ジェイムズリーバークのレビュー一覧

  • 破れざる旗の下に

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    名作★5 人間がやってしまう最も愚かな所業「戦争」狂気と凄惨さに希望も見えない #破れざる旗の下に

    ■あらすじ
    南北戦争時代のアメリカ南部ルイジアナ。歩兵連隊に従軍していた外科医のウェイドは、辛い体験をして伯父チャールズの農園に身を寄せていた。その農園の奴隷として働いていた黒人女性のハンナは、かつて幼い息子と生き別れてしまい傷心の毎日を送る。

    巡査のピエールは、農園主スアレスが殺害された事件を追っていた。ハンナが関係していると睨んだピエールは自身の根拠だけで逮捕してしまう…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    名作★5 日本人には馴染みが薄い、アメリカ南北戦争の悲劇を描いた戦争小説です。

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    2024年12月14日
  • 磔の地(新潮文庫)

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    ネタバレ

    1998年ゴールド・ダガー賞受賞作.アメリカ南部が舞台で,どうやらシリーズの10作目らしい.
    ゴールド・ダガー賞受賞にふさわしく,南部の田舎のどうしようもない閉塞感が重厚なトーンで描かれた,傑作であるが,読後感はスッキリしない.結局,巨悪には勝てないのか...
    しかし,アメリカ人は,こんなにも婉曲的な会話をするんですかね?

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    2025年11月24日
  • 磔の地(新潮文庫)

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    先日、王谷晶さんが受賞して、話題となったダガー賞(の翻訳部門)、
    その、ゴールド(最優秀)を獲った作品として本屋さんの新発売コーナーに随分と積んでいたので衝動買い。
    ・・・ただし、受賞は1998年でありました・・・
    翻訳モノは、相性の良し悪しで分かれ道。
    今作は、登場人物の相関関係を理解するのに大苦戦、舞台となる街の風景や雰囲気を感じ取ることが出来ずに、
    只々、文字を追い続けることで精一杯。
    苦しい読書時間となってしまいました。

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    2025年09月05日
  • 磔の地(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2025年の28冊目は、ジェイムズ・リー・バークの「磔の地」です。1998年のゴールドダガー賞受賞作です。舞台は、アメリカ南部ルイジアナ州。ディープサウスとも呼ばれるスワンピーな土地を舞台にしつつも、暑くるしさよりも乾きを感じるのは、作者の文体なのでしょう。そして、この本がゴールドダガー賞を取る当たりに、イギリス人のアメリカ南部好きを感じずにもいられません。
    主人公は、アイビーリア郡の保安官事務所に勤務し、釣り餌屋も営む、デイヴ・ロビショーです。本書は、シリーズ10作目となります。納屋に磔にされて殺されたジャック・フリンの未解決事件を軸に、アイダ・ブルサードの溺死事件や少年2人の射殺事件等を絡

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    2025年08月13日
  • 破れざる旗の下に

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    南北戦争時代のアメリカが舞台
    日本人の多くは教科書に書いてあったことしかイメージが付かないが、アメリカが引き摺るには重すぎる歴史が伺える
    単なる権力闘争の内戦ではなく、また単なる南北の対立だけでもない、人が人を殺してしまう憎しみと狂気が入り混じっている
    敵は一つではなく無数に存在し、更には自分の内面にも存在する

    単なるミステリーではない本作品
    元々純文学作家であった筆者の文章は評価が高いが、純文学苦手の私には個人的に少々難があった

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    2024年12月24日
  • 磔の地(新潮文庫)

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    長いのだが、時折、描写が飛んでいる感を受ける。殺人の連続がこのラストで良いのかとも。
    とにかく超絶的に人名が頭に残らずで、こんなにも人物一覧見返したのは…

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    2025年10月22日
  • 磔の地(新潮文庫)

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    サンセット・リミテッド号の停車駅があるルイジアナ州ニュー・アイビーリア。その町の保安官事務所の刑事デイヴ・ロビショーのもとに、女性写真家ミーガンが訪ねてくる。彼女の父親は、かつて納屋の壁に磔にされて殺害された労働活動家フリンだった。この犯罪は罰せられることなく、無関心や恐怖から見て見ぬふりをした人々はみな沈黙の刻印を背負った。
    窃盗罪で拘置中の黒人が看守に虐待されているというミーガンからの情報で、捜査に乗り出したロビショーは、幾重にも交錯する事件に遭遇。
    映画の撮影現場で雇われたサイコパスの暗躍、過去の秘密を紛らわせるため酒に溺れる大地主の娘の不審な行動、黒人少女をレイプした白人兄弟の殺害事件

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    2025年08月06日
  • 破れざる旗の下に

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    南北戦争下のルイジアナを舞台にした物語。この種の小説は沢山読んだし、「風と共にさりぬ」でも十分とか思っていたが、見方をかえるとこんなに違うんだと、改めて感じた。

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    2025年02月13日
  • 破れざる旗の下に

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    SL 2025.1.24-2025.1.27
    アメリカ南北戦争が舞台。
    アフリカ系の女性奴隷、傷痍軍人の農場主の甥、巡査、北部から来た奴隷制廃止論者、賊軍の指揮官。章ごとに語り手を変え、残酷で愚かな戦争のリアルと逃亡劇を描き出す。
    北軍にも南軍にも正義はなくただ残虐な殺人があるだけ。そんな中でも高潔さや倫理観を失うことなく貫いた人たち。苦しいくらいの悲惨さの中でエピローグがちょっといい。

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    2025年01月27日