間宮改衣のレビュー一覧

  • ここはすべての夜明けまえ

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    25歳で融合人間(サイボーグ)手術を受けた主人公が、100年後にひとりぼっちになり、自分の家族について綴る。平仮名メインの文章は、慣れるまで読みにくいけれど、慣れてしまえば大丈夫。その代わり、家族が一人ずつ死んでいくたびに重たくなってくる。不老不死の不自由さと言うものかもしれない。

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    2026年03月02日
  • ここはすべての夜明けまえ

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    ・得体の知れないものと対峙するとき、どれだけ積み重ねられるか。
    ・ゆるさないことでしか、本当にゆるすことはできないと思う。

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    2026年02月15日
  • ここはすべての夜明けまえ

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    身体の機械化で不老不死になった少女の話なのだけど、とにかく淡々と事実のみが記されているようなストーリーで読ませる文章がすごい良かった。全編ではないけど、ほぼひらがなだけで構成されている日記調の物語なので「アルジャーノン」とか「くらやみの速さはどれくらい」みたいな感じ。無機質で感情に湿度が無く、昨今ホットな、AIと会話をした事がある人なら分かる、こちらが欲しい言葉を並べてくれるそれに近い反応が人間ではなくなってしまった主人公を丁寧に表現していた。

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    2026年02月03日
  • ここはすべての夜明けまえ

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    ネタバレ

    ひらがなばかりの文章で名前も見た目もわからない主人公の姿を想像するのが面白い。今よりも技術が進んだ未来だけど、誰も幸せそうではなくて感情がある今の方が、苦しみも多いけど幸せも感じられそうだ。

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    2026年01月29日
  • ここはすべての夜明けまえ

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    平仮名が多く、改行のない文体で、テーマも重いけど、なぜだかスラスラ読めた。主人公は他人の人生を搾取してしまったと後悔するが、相手がそう捉えておらず、自分の人生に納得しているのならそれで良いのでは。別の人生があったはず、と考えすぎるのも不毛な気がする。

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    2026年01月25日
  • 弔いのひ

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    著者の前作『ここはすべての夜明け前』が好きで、こちらも期待して読んだ。

    ありきたりではない家族のストーリー。
    精神的に弱さを抱える織香が、父の死をきっかけに自分、父親、母親のことを見つめ直す。
    そこで初めて知る、親のよその顔。もしくは本当の顔。だんだんと家族の輪郭が浮き上がってくる。
    淡々と書かれる日常の苦しさに、読んでいてこちらも苦しくなる。しかし飾らない言葉で書かれたそれらは、深く心に響いてくる。
    何か大きな盛り上がりがあるわけではない作品だけど、私には興味深い話でおもしろかった。
    最後は希望をのぞかせる内容で、これが家族のリアルな姿かも知れないと思った。

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    2025年12月19日
  • ここはすべての夜明けまえ

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    人間が目指す理想とは

    色々なことを考えさせられる近未来のストーリー。

    主人公は酷い対応を受けた家族を恨むでもなく、むしろ淡々と生きている。逆に計算された理想的な世界で生きている親切な人達の対応に違和感を抱く。それは現代社会にも通じるようなぞわっとする恐怖感。私達はどこに向かえばいいのか、何が善なのか考えさせられた作品。

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    2025年01月11日
  • ここはすべての夜明けまえ

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    SF小説。

    九州の山奥に住む「わたし」は、父も兄妹も甥も死んでしまって、一人になって家族史を書くことにした。

    お母さんはわたしを産んで亡くなってから、お父さんはわたしに執着するようになり兄と2人の姉は私のことを嫌い、わたしも自分がこれ以上生きていくことをやめたかった。

    生きることをやめたいことをお父さんに話すと、融合手術を受けることを勧められ、わたしは脳をもつロボットとなって、人よりも長く生きることになった。

    お父さんや兄と2人の姉がどういう風に死んでいったのか、甥であり恋人となったしんちゃんの最期。

    ロボットとなったわたしとは別の人に話すことで気づいた、かつてお父さんにされたような

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    2026年05月23日
  • 弔いのひ

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    亡くなってから知る父親のアンビバレンツな人物像に困惑しながらも、母親のことも許し、過去の自分ごと受け入れることでインナーチャイルドも消える。
    私小説で自分を救済するような、そんなメタな構造が深い弔いでした。

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    2026年04月13日
  • ここはすべての夜明けまえ

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    最初は思ってたのと違う雰囲気で読み進められないかもと思ったが、なんだかんだ一気読み。わたしのことはわたししか救えない、人生でこれだけは正しかったということをしたい、向き合うと見つめるはちがう。

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    2026年03月27日
  • ここはすべての夜明けまえ

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    メンヘラ女の早口一人語りが最初しんどかったけど、時折り差し込まれる不穏な言葉に引っ張られて最後まで聴けた。

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    2026年03月16日
  • ここはすべての夜明けまえ

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    ネタバレ

    主人公が書いたカジュアルな家族史。

    主人公は
    父の価値観
    家族という単位
    融合手術という制度
    周囲との関係性
    が常に前提としてある。
    どんな人もなにかしらそういった関係性の中でしか存在できないけど、その関係性を引き受けたうえでどう選ぶかを問うお話だったと思う

    アルジャノーンに花束を を思い出させるくらいのひらがな長文はかなり疲れた

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    2026年02月23日
  • ここはすべての夜明けまえ

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    2123年、不老の身体を手に入れた「わたし」が、九州の山奥で孤独に家族史を書き綴る物語です。約100年前の現代日本を舞台に、家族の愛憎、ジェンダー、身体性、社会の規範などを独特の文体で深く掘り下げ、現代社会への鋭い問いかけを投げかける作品で、SF的な設定と私小説的な深みが特徴です。

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    2026年01月14日
  • ここはすべての夜明けまえ

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    設定がなかなかエグい。短いし続きが気になって一気に読んでしまったけど、どう読んだら良いのか結局よくわからなかった…。

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    2026年01月07日
  • 弔いのひ

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    この著者の「ここはすべての夜明けまえ」は平仮名だけで読みにくく挫折したが、これは普通の文章だった。うつ病の作家の娘と、癌でこの世を去っていく父親との話。

    娘と父や母との対話が全てメールと電話だけで終わり、大人になってから親子の関係を再構築している様子に、なんとなくワサワサしたり共感したり。親子の関係は、良い時もあるし、悪い時もあるけど、最後は幸せだったと思えるのが良いなぁ。

    今年も沢山本を読んで世界を広げたい。皆様のレビューを楽しみにしています!よろしくお願いいたします!

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    2026年01月05日
  • ここはすべての夜明けまえ

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    ネタバレ

    家族の業は繰り返されるという点が印象に残りました。奇しくも最近自分が娘を持つ親となったので、彼女とのコミュニケーションにきちんと向き合わないといけないのだな、と思いました。

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    2026年01月02日
  • ここはすべての夜明けまえ

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    ネタバレ

    自分の幸せを振り返る日記みたいな本だった。

    前半は、主人公が漢字を習っていないので平仮名がほとんど。読みにくいったらありゃしない。簡単な漢字と平仮名が組み合わさっている、芸が細かい...。


    融合手術により、ほぼ機会と化した主人公。高度に技術が発達した社会。
    最大幸福化できる行動をAIが提示、記憶を改竄し自分の都合のいいように(自分が幸せと思えるように)することが可能になった社会。

    何か温度のあるものが抜け落ちている、そんな状況で、自分だったらどんな選択をするか、そればかり考えていた。

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    2025年12月07日
  • ここはすべての夜明けまえ

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    ネタバレ

    表紙に冒頭の文章が載っていて、興味を惹いた。いざ読んでみると、ほとんどひらがなの文は読みにくい。(途中から漢字増える)ただ、淡々と融合手術を受けた自分の状況、家族史、シンちゃんとの関係などが綴られる。100年後、人類が住めなくなり宇宙へ飛び出すことになる様子も描かれており、地球の未来を案じてしまう。

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    2026年01月01日
  • ここはすべての夜明けまえ

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    夜明けシリーズ ひらがなばかりはきつかったけど、かんじをかかないとひらがなしかかけなくなるんだろうなと思いました。かんたんなかんじはかくことができても、かくすうが多いとおっくうになるきもちはわかります。

    記憶を消すことは人生において良いことなのか、考えさせられました。消したい過去、忘れたい過去、ないといえば嘘になりますが、本当に消して忘れたとき、それは自分なのでしょうか。私も記憶に留めたまま生きていかないとならないと思いました。

    私は間宮改衣さんの「ここはすべての夜明け前」と瀬尾まいこさんの「夜明けのすべて」と町田そのこさんの「夜明けのはざま」を勝手に夜明けシリーズと呼んでいます。

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    2025年12月03日