おおたわ史絵のレビュー一覧

  • 母を捨てるということ

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    大変興味深く読めました。
    別に家族に依存症がいるとか、自分がそうだとか言う訳ではありませんが、依存症に至った経緯がやはり、生い立ちや幼女期の愛情不足が多いに関係ある事に改めて考えさせられました。
    お母さんもきっと苦しかったんだと思います。
    満たされなかった愛情は大人になると、とんでもない方法で満たされようとするのかもしれませんね。

    おおたわさんもメディアで拝見する限りではそんな影は微塵も感じません。人間と言うのは見た目とは裏腹に色んな闇や悩みを抱えながら生きているんだと思いました。
    負をプラスに変える力が人間には必要で、まさにおおたわさんはそれができたんだと思います。
    生きるとは大変なこと。

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    2025年09月20日
  • 母を捨てるということ

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    こんなに大変な苦労を、幼少期から大人になってもされていたなんて、とても驚いた。
    過酷な環境のなか、本当によく立派に成長されたなあ。涙が出そうだ。

    お父さんの愛情あってこそだろうが、どうしても、お父さんにもっと史絵さんを守ってあげて欲しかったと思ってしまう。
    史絵さんだったからこそ、お父さんが一人で抱えずに共に乗り越えてきたのだろうが、娘だよ。もっとなんとかならなかったのだろうか。他人だからこそ言える綺麗事かな。

    依存症はセルフメディケーションという考え方を初めて知った。
    「多くの依存症患者には最初から他人にはわからない生きづらさがあり、それを自分で埋めるための自己治療=セルフメディケーショ

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    2024年06月11日
  • プリズン・ドクター(新潮新書)

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    ネタバレ

    本屋でジャケ買いした次の日に読み終わってしまった。
    とにかくとても読みやすかった。内容は、まあ、とても重いが… 著者の人もそれを分かっているからか、全体的に軽い書き方をしてくれていたのかと思う。

    刑務所で働くお医者さんは、矯正医官と呼ばれる。ムショの人たちの矯正をサポートする存在だから。
    でも外の医者とは結構やること、できることが違う。まずはお金とスペースの問題で医療器具も薬も圧倒的に少なく、ボールペンなどの小物も少ない。後者がないのはお金ではなく、ボールペン、タオル、傘、なんでも凶器もしくは自傷の道具になりうるから。

    また、お礼参りを避けるためにも、個人情報はほとんどなく、医者もナースも

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    2024年05月25日
  • 母を捨てるということ

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    一気読みでした。私自身母と複雑な関係のまま終わってしまったので、タイトルが気になり購入。
    複雑なご家庭で大変苦労されていて、驚きました。
    先生と同じ気持ちになる点も多々ありました。
    依存とは甘え、弱さと思われがちだと私も思いますが、今思えばそうすることでしか自分わ満たせず、
    そうしていても満たされない…依存体質の母は生きづらい人生だったとも思います。
    この誰にも言えない思いを声に出してくれて本にして下さって救われた方が沢山いると思います。
    あぁ…同じ思いをする同士がここにもいるんだ…と思えた方がいると思います。
    届くことはないと分かってますが、おおたわ先生には幸せになってもらいたい。

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    2024年05月19日
  • 母を捨てるということ

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    おおたわ先生の母親が薬物依存であった
    そのときの体験・経験を包み隠さずにエッセイとして書いていて同じ立場の方々の力になると思う
    依存患者の辛さや苦しさを緩和する為の治療には先ず家族から行うという
    自分達が医師であっても医療行為は家族以外が行うことが良いとの事であった
    医療が必要な時はしかるべき医師に依頼し治療を委ねる事が一番のようだ

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    2025年06月08日
  • プリズン・ドクター(新潮新書)

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    刑務所内で医療を行う矯正医官と呼ばれる仕事に従事する筆者が、どうして矯正医官になったのか、刑務所内ではどのようなことが特徴的なことであるか、筆者の家庭環境…等々を語る。

    罪や、その矯正とはなにか、。色んな不幸や環境、先天的な知能障害や病気により、社会の爪弾き者にされ、結果として不幸にも犯罪に手を染めてしまい、刑務所に入ることになった人々を、どう矯正していくか、どう救っていくか。単純に、あなたがしたことは悪いことなので、してはいけませんよ、はい分かりましたで終わらない、通じない人々がいる。そもそも、こうした彼ら彼女らが犯罪に手を染める前に、社会で、できることはなかったのか。
    矯正(救済)の困難

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    2025年01月25日
  • プリズン・ドクター(新潮新書)

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    元開業医、現刑務所のお医者さんのおおたわ史絵さんが法務省矯正医師になるまでの経過とその後の話が書かれています。

    塀の外の病院と同じような設備で手厚くとはいかなくても最適な医療を受けられるように工夫する先生の姿に仕事に対する向き合い方が伝わってきます。
    罪を犯した人に医療なんて贅沢すぎる!という声も聞かれるようですが、健康でいてもらうことでしっかり罪を償ってもらうという感情的にならずに仕事に徹していることも文章から読み取れました。

    適切なケアを受けられずに刑務所に入るはめになってしまった人(なかには少年少女や90才の高齢者も)の問題も書かれています。
    だからと言って極端に同情的というわけでは

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    2024年10月06日
  • 母を捨てるということ

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    毒母の話かと思って読んだら、依存症母の話で、座り直して読みました。著者が医師なだけあって、専門的な見知からきちんとかかれている印象。
    お母様の精神性が(おそらくその不幸な生い立ちに大きな影響をうけて)未熟であったことは想像に難くないが、お父様が医師であったばかりに非常に危険な薬物の依存症に足を踏み入れてしまったことは、著者にとって本当に不幸であったと思う。
    医師となり、依存症克服のための啓発活動をされていることを本当に素晴らしいと感じると同時に、やっぱり教育って大事だなと思いました。

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    2024年09月24日
  • プリズン・ドクター(新潮新書)

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    テレビによく出ていた、おおたわさんの本です。
    刑務所のお医者さんになっていたのですね。この本を手に取ったのは、お題にもあるように、刑務所のドクターは、どんなことを行っているのか、興味があったからです。ほとんどの人は、お世話にならないところですので、わたし達がいる世界では、体験出来ない状況を、興味深く読ませてもらいました。

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    2023年02月19日
  • プリズン・ドクター(新潮新書)

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    一時沢山メディアに出てらした、おおたわさん。
    今は刑務所でのお医者さんをされてると知って読んでみた。
    おおたわさんの文章は読みやすくわかりやすい。

    でもうっかり受刑者が、いい人そうに見えてしまって、
    いやいや法を犯してる人達だと頭で再確認しながら読んでいた。
    縁のない事、と思っていてもどこで引っ張り込まれるかわからない。
    勉強させて頂きました。

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    2023年02月17日
  • プリズン・ドクター(新潮新書)

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    刑務所等にいる受刑者も人間であり怪我や病気はするもの。その被収容者の診察に当たる医師は、法務省矯正局の医師となる。
    悪い事した人をなぜ国の税金で助けるのか。と安直に考えていると、本書にて早々にその説明がある。
    刑務所は罪人を閉じ込めて懲らしめる場所ではない。犯した罪に対して懲役という労働をさせ、社会復帰をさせる矯正施設だということ。被収容者が健康で元気に労働するために医療施設があり医師がいるのだということ。なるほど、ハッとする。
    とはいえ、ぶっちゃけ待遇も環境も良い訳では無いようで
    なり手は少なく、かと言って志高い医師達が任にあたっているかというとそうでもないらしい。
    知られざる刑務所の中の出

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    2023年01月09日
  • プリズン・ドクター(新潮新書)

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    獄窓記を思い出しながら読みました。やり方を変えれば、塀の中に戻る人はもっと減らせるのではないでしょうか。
    笑いヨガは、費用もそんなにかからないのでぜひ取り入れてほしいです。

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    2023年01月06日
  • プリズン・ドクター(新潮新書)

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    20230103002

    プリズンドクターの立場から見る刑務所という名の社会、いびつだが塀の外と隣り合わせの現実
    治療者としての想いが良かった

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    2023年01月03日
  • 女医の花道

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    これまで誰も書かなかったような女子医大の内情、研修医の実態、オトコばかりがちやほやされ、時代錯誤・セクハラありの医者の世界を軽妙な語り口で綴る。

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    2009年10月04日
  • プリズン・ドクター(新潮新書)

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    TVで活躍していた女医さんがプリズンドクターになった経緯から受刑者が犯罪に至る理由まで幅広く取り扱い読みやすかった反面、雑誌の連載エッセイのように問題を提起するほどの力が入った所はなかった。
    知能指数が70以下の人たち、劣悪な家庭環境下で育った人たち、ホルモン異常などで暴力的になる人たち等懲役では改心させようもない人たちが紹介されています。
    犯罪者を作らない社会システムの構築にはどうすべきかという課題については山本譲司さんの獄窓記や宮口幸治さんのケーキを切れない非行少年たちの方が切迫感を感じました。

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    2025年08月10日
  • プリズン・ドクター(新潮新書)

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    カテゴリ名「感動ヒューマニズム」って軽薄ですよね。感動もしないし、ヒューマニズムは手垢付きすぎワード(マスコミのもたらした結果)
    感動以上に、筆者の社会的責務と内容の重さに感ずるところが多かった・・悪口ではなく、辛口コメントになるのを承知で言えば・・「筆者の姿が作っている感が強く、裏で壊れていく、傷ついたまま、或いは持ち分以上の犠牲的な心身負担」を強く感じた故。

    学生時代、刑務所の作業所を見せて頂いた経験、今の職務につくにあたっての研修で「女子刑務所現役勤務嬌声担当官の講演」を聴いたことがある。
    もっと若かったらその方面へ進みたかったとすら思った時もある。」

    巻頭で述べる「山岳ドクター、総

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    2025年01月22日
  • 母を捨てるということ

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    壮絶・・・毒親系の本かなと思って読み始めたが、そんなレベルのお話ではない。
    薬物中毒の母と格闘する家族の姿が赤裸々に描かれている。
    TVに出ているおおたわさんの、知的で柔和でバランスの良いお人柄を思い出すに
    どれほどの忍耐と努力で彼女がそれらを身に着けたのだろうと
    思いを馳せて胸が苦しくなる。

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    2024年09月02日
  • プリズン・ドクター(新潮新書)

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    プリズンドクターも気になったが、おおたわさんのお母様の話が怖かった。医療用の麻薬注射の中毒だったお母様。どんなに辛かったことか・・・
    刑務所なんか入りたくないし、身近な人にも絶対はいってほしくない。と言うより入るようなことをしない、させない社会ってできないのか

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    2024年02月03日
  • プリズン・ドクター(新潮新書)

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    星3.5
    実母が薬物依存だったこともあり、矯正医官となった著者。更生を願う気持ちが伝わってくるが、他の方も言っている通り、著者の場合、顔も広く知られているし、いわゆるお礼参りなど、大丈夫なのだろうか。

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    2023年09月29日
  • プリズン・ドクター(新潮新書)

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    刑務所の医師となられていたおおたわさん。刑務所という世界の様子、そこで医師として勤める様子などが、世間離れしていてへ〜となりました。

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    2023年05月21日