ジェシカ・ノーデルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
原文はわからないけれど翻訳者も難しい言葉を使わずわかりやすく内容を伝えてくれているし、読みやすい本だと感じた。
偏見を取り扱う本でよく気になってしまうのが、著書にもバイアスがあり、それが内容に影響しているということなのだけど、自身が持つバイアスに目を向けて語っている章もあり、信頼して読み切ることができた。
たくさんの実践、実験を例に挙げてその分析も充実していて、頭がパンパンになりました。差別が多いと思うが みたいな根拠のない主観を排除して内容を充実させる姿勢を感じました。
簡単に読めるように書いてくれているけど、偏見や差別に向き合えなかったら耳が痛いし、分厚さも根気強く読まなければ突破 -
Posted by ブクログ
・本書は、周辺化された人々が手にとっても、権威の中心にいる人々が手にとっても違和感なく読める、とおもう。
せっかくなら、「無意識に差別をするすべての人たち」がこれを読んでくれ、という気持ちと、「そういう人」はこれを読んでも自省に結びつけたりはしないんだよな(これは偏見)という諦観を抱きながら読んだ。
・取り組みの例、どれも胸にぐっとくる。警察とギャング街の例、MITの例などは、泣けてくる。
・本書で挙げられるバイアスの例のどれか一つくらい、誰しも晒されているのではないか。それくらい多様な、隅々までの例が挙げられていた。どれもこれも身に覚えすぎて、納得せざるを得ない。
加えて、あらゆる解決方法が