今から40年以上前になりますが、高校生だった頃に「100万人の英語」というラジオ講座を聴いていました、毎日先生が変わります、木曜日の先生は日本人ですが、殆ど英語でレッスンをするので、余り内容を理解できなかったです。
しかし時々、日本語を話すことがあります。その中で記憶に残っているのは「英語が多く影響を受けているラテン語を勉強しなさい」というアドバイスでした。
それから長い月日が経過し、ラテン語に触れることもなく今に至っていますが、最近この本を見つけて読んでみることにしました。私が生活やビジネスで使っている言葉が、ラテン語に由来するものだと、この本を読んでわかりました。また、英語で同じ意味なのに何種類もの単語がありますが、ラテン語によるものが、いわゆる教養のある人が知っているものだと、理解しました。
大学受験の時に「試験に出る英単語」という本で単語を勉強しました、はっきり言って、受験に役だったは思いませんが、社会人になって、そこで学んだ単語を知っていて良かったと思ったことが何度もありました、恐らくラテン語由来の単語だったのでしょう。この本はラテン語に関する私にとっては最初の本ですが、また機会があれば、類書を読んでみたいと感じました。
以下は気になったポイントです。
・ ローマ帝国の版図では、 本を書く際や改まった場所で使われる文語としての ラテン語の他にも、 市民が日常生活で用いた 俗語もあった、 これは 俗ラテン語と 呼ばれるもので、 フランス語・ イタリア語・ スペイン語 などの元になった 言語である(p23)
・ 「al」は、アラビア語の定冠詞 で、 アラビア語由来の英単語 にも登場する。例としてalchemy錬金術、alcohol アルコール、alkal アルカリ(p31)
・西ローマ帝国が滅亡してからしばらく経った中世においても、 法律関係の文章はラテン語で書かれていた。マグナカルタは1215年にイングランドのジョン王が調印した勅許状は、ラテン語で書かれている(p32)
・「 magna=大きい」の派生語として、magnitude マグニチュード、magnificnt 壮大な、fossa magna フォッサマグナ=大きな溝 (p33)
・アラカルト(一品料理)の元になったフランス語(a la carte)、フランス語で menu は、コース料理である(p34)
・1689年の清とロシア間で交わされた ネルチンスク条約は、 ラテン語とロシア語と満州語で作成された、17世紀末のアジアでもラテン語が外交の場で使われていた(p45)
・freedom とは、自由に行動し 発言し 考える力 権利、 自由である状態をいう。 それに対して liberty とは、抑圧や 投獄されていない状態と定義されている(p47)
・西暦を示す際に使われる ADは、anno Domini 「イエスキリストの年において」というラテン語の略である、annus=年という意味で、annual=年間の、annuity=年金、anniversary=例年の記念日(p50)
・ Vote という単語は、古代のラテン語のように 最初は「願い」であった。 そして スコットランド 方言で「 投票」 という意味として使われるようになり、 この用法が全国的に使われ始めた (p69)
・16世紀のイングランドでは一般市民が受ける裁判と、聖職者が受ける裁判とは違った。 大抵の場合 聖職者の方が一般人よりも 罪が軽かった、 その人が 聖職者がどうかの判別は、ラテン語 聖書の暗唱であった(p84)
・ 伴奏を伴わない曲を指す「 アカペラ」 も chapel と同じ語源を持つ、 なぜ教会の歌が 無伴奏と結びつけられたかと言うと、 ロマン派時代の人々が 中世の教会音楽は無伴奏だったと想像したからである、 日本語の雨合羽は、ポルトガル語capa=外套が語源で、ラテン語cappa に遡れる(p92)
・ローマ帝国においては当時、兵士が結婚することは禁じられていたが、ウァレンティーヌス司祭はその規則を無視して、結婚式を執り行った。結果、皇帝の命令により処刑された、彼が処刑された2月14日を「恋人たちの記念日」とした、しかし1969年にその司祭は、聖人暦から削除された、古代から2月14日に恋文を送り合うという習慣があった(P97)
・研究所が主にラテン語で書かれた理由は、当時の 西ヨーロッパにおいては大学ではラテン語が使われていたからである(P116)
・ botulunus=ソーセージの、というのは、ソーセージを食べた人の間で、この菌による食中毒が起こったため、この名前がついた。現在でもソーセージを作る際には、ボツリヌス菌の増殖を抑えるために、亜硝酸塩が添加されることが多い、一歳未満の赤ちゃんにハチミツを食べさせてはいけないのは、ハチミツにボツリヌス菌の芽胞があるからである(p144)
・返信メールの賢明にある「Re」は、ラテン語の「in re =に関して」の略である(p147)
・メルカリは、ラテン語で「mercari=取引する」である(p150)
2026年1月31日読破
2026年2月11日作成