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Posted by ブクログ
初読みの作家さん。三体やプロジェクトヘイルメアリーの日本版という呼び込みに惹かれて手に取った大長編SFの上巻。日本版というからには日本が舞台かと思いきや、日本の他、タイやアメリカも舞台に。なぜタイ?首無しの僧侶の身体が何体も月の裏側で発見されるところから、この物語が始まるからだろう。
実は、読む前の期待が高まりすぎて、読んだ感じ、三体やプロジェクトヘイルメアリーほどではないな…というのが正直な感想。どこがって言うと、まずは読み口かな…なんだか読み進めづらかった。世界各地にいるメインの登場人物達のサイドストーリーが、どうやってメインの月の首無し僧侶「ルナボディ」にたどり着くのかがなかなかピンと来ないまま長く進んで行くためと思われる。
とはいえ、SF要素てんこ盛りで贅沢丼な感じは楽しめる。月からメタバースからCIAから中国のスパイからニューヨークの裏社会からシリコンバレーから脳の冷凍保存から。そこに身体障害者やALSの死刑囚という要素まで加わる。これらがどう終結していくのかがわからないまま、上巻はルナボディに人間の頭部を移植手術するという話へ。さてこの物語は何処へゆく。
Posted by ブクログ
(上下巻読み終えて)扱っているテーマの幅広さと、それを支える取材量、上下巻1000頁超、多国籍・多視点という規模だけを見ても、非常に野心的な作品ですが、その野心の広さが、物語としての求心力をやや薄めてしまっている面も否めません。『三体』的な期待値で手に取ると、謎解きの緊張感という点では物足りなさを覚える読者もいるだろうと思います。
それでも、国際政治や環境問題、身体と意識といったテーマを背景にした人間ドラマとして読むならば、読み応えのある一冊です。SFというジャンルの謎解きの快感を求める読者よりも、複数の社会的テーマが絡み合う群像劇をじっくり読みたい読者に向いている作品だと感じました。
Posted by ブクログ
内容てんこ盛りの近〜現代〜近未来を舞台にしたSFで、月面で見つかった首の無い人類ぽい生物を巡るあれやこれやが、時代と地域をあっちゃこっちゃして展開されるが、いかにも盛り込み過ぎ感が強い。脳科学がひとつ大きなテーマで読んでてつまらなくは無いし、むしろサクサク読めてしまうのだけど、いかにも500ページ超上下巻は長すぎる。現代のウクライナやグリーンランドの地政学的問題も盛り込まれ、このエピソード必要?とツッコむこと多々あり、もっと短くできなかったものか。これから下巻を読むけど、これで結末がガッカリだったらどうしてくれよう(どうにもしないけど)。
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小説・文芸
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