橋本拓也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書は「リードマネジメント」を軸に、マネージャーの姿勢から実践技術までを現実的に整理した一冊である。序章では「部下の成果を自分のおかげと思い始めたら危険」という指摘が印象的で、モチベーション3.0の考え方にも触れられている。第1章では、選択理論の「上質世界」を通じて、メンバーの欲求・価値観を理解しそこに入る重要性が語られるが、どうしても合わない相手は離職につながると認める点がリアルだ。第2章は目的の明確化と成長支援がテーマで、アドバイスは求められて初めて届くという実践的視点が示される。第3章では組織文化を“水質”と捉え、変化は段階的に行うべきとする。第4章では「重要だが緊急でない仕事」への集中
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Posted by ブクログ
私も一応肩書上では部下にあたる後輩がいる。私が指示出しして一緒に行動することも多いので、自分の指導が本当に正しいのか、ダメなんだとしたらどう直していけばいいのかを知りたくてこの本を読んでみた。
しかし、読んでいてあまり自分事として捉えられず、私自身がまだまだいちメンバーの一人に過ぎなかったのだと痛感した。
大体、私の考え方の根っこは、組織のため〜チームのため〜とかいうのはまったくなく、自分が居心地よく仕事ができればそれでいいと思っている。我ながらリーダーの器にはあるまじき思考だと感じる。まだ全体のことを考える心の余裕がないということの証左かもしれない。
遠からずメンバーを率いる立場になる