矢野アロウのレビュー一覧

  • マイボディ・オン・ザ・ムーン 上

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    ネタバレ

    うだうだ長くてテンション上がらなかったので途中で飛ばし読みしそうになったけど、なんとかこらえて読み続けていたら、ほんと終盤の方でググッと急上昇!はぁ…SFってこれだから付き合うのが難しい。

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    2026年07月25日
  • マイボディ・オン・ザ・ムーン 上

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    ネタバレ

    「星を継ぐもの」と「三体」に比肩する…という触れ込みだったので、両方読んだ身としてはこれは読んでおかねば…と書店で手に取って、うっ分厚い…!となる。
    上は501ページ、下は558ページ。でも読みだすと早かった。

     プロローグは2017年。チェンマイの寺でAIを使って株のトレードをする僧侶。もうこの時点でおもしろそうじゃないですか。そこに国立天文台から届く“門が開いた”というメッセージ。最期まで読んで戻ってくるとなかなかに深い言葉。

     4人の登場人物まわりをメインに、それぞれの背景が丁寧に描かれる。4者4様のパートが、その先をもうちょっと読みたい!と思うようなところで切り替わるので、脳が刺激

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    2026年07月03日
  • マイボディ・オン・ザ・ムーン 上

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    プロローグ

    中国の月面探査機が月の裏側で、ある構造物を発見する
    その構造物の中には数十体の頭のない遺体が、坐禅を組んだような姿で配置されていた

    果たして、これを造ったのはどこの国なのか!?
    はたまた未知の生物が創り出したものなのか!?

    今、空前絶後の扉が開かれようとしている
    これは、SFなのかミステリーなのか!?

    そして4人の登場人物の行方は!?

    果たして人間のいや、地球の未来はどうなってしまうのか!!!


    レビューは怒涛の下巻のその後で……

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    2026年06月29日
  • ホライズン・ゲート 事象の狩人

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    ネタバレ

    もう本当に良かった!

    宇宙SF+ガールミーツボーイ。天才的な射手のシンイーと未来が視えるイオが、ブラックホールを調査するために2人で宇宙へ旅立つ。

    地球とはもちろん、シンイーとイオですら、いる場所で時間の流れが違って、そのやるせなさが伝わってつらいながらも、こういうのがSFの面白さの1つ。
    ロマンスとしてもすごく良かった。ラストでのイオの「最初の日に、僕はちゃんと言ったはずだよ?」に胸が熱くなるし、イオが視る世界が本当に気になる。今度は追いこしすぎてしまわなければいい。
    難しいしれないけど続編下さい。

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    2025年03月02日
  • マイボディ・オン・ザ・ムーン 下

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     早川書房押しの作品だが、いまいちの感がある。月面で構造物が発見され、中には頭部のない人体と思われる遺体(?)が数十体あった。しかもそれらは、人類のものではなかった。何やら『星を継ぐもの』を思わせる序盤である。読んでいて期待はたかまるのだが、上下巻で1000頁越えのボリュームでも謎は残ったまま。

     ラストからすると、いかにも続編がありそうである。劉慈欣の『三体』のようになるのだろうか?

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    2026年08月16日
  • マイボディ・オン・ザ・ムーン 下

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    (上下巻読み終えて)扱っているテーマの幅広さと、それを支える取材量、上下巻1000頁超、多国籍・多視点という規模だけを見ても、非常に野心的な作品ですが、その野心の広さが、物語としての求心力をやや薄めてしまっている面も否めません。『三体』的な期待値で手に取ると、謎解きの緊張感という点では物足りなさを覚える読者もいるだろうと思います。

    それでも、国際政治や環境問題、身体と意識といったテーマを背景にした人間ドラマとして読むならば、読み応えのある一冊です。SFというジャンルの謎解きの快感を求める読者よりも、複数の社会的テーマが絡み合う群像劇をじっくり読みたい読者に向いている作品だと感じました。

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    2026年08月14日
  • マイボディ・オン・ザ・ムーン 上

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    (上下巻読み終えて)扱っているテーマの幅広さと、それを支える取材量、上下巻1000頁超、多国籍・多視点という規模だけを見ても、非常に野心的な作品ですが、その野心の広さが、物語としての求心力をやや薄めてしまっている面も否めません。『三体』的な期待値で手に取ると、謎解きの緊張感という点では物足りなさを覚える読者もいるだろうと思います。

    それでも、国際政治や環境問題、身体と意識といったテーマを背景にした人間ドラマとして読むならば、読み応えのある一冊です。SFというジャンルの謎解きの快感を求める読者よりも、複数の社会的テーマが絡み合う群像劇をじっくり読みたい読者に向いている作品だと感じました。

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    2026年08月14日
  • マイボディ・オン・ザ・ムーン 下

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    とんでもなく大きく広げた風呂敷を、急いで閉じたから少し隙間が空いてて閉じきれてない感じ…?

    私は宇宙には行きたくないと思った。
    人間だって結局、地球上に誕生した無数の生物の中の一種に過ぎないから、「宇宙に行かなければならない」という使命感は脳が発達しすぎた人間の暇つぶしに思える。

    人間という生物は決して特別じゃない。
    ただ、bestよりbetterを求めがちな生物なだけだと思う。

    この半閉じの風呂敷は、続編やスピンオフなどで回収されるのかな?

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    2026年08月09日
  • マイボディ・オン・ザ・ムーン 下

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    上巻が、下巻に向けてしっかりと土台を整えていて期待を膨らませてくれる内容で、また4人の主人公がどれも個性が強く良い感じだったので、下巻もとても楽しみにしていた。
    が、その期待は超えられなかったかなあと思う。

    もちろん SF として設定はとても良かったしのめり込んで読むくらいは面白かったんだけど、「三体やプロジェクト・ヘイル・メアリーに比肩する!」みたいな謳い文句は明らかに違和感を覚えたし、それが無駄に期待を上げすぎてしまったと思う。

    本の内容と関係ないところで申し訳ないが、この売り方が少しモヤる部分があり、ただこの謳い文句が無ければ僕は手にとってなかったわけで、結果的に良かったと言えるのか

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    2026年08月03日
  • マイボディ・オン・ザ・ムーン 下

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    話はつながったが、最後はうそーんみたいな展開だった
    宇宙の縄張り争いはほんとにありえそうで、こういうSFものはたまに読みたくなる

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    2026年07月25日
  • マイボディ・オン・ザ・ムーン 下

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    SFものの群像劇として、最後の展開には想定の上をいくアツさに盛り上がりつつ、ここまで深ぼってきたキャラクターの体験や思考が活かされていくカタルシスを感じられたのかが良かった。あとやはり推しの力はすごい。それぞれのキャラクターにもとても愛着が持てた。「なぜ宇宙を目指すのか」をSF的な設定の中で、長い歴史のある人類史のこの先をどう生き抜いていくべきかという「種の生存」の問いかけや、「意識とは何か」という哲学的な問いかけを様々なエピソードの中で考えられた。他の方もコメントされているように冗長で長すぎる点と、帯コメントによる期待値が上がりすぎてしまったことは、約1000ページという大ボリュームを読み進

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    2026年07月11日
  • マイボディ・オン・ザ・ムーン 下

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    ネタバレ

    よくもまあこれだけのホラ話を堂々と展開したものだと感服した。その意味でオビの煽りも理解できるけど、これが三体とかPJヘイルメアリーと並べられるのは何だか違和感。全体として雄弁な語り口が最終的にハチャハチャ状態になって話を落としていくところも何だか唖然としてしまった。超絶嘘っぽい話も面白かったけど手放しでおすすめできない。あくまでもSFファンのための小説であってそれ以外ではないかも。もちろん小説としてのリーダビリティも高く楽しいのだけど、自分の琴線としてのセンスオブワンダーには程遠いかな、うーんなんか難しい

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    2026年07月07日
  • マイボディ・オン・ザ・ムーン 下

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    プロローグ

    月面裏で発見された謎の構造物
    その構造物の中には複数の頭のない遺体が
    その遺体を調べると異星人の様相を呈していた
    死にゆく人間の頭とその遺体を結合すると、蘇る!

    この荒唐無稽の御伽噺にどう向き合うか
    我々の度量が試される一冊ではあるのだが果たして



    本章
    『マイボディ・オン・ザ・ムーン』★4
    上下巻合わせて1,000頁強、長尺の割に読ませるには読ませるのだが…
    色々詰め込んでいるが、結局は未知の首無し遺体であるルナ・ボディと終盤で登場する細胞L*は、故郷であるペガサス座51星へ帰りたかったのではないかというお話し

    帯には、『三体』や『プロジェクト・ヘイル・メアリー』に並ぶ

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    2026年07月05日
  • マイボディ・オン・ザ・ムーン 下

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    ネタバレ

    下巻からは、地上に降ろされたルナボディが世界にもたらす影響が描かれる。
    キャラクター各人の行動と、世界情勢、ルナボディをめぐる謎が混ざり合いながら進んでいく。中心となるのはルナボディとのキメラにされたコーツの周辺だけれど、いろんなことが起こるし、話と場面があちこちに飛ぶので細かいところをどんどん忘れていってしまうのが難だった。1回通しただけだからまだ消化不良な感じ。この感想はパラパラ読みしながら書いたので、内容が違っていたらごめんなさい。

    世界の状況は… 第一部の終わりは2025年、第二部はその5年後。2030年グリーンランドにロシアが侵攻し戦争が勃発する。(ウクライナは2025年にロシアの

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    2026年07月05日
  • マイボディ・オン・ザ・ムーン 上

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    「星を継ぐもの」の系譜を感じて手に取りました。
    4人の主人公の視点で進むので話のボリュームは大きくなるが、群像劇ものが好きなので「時代も国も違う人たちの話がどう繋がっていくんだろう」というワクワク感をもって読み進められた。あと「人の意識はどこにあるのか」みたいな哲学的なテーマがそれぞれの話の中に散りばめられてているところは好き。最後の展開は、割とテンション上がりました。下巻が楽しみ。

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    2026年07月05日
  • マイボディ・オン・ザ・ムーン 上

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    ネタバレ

    鳴り物入りの評判本を読み始めた。最初は3~4つのパートが好き勝手に動き出し、とっつきにくさを感じたが、それもわずかな間で、上巻の大半を占める第1部の半ばころからは有機的な繋がりのなか、こうくるかって感じの驚きだった。主に2030年の近未来設定で、ウクライナやトランプ政権の横暴が描かれるなど、現実の固有名詞が出てくるのでその点は好みが分かれそうだけど、なかなかのパワーを感じた。下巻でシェリー的なガジェットがどのような展開になるのか気になる。急がず読みます。

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    2026年07月02日
  • マイボディ・オン・ザ・ムーン 下

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    ネタバレ

    ご飯の描写が美味しそうと思っていたらそれも伏線に使われていた。ミントとハルキのカップルに前作の面影も見たりして楽しい。家族の描写がどれも優しくて信頼できる家族愛を感じた。
    最後のシーンで中国が失敗しててもとやかく言わなかった理由が分かってなんだか安心した。

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    2026年06月26日
  • ホライズン・ゲート 事象の狩人

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     第十一回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作である。短い作品だがアイデアがてんこ盛りで、凝った設定となっている。ガール・ミーツ・ボーイがあり、取っつきにくい作品ではない。

     大昔の超文明によって人工的に作られたと思われる超巨大ブラックホールの調査がおこなわれている。特別な装備でブラックホールへと降下する役目の少年イオは、過去・現在・未来を見通す前後に分かれた脳を持つパメラ人である。この特殊な能力と彼の主観が、この作品の重要なポイントだ。

     主人公の少女シンイーは、イオとコンビを組む惑星カントアイネ出身のスゴ腕の狙撃手。彼女の標的は、イオの活動の妨げになるネズミと呼ばれる存在(ブラックホール近

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    2024年02月26日
  • マイボディ・オン・ザ・ムーン 下

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    プロジェクト・ヘイル・メアリーと比較すると盛り上がりが始まるまでの助走が長めで上から下巻の中盤ぐらいまでは伏線回収に向けた説明パートとでも言える内容で、「大丈夫か?!これ大丈夫なのか?」と思いながら読んでいた(読み続けられる程度には面白かったが)

    しかし下巻の中盤からは怒涛の伏線回収でドキドキワクワクが止まらず「これこれー!」という感じで最後まで読み切った。
    「頭部のない遺体」という余りにもヒキのある事象の答えとしては、成程と唸る部分もありつつ若干のスケールの小ささが気にはなったものの、ミントの活躍には涙が出たしSFらしい爽快感もあって良かった

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    2026年08月14日
  • マイボディ・オン・ザ・ムーン 下

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    SF要素を主軸としながら、後半明らかになってくる謎とそれに対する人々の思想の絡み合いが見事。

    得体の知れない「首のない遺体」に対する人類の対応とキャラクターが面白く、読み応えのある小説だった。

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    2026年08月13日