイプの刑事……にしてもしょっぱなからそれは飛ばしすぎという行動から始まるこの話。時代は二○一七年、ベルリンの壁崩壊から三十年が経とうとしているドイツ。
    主人公を信じていいのか、それとも……危うさを感じさせるのは彼だけではなくて、登場人物ほぼ全て。
    全員怪しく、全員やましさを抱えている。それを打ち明けあったり、隠したまんまだったり、少しずつ信頼関係が築かれ、事件は終局を迎えるのだけれど、大きな謎は次巻に持ち越し。

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    2025年04月30日
  • 19号室

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    前作同様、映像が目に浮かぶようなエキセントリックなオープニング。さすが映像制作会社社長!目まぐるしい展開に閉じることができず、ほぼ一日で読みました。こうした歴史の負の側面を抉り出すことで、エンタメに重みが生まれているかと。ドイツ分断時代ネタはたっぷりありそうなので、今後も楽しみです。ジータと彼の繋がりを作るのはちょっとやりすぎ?かと思いましたが、ほんわかパートでもあるので、今後の展開を期待します。にしても、臨床心理士とは思えないほど現場での捜査に加わっていて???ではあります。そしてまたまた次作に余韻を残す結末、読まざるを得ないではないですか。ただ、今後の流れに必要なのだとは思うけれど、ヴィー

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    2025年04月29日
  • 17の鍵

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    羊たちの沈黙が始まったか、と思うようなオープニング、前半の展開はスリリングで惹きつけられました。後半説明口調になり、わかりやすかったもののテンポ落ちた感があり残念。度々登場するヴィーの妄想もくどくない?とは思いましたが、連続して読まざるを得ない結末には唸らされました。ドイツミステリは何回か読みましたが、旧東ドイツ時代の負の歴史をえぐった作品は初めてで、ミステリの魅力を噛み締めています。

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    2025年04月06日
  • 19号室

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    「17の鍵」と同じトム・バビロンが主人公のドイツを舞台にしたミステリー。今作は臨床心理士のジータに焦点を当てている。ジータの18年前の事件と2001年の事件がそれぞれの時間系列で交互に描かれていく。過去のトラウマに苦しむジータ、妹の亡霊が見えてしまうトムの2人の、足を使った地道な操作に拍手を送りたい。

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    2025年03月31日
  • 19号室

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    ベルリン国際映画祭の開会式場に悲鳴が響き渡った。予定外の、女性が殺される瞬間を撮った映像が上映されたのだ。女性は市長の娘で女優の卵。映像はあまりにリアルで、目出し帽の人物が上映を強要したという。トム・バビロン刑事は捜査を始めるが、相棒の臨床心理士ジータは、映像内の壁に残されていた「19」に、自分との共通点を見つけて戦慄する。

    誰も彼もが叫び続けているような、サスペンス満載のドイツ発警察小説第2弾。しかも肝心の謎は次作以降に残されているとは。

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    2025年03月30日
  • 17の鍵

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    早朝のベルリン大聖堂で殺人事件が発生。丸天井の下に、女性牧師の死体が吊り下げられていた。現場に駆けつけたトム・バビロン刑事は、信じがたいものを目撃する。被害者の首には、カバーに「17」と刻まれた鍵がかけられていた。かつて、トムが少年の頃に川で見つけた死体のそばにあったのと同じ鍵が、なぜ今、ここに現れたのか? 圧倒的スピードで疾走するドイツ・ミステリ!

    次作を読まずにはいられない。

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    2025年03月27日
  • 17の鍵

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    205.03.16
    読み応えあり。
    訳者あとがきをまず読むことをおすすできます。読み進めるにあたり過不足ない前提情報を得られます。
    ネタバレしない範囲でいえば、主人公の警察官はあまりにも無鉄砲すぎる。

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    2025年03月16日
  • 17の鍵

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    猟奇的な犯行から始まって、主人公刑事の過去と絡みながら話が進んで行く。

    過去が絡むミステリー系は多いが、この作品の場合、過去や視点の切り替えが頻繁にある。
    ミステリーとしてはよく練り込まれているのに、場面転換が多すぎて話の腰を折ってしまっている。

    主演二人の陰影あるキャラも、あまりにも大仰で魅力的に感じられない。
    数多の作品で色々なコンビが登場しており、それを凌ぐためには仕方ないのかもしれないが、そこまでしなくてもプロットがあれば十分なのに。

    500ページ以上あり、内容も濃厚だが、一応事件の解決はみるものの伏線の回収がなされておらず、”続編に続く”状態なのも物足りない。

    ドイツ作品のた

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    2025年12月27日
  • 17の鍵

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    ドイツのミステリーを読むのは初めてかもしれない

    現在、2017年と過去、1998年を行き来しながら事件捜査は動いてゆく
    個人的にはめんどくさく感じた! (申し訳ない)
     のと、主人公の顔と言うか人物像が今一つ浮かびにくく最後まで顔が(想像の)見えなかった、今一つ表現がそういう部分には向く必要がない物語なのかもしれない
    面白かったのにそこが残念だった。

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    2025年12月07日
  • 17の鍵

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    過去に秘密を抱える刑事と臨床心理士のコンビが刑事の過去に関連した謎に迫る。
    面白くはあったが、最後は謎が残ったまま終わり、まさかの4部作。
    今後、2人のコンビの連携もよくなっていくのだろうし、謎もわかってきて楽しみではあるが、全部読めるのはいつのことになるのだろう。
    2作目は出ているようだが、早めの全巻翻訳希望。

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    2025年12月01日
  • 17の鍵

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    ネタバレ

    時代というか時間がコロコロ変わるけど、そんなに大きく行き来するわけじゃないから読みやすい。

    最後の方の登場人物ごちゃごちゃしてちょっと分かりにくかった。カタカナ苦手過ぎて海外小説向いてない?笑

    ジータどんな顔か気になって想像が膨らむ。

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    2025年10月29日
  • 17の鍵

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    初めてのドイツミステリー。壁は崩壊したけれど東西に分かれていたことは、そこに住む人たちの心はなかなか癒えない。登場人物が発する言葉の節々に見受けられた。壁は罪が深い。

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    2025年09月05日
  • 17の鍵

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    ネタバレ

    ドイツミステリということで、主人公のトム以外なかなか登場人物の名前が頭に染み込まなくて何度も冒頭の登場人物ページを行き来しながらもほぼ一気読みした。主人公のトムがかなり暴走するのでハラハラしっぱなしだったけど、相棒のジータでかなり救われた。
    過去と現在が行き来する書き方でも混乱なく読める。
    犯人とその動機は結構強引。
    でも作品として妙な魅力あり。
    今作では過去で起きた事件のほんの一部が紐解かれただけなので次作も読みたい。

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    2025年08月05日
  • 17の鍵

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    タイトルがもう何だかワクワクする。

    終盤で少し頭がこんがらがってしまって何度も登場人物紹介ページを行ったり来たり。

    次の巻の19号室も既に手元にあるのだが
    その次がいつ発刊されるか分からないので
    少し時間を置いてから次を読むか、悩むところ。

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    2025年06月21日
  • 17の鍵

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    ベルリンの大聖堂で聖職者の惨殺遺体。首には17とある鍵。刑事が昔見つけた遺体にも同じ鍵が。

    非常に複雑。途中まで凄く面白かったのだが、終盤ややこし過ぎてわけ分からなくなってしまった。

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    2025年05月30日
  • 19号室

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    トム・バビロンとその相棒ジータ・ヨハンスのシリーズ第二弾。
    今回もタイトルは数字。そして登場人物たちの過去の出来事が現在に深く関わってくるというスタイルを踏襲。
    本作の主役はジータで、彼女の特異な見た目の秘密が明かされることとなる。

    始まりはいきなりベルリン国際映画祭の会場だし、
    後半スリリングな展開となる場面の舞台は
    数千のコンクリートの石柱が立ち並ぶホロコースト記念碑。
    視覚的な効果が半端なく、先へ先へと気持ちがはやり楽しめた。

    四部作の半分で、以降の作品の発売は今のところわからず。
    早めの刊行、よろしく!!

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    2025年05月06日
  • 17の鍵

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    読み始めからベルリン大聖堂の丸天井に吊り下げられた女性牧師の死体という殺人事件に突入する。

    被害者の首に「17」と刻まれた鍵がかけられていて、それはトムが少年の頃に見つけた死体のそばにあったのと同じもので…。

    ここから刑事トム・バビロンと臨床心理士ジータ・ヨハンスが捜査の真相に動き出す。

    トムの少年時代に行方不明になった妹を捜すエピソードを絡めながら過去を振り返りつつ進む。
    アルコール依存性歴のあるジータの性格も掴み難いゆえに気になる存在である。

    登場人物のカタカナ名に苦戦しながら後半から一気に読み進める。
    気になるエピローグ…。



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    2025年04月27日