【感想・ネタバレ】世界はラテン語でできているのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年04月26日

ラテン語語源の言葉がどれだけ世間に、浸透していることか。
英語からの語源だけでない深い深い教養。
様々な石碑他、ラテン語は現代でもまだまだたくさん。

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Posted by ブクログ 2024年04月11日

まじで全部ラテン語でできてるんじゃないかくらいに浸透してる。
難しいけど、へぇーと思うことばかりで面白かった。自分の会社を作ることがあったらラテン語から名前を取りたい。なんかかっこいいから。

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Posted by ブクログ 2024年03月20日

いや〜、面白かったなぁ。一気に読んでしまった。ラテン語読めるようになりたいなぁ。という気持ちと共に、漢文も勉強し直したいという気持ちも。こういう知識を生きた教養と呼ぶんだろうな。

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Posted by ブクログ 2024年02月06日

ドイツ語の勉強をしていく中でラテン語由来の言葉が度々登場していたため、ラテン語に親近感を抱いていた。
いつもSNSを楽しく拝見しているラテン語さんの書籍が出ると知り、ずっと楽しみにしていた。
英語やフランス語の語源となっているラテン語が数多く紹介されており、ドイツ語では何と言うかを調べてメモしながら...続きを読む読み進めた。

日本の日常生活の中でも多くのラテン語が使われており、知らず知らずのうちにラテン語に触れていたことを知ってとても驚いた。
漫画家のヤマザキマリさんとの対談の中で、今でもイタリアでは普段の生活でラテン語を使っているとの話もあり、ラテン語は「死語」とは言えないのではないか、という気持ちになった。

印象に残っているのは、「自由の女神はなぜ“女神”なのか」という箇所だ。

『自由の女神の元は、古代ローマのリーベルタース(Libertas)という、自由を擬人化した女神です。
「リーベルタース(libertas)」というラテン語は元々「自由」を指す名詞で、後に自由を擬人化した女神も同じ名前で崇拝されるようになりました。
libertas「自由」という名詞が女性名詞だから、それを擬人化した神も女性になったのです。』
(P48)

名詞の性と格闘しながらドイツ語を勉強している身のため、そうだったのか!と衝撃を受けた。
名詞の性がこのような場面でも影響することがあるのだ、と大変興味深かった。

私たちの生活に染み渡っているラテン語は、まさしく「世界はラテン語でできている」と言えるものだと思う。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年01月30日

Twitterでフォローさせて頂いているラテン語さんが執筆されたとのことで手に取った本書。ラテン語が他の様々な言語や分野に影響を及ぼしていることはなんとなくレベルで知っていたが、世界史・政治・宗教・科学・現代・日本という6つのテーマに沿った説明を読むと、改めてその影響力の大きさに驚く。

本書内で特...続きを読むに印象に残ったのは、「パッションフルーツ」と「月」の項目。

パッションフルーツの”passion”の元々の意味は「キリストの受難」であり、花の部分がキリストの磔刑を連想させることから「パッションフルーツ」と名付けられた。また、魂が何かしらの作用を受けた結果、激情や情熱が生まれると考えられていたことから「情熱」という意味も生じた。

月の形容詞"lunar"はラテン語”luna”が語源で、これは「精神異常」を意味する”lunacy”の語源にもなっている。その理由は、昔は月の影響によって精神病が引き起こされると考えられていたから。科学的根拠については私自身はよく知らないが、月の満ち欠けが体調やメンタルに影響を及ぼすという考え方は、現代の東洋医学でも取り入れられているものであるので、そのような共通点があるのは非常に面白い。

他言語学習は、その言語の文化的・社会的・歴史的背景も同時に学ぶことであり、新たな視点を与えてくれるが、著者も前書きで言っているように、ラテン語の場合は上記に加えて、その古代を生きた人々の世界観も同時に知ることができるというのが一番の魅力なのだと思う。古代はやっぱり壮大でロマンを感じるし魅力的。

一度イタリア語に挫折したが、これを機に再挑戦し、あわよくばラテン語も少しかじってみようかなと思った。

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Posted by ブクログ 2024年05月05日

著者曰く、ラテン語は今の世界にも生きている。
「え?」と思うが…

ハリー・ポッターの呪文の中に。
商標や校章の中に。
日本の町中にある施設の名前の中に。
天体や動植物の学名として。
そして、もちろん(古いフランス語から来た)英単語の中に生き残っている。
正直、そのレベルはだいたい推測ができていたが...続きを読む、ラテン語でニュースを発信していた人もいると聞いてびっくりだ。
世間の、「ラテン語は死語だから学ぶ必要はない」という見方に、一石を投じる一冊だ。

本書はそれ以外にも、ラテン語が読めると、古代から近世まで、さまざまな文献にアクセスできる利点もアピールしている。
マグナカルタ、ニュートンの「プリンキピア」、ルターの「九十五か条の論題」、マルコ・ポーロ「東方見聞録」などなど。
筆者をガイドに、ちょっとずついろんな文献をのぞき見できるのは楽しかった。

筆者は若くしてこの道を究めた人のようだ。
雑学に触れて、鵜呑みにするのは危険で、原典を当たる必要があるとのご意見は、まことにその通り。

ただ、申し訳ないことだが、自分など、本書をある種雑学本として読んでしまったことも付け加えておく。
たくさんの題材をいろいろ並べていくことによって、どうしても何かを論証したりするような本の構成にはなりえない。
すると、どうしても一つ一つのエピソードを、「へえ、面白いな」と見るしかなくなってきてしまう。

とはいえ、やはりsayamamamylos kawaii(河合雅雄さんにちなんで名づけられた白亜紀の哺乳動物)の話なんて極上のネタだ。
insulinの語源となるラテン語は「insula」(島)で、これは膵臓のランゲルハンス島近くから分泌されることに由来する命名だとの話も、「ああ、たしかに半島はpeninsulaだったなあ」と思い出しながら納得できたりした。

「難しい」とされるラテン語、読みは比較的簡単だということも本書で知った。
この本をきっかけに、学んでみようと思う人が必ずいるだろうなあ、と思われる。

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Posted by ブクログ 2024年04月07日

ずーーっと、へええ、へええ、の連続だった。知らないことばかりで。
長い長い歴史を経て言葉(英語などヨーロッパの言語)ができあがっているのだなぁと改めて。

p128 fluo「流れる」→fluent, fuid, influenceなど。

p139 サプリなどのカルニチン(carnitine) ...続きを読む←ラテン語のcaro「肉」から。
→incarnation「肉体化、化身」, reincarnation「生まれ変わり」。花の「カーネーション」の語源でもある。

P146 ファクシミリはラテン語で、「似たものを作れ」fac(facioの命令形) simili から。simili → similar, resemble, simulation

「シミュラクラ現象」はsimulacra「似姿」という意味のラテン語で、similisからの派生語。

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Posted by ブクログ 2024年03月26日

趣味に仕事に、ラテン語を目にする機会は意外にあるんだけど、かといって、ちょっとかじってみるのが難しい分野。そんな自分のニーズに打ってつけの本作、書店に並び始めた頃にも気にはなったんだけど、書評と帯を見て、改めて読んでみることに。語順も独特に思えたし、綴りから推し測れるものもあれば程遠いものもあるしで...続きを読む、例文と日本語訳が上手く繋げられない部分も多々あったけど、概ね興味深く読み通せた。『よっしゃ、次はもっと専門的なのに行くぜ!』とはならなかったけど、機会があれば触れ続けていきたいかな。

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Posted by ブクログ 2024年03月22日

ラテン語、と聞くとあまり身近に感じない言語である印象だった。
しかし周りをよく見渡してみると街路樹の木の種類が書かれたプレートであったり、アミューズメントパークで見かけるものに潜んでいる。
意味もわからず言葉を追っていたが、よく見るとラテン語がそのものの性質などをよく表していて興味深かった。
もっと...続きを読むラテン語を学んだら、例えばよく食べているものの言葉に栄養源のラテン語が元になっていたり、また古代ローマの名言を知ることができたりと楽しみが増える本だった。

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Posted by ブクログ 2024年03月02日

 ラテン語にまつわる話を、著者が多岐にわたって語る。ラテン語は一見すると日本人には馴染みのない言語だと思われる。しかし、いくつかの単語を見ていくと、意外なところに関係しており、日本人にとっても身近な言葉だとわかる。また、ラテン語は現代において死語だという意見があるが、それに対して著者は反論する。著者...続きを読む曰く、オンライン形式でラテン語で会話したり、児童文学でラテン語訳が存在するなど、今でも生きた言語だという。本書の巻末に、『テルマエ・ロマエ』の作者ヤマザキマリとの対談が収録されており、ラテン語の学習が、意外と日本人にも向いていることを明かしている。このように、本書はどの部分から読んでも、面白い箇所が満載で、部分読みするだけでも、十分な知見が得られるだろう。

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Posted by ブクログ 2024年05月03日

ラテン語なんて聞いたこともない、と思っていたけれど 実は身の回りにたくさん使われていることにビックリ。ローマ帝国の時代にラテン語が出てくるのは想定内だったけれど、現代でも商品名や紋章などなど、いろいろ使われているようだ。漫画やゲームにも使われているなんて、知らなかった。面白かった。

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Posted by ブクログ 2024年04月20日

思い違いの語源だったり、えっこんなところにラテン語が!というトリビア的な面白さがあったりして、ラテン語入門というよりラテン語に親しめる本。図や写真などまたラテン語の文章など掲載されていて、分かりやすかった。

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Posted by ブクログ 2024年04月19日

ラテン語が周りにたくさん潜んでいるということを伝える一冊。世界史や政治、宗教、科学など、様々な切り口からラテン語との関わりについて紹介している。ラテン語で書物を読み解いたり、語源がラテン語であることを示したりしていて、筆者のラテン語愛が感じられる。あまり馴染みのない事柄・単語とラテン語を結びつけるよ...続きを読むうな記述があり、その部分は少々退屈さもあった。ただし、これは私自身の教養レベルが筆者に達していないのであろうから、今後知識が増えたときに読み返したら、本書をより楽しめるかもしれない。

この本通じて学んだこと
- historyの語源がstoryやhis storyというのは誤りである。本当の語源はラテン語のhistoriaであり、さらにギリシャ語まで遡ることができる。storyも語源はhistoryと同じであるとされる。
- スポーツメーカーのASICSの由来はラテン語で、anima sana in corpore sano「健全な肉体に健全な魂」の頭文字をつなげたものである。
- ラテン語を公用語とする国はバチカン市国のみで、日常会話で使われることはほとんどない。しかし、ラテン語を普及させる活動が行われており、必ずしも死語とは言えない。

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Posted by ブクログ 2024年03月02日

実はこの言葉の語源はラテン語の◯◯でした。こんなところにもラテン語が使われていて、こんな意味でした。ずっとこの流れで進むので、途中で飽きてしまうとともに、「で?」って思うことばかりであった。

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Posted by ブクログ 2024年02月21日

書店で平積みされて目が留まり、読んでみた。

ラテン語というと学名など科学分野に使われるというイメージが強かったが、本書を読むと政治の分野や現代で我々が普通に使っているカタカナ言葉も、ラテン語由来だったりラテン語そのものだったりということを知ることができた。これだけでも、案外身近にあるんだということ...続きを読むを知ることができ、新鮮な感覚になった。

企業のロゴなどにも潜んでいると知ったので、今後はもう少し意識してみたい。

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Posted by ブクログ 2024年02月01日

世界史、政治、宗教、科学、現代
そして日本の6項目を立てて
そこで使われる言葉や概念に実はある
「ラテン語」の片鱗をいろいろ紹介してくれる。
それだけで充分おもしろかったです。

著者は現在進行形で
世界のラテン語話者と使用しあっているとか。
エスペラントと同じく
英語以外の言語を共通にして話そうと...続きを読むいう人が
一定数いるのだなと思うと楽しそう。

あとなんか、ちょいちょいファンタジー小説や
漫画、アニメのネタも仕込んでくれてて
ニヤニヤしちゃったぜ。
呪文とか架空名称とかね。
Exspecto patronum!
ラテン語っぽい響きってかっこいいものね。

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