木藤亜也のレビュー一覧

  • 1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記

    Posted by ブクログ

    なんて残酷な病気なんだ。こんなに大変な病気と闘っているのに、明るく前向きでユーモアも忘れない亜也さん。彼女が綴る言葉には多くの人を勇気づけるパワーがある。きっと聡明で強い女性だったのだろう。それと同時に、恋がしたい、結婚できるかな?と考える一人の普通の女の子であることもよく分かる。決して「特別な病気の女の子」ではなくて、病気と闘う「普通の女の子」なんだと思う。当たり前の日常のありがたさ、五体満足でいられることのありがたさ、命を無駄にしてはいけない。心に刺さる一冊です。

    0
    2025年01月25日
  • 1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記

    Posted by ブクログ

    脊髄小脳変性症を患った少女の闘病生活が描かれている。緩徐に病状が進行していき、今までできていたことが少しずつできなくなっていくことで身体的にも精神的にも追い込まれていくのが読んでてとても辛かった。先天性疾患と違って今まで歩けてたのにだんだんと歩けなくなり最後は這ってトイレに行くようになる疾患のせいでできないことに対して周りの目を気にしたりイメージとの乖離が生じてとてもしんどいんだろうな。本人だけでなくお母さん、兄弟たちも同じように病気と闘っていてほんとつらい。
    自分がこんなに健康であるからには、彼女のように初志を果たせない人たちの分まで頑張る必要があると肝に銘じた

    0
    2024年11月02日
  • 1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記

    Posted by ブクログ

    脊髄小脳変性症。医療の発達した現代でさえ未だ治療法が見つからない不治の病。この作品は、15歳で発病し、25歳の若さで亡くなった亜也さんの感情が綴られた日記をもとに、病状が進みほとんど判読できない文章を、母親がまとめ文庫化したものです。当たり前の日常は決して当たり前なんかじゃない。いまを一生懸命生きることの大切さを教えてくれます…!!(ユメ)

    0
    2024年10月22日
  • 1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記

    Posted by ブクログ

    小学生のときに本屋で親にねだって買ってもらった本。徹夜で朝までかかってボロ泣きしながら再読した。

    日記の中の亜也ちゃんは、いつも泣きながら、前を向こうと懸命に努力している。
    「社会の役に立ちたい」、「たとえどんな小さな弱い力であっても、喜んで与えたい」、「恩を返したい」
    常に将来を考え、失ったものよりも自分に残っているものを見つめようと努力し、失うものが増える度に軌道修正を行いながら、目標を持ちたいと足掻く姿が印象的だった。
    そんな亜也ちゃんだからこそ、失われていく毎日に八方塞がりになり、何度も目標を見失って、泣きながら絶望する気持ちが痛いほどわかって涙が止まらなかった。

    亜也ちゃんの周囲

    0
    2024年11月09日
  • 1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記

    Posted by ブクログ

    人の人生、我が人生 生き抜く力
    脳の細胞が消滅し始め身体的機能が全て失われていく先天性の病気で発病から6年間日記を綴ることで懸命に生き抜いていたが、その後4年間は生きる屍のような辛い余命だったに違いない。その亜也さんが最後に先生に聞いたことは「先生、私・・結婚できる?」という少女の切ない夢と希望だったのが印象に残った。また、残された兄弟姉妹の「人を思う優しい心」がみんなに伝わり教訓となったことは、姉亜也さんの短い人生でも素晴らしい遺言になった気がした。「生き抜く力」をもらった気がした。

    0
    2024年06月22日
  • 1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記

    Posted by ブクログ

    いつ死んでしまうかわからないアヤちゃんでもこんなに頑張って生きていたんだということに心が動かされました。健康な体で両親や友人にも恵まれている私はちゃんと一生懸命生きているのかな。と自分を振り返るきっかけになりました。私も彼女を見習って目標を持って1日1日を大切に生きていきたいと思います。

    0
    2024年02月29日
  • 1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記

    Posted by ブクログ

    私と年齢が比較的近いため、日記の中にある辛さも分かり、胸が痛くなる。「なんで私だけが…」というもどかしさ、辛い運命のレールの上を走る現実、徐々に不自由になっていく。ただ、木藤亜也は決して諦めなかった。その生を乞い、抗う姿に私は言葉が出なかった。特に彼女と近い年齢層の10代後半の人にぜひ読んでもらいたい一冊。

    0
    2023年03月06日
  • 1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記

    Posted by ブクログ

    脊髄小脳変性症。進行性の病気。できることがだんだん少なくなっていく亜矢。そんななかでも、自分にできることを必死にやっていく姿勢に心が打たれた。亜矢を見守るお母さんも本当に強い人。冷静に対処している所が。
    特に印象に残った場面。それは、亜矢が歩けなくなり、這ってトイレまで移動する時。後ろでお母さんも同じ姿勢になり、ボロボロ泣いている…。想像して涙がでた。
    この作品は、ヘタな自己啓発本を読むより、よっぽど大切なことを教えてくれると思う。
    文中にたくさん出てきた、亜矢の好きな本を自分も読んでみたいと思った。
    当たり前は当たり前じゃない!

    0
    2022年06月30日
  • 1リットルの涙

    購入済み

    みんなに読んで欲しい

    脊髄小脳変性症という疾患になった少女の話です。
    ノンフィクションな分、残酷な現実が次々と突きつけられますが、真っ直ぐ立ち向かっていく主人公の亜也さんの生き様、そしてそれを支える家族や友人に胸を打たれます。

    0
    2021年11月05日
  • 1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記

    Posted by ブクログ

    わずか15歳で脊椎小脳変性症という難病に罹患した少女の日記です。かつて、沢尻エリカ主演でテレビドラマ化されたこともあります。「なぜわたしが?」との理不尽な状況の中で、生きる意味を懸命に問い、闘う亜也ちゃんのすがたに、切なくつらくとも直視しなければならない現実(日々)の重みを教えられます。死は、つらくともちゃんと生きたものの終点です。

    亜也ちゃんが、ヴィクトール・E・フランクルの『夜と霧』を読む。ナチスドイツのユダヤ人絶滅収容所に収容されていた心理学者の著書です。不条理な状況に閉じ込められたユダヤ人を、亜也ちゃんはどう感じたのだろうか。亜也ちゃんの感想は一言もない。僕はただ、想像するだけで、胸

    0
    2021年01月05日
  • 1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記

    購入済み

    泣きました

    五体満足で健康でいられること、当たり前に思っていましたが、そうでは無いことを実感しました。
    恵まれた体にもっと感謝して生きていきます。

    0
    2019年11月28日
  • ラストレター「1リットルの涙」亜也の58通の手紙

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)

    「私の一生の夢はひとりで何でもできるようになって、親孝行していいおねえさんになりたいということ」(本文より)。将来への絶望の中で、亜也に光を与えてくれたのは、3人の親友たちとの手紙の交流だった。かけがえのない友に贈った亜也の魂の言葉が、今もなお人々の心を励まし、温かく包み込む。6年間に及ぶ58通の手紙を完全収録。
    目次
    第1章 心の旅
    第2章 ひとりじゃない
    第3章 友だちだよね
    第4章 もう泣かない
    第5章 ラストレター
    亜也ちゃんへ 三人の親友からの、二十年後の手紙

    0
    2019年06月01日
  • ラストレター「1リットルの涙」亜也の58通の手紙

    Posted by ブクログ

    亜也の手紙を見てみると、愚痴や弱い部分もあるけど、何よりも人を 励ましてる姿がいる。命の大切さを知ってるからこそ、いろんなもの が見えてくるんじゃないのかなっと思う

    0
    2009年10月04日
  • 1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記

    Posted by ブクログ

    寒くなってきたからか、心がじーんとする本を読みたくなって、なんとなく積読本の中から手に取った1冊。

    原因不明のものと向き合う姿に、自分自身、共感するものもありつつ、自分は十分幸せ者だと思わされる部分も。毎日を後悔なく、ただひたすらに精一杯生きなくちゃと思う。

    普段は読んだり読まなかったりするあとがきや追記も、つい入り込んで読んでしまった。山本先生やお母さんの亜也ちゃんへの寄り添い方には、心苦しくも、深い真心も感じられ、胸が締め付けられた。そして、弟妹の進路には温かさが滲み出ていて深く沁みた。

    全体的に、やや昭和チックな口調なのもなんかよかった。ラストレター、いのちのハードルも読みたい。ド

    0
    2025年12月01日
  • 1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記

    Posted by ブクログ

    ドラマも合わせて、初心に帰る?心を洗い直す?ときに戻りたくなる1冊。
    純粋に、いろいろ頑張ろうと思える。

    0
    2025年09月30日
  • 1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記

    Posted by ブクログ

    闘病記?モノ
    日記形式で書かれており、徐々に状態が悪化していく様子が読んでいて胸が締め付けられる。
    健康で夢を持って生活できている現在に感謝しようと改めて思えた。1988年に刊行されたもので口調が今とはやや違うのも少し時代を感じた

    0
    2025年09月06日
  • 1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記

    Posted by ブクログ

    通学の往復3時間弱の電車で一気読みしてしまった。彼女の日記がこのような形で、この世界に残ってくれて、よかったと思った。

    0
    2025年05月23日
  • 1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記

    Posted by ブクログ

    夢の中でもわたしは足が不自由でした。
    は心に残った辛いフレーズ
    苦境でも周りの人の気持ちを考え、人のためになろうと生き抜いた主人公の姿に胸が熱くなった。

    0
    2025年03月13日
  • 1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記

    Posted by ブクログ

    大学の授業で病気の紹介として出てきたので読んだ。(脊髄小脳変性症)
    感動を無理に誘うとかではなく、ノンフィクションとして実際の日記をそのまま載せた作品。
    難病患者とその家族の心情がリアルに書かれており、とても勉強になった。
    他の闘病記のような作品も読んでみたい。

    0
    2024年09月14日
  • 1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記

    Posted by ブクログ

    後天的な障害は、当たり前にできていた頃の自分を知っているからこその辛さもあるんだろうな。
    全て甘やかすのではなく障害でてきないこと以外は、他の子どもたちと同じように自分でやりなさいと接する母親の育て方が素敵だと思った。

    0
    2024年03月21日