若月澪子のレビュー一覧
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金融庁が2019年に公表した報告書では、夫65歳以上、妻60歳以上の無職夫婦世帯が平均寿命まで生きた場合、公的年金だけでは約2,000万円が不足するというショッキングなニュースが流れ、多くの国民が困惑した。昨今の生産年齢人口の減少により、外国人労働者やシニア労働者がなくては生活できない日本。「高齢労働者」はなぜ激増したのかの問いに、やりがい、社会参加、生涯現役、などの前向き労働もある。しかし、明らかに最低賃金で働かざるを得ない実情があることを21人に高齢労働者に密着取材したルポルタージュで検証する。終わらない「子育て」に苦しむ高齢者。「貯蓄ゼロ」高齢世帯の現状。2,000万円では足りない現実
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Posted by ブクログ
リアル本にて。
自分も40を迎え、お世話になった方々の中に定年退職を迎えられる、あるいは、早期退職を選択なさる方が増えてきたので、将来設計のために購入。
読む前は、「なんとなく時間をもてあそびたくないから、定年退職後もほどほどに仕事したいなぁ」、「今はソフトエンジニアだから、そのあたりの仕事がいいなぁ」とか考えていた。しかし、読み終わった今は、なんてあまっちょろい考え方をしていたんだろうと感じてしまう。
まず、前提として、想定以上に長引いた子育てなどのリスクで、生きていくために働かざるを得なくなる可能性が十分にあること。働きたかったとして選べる仕事はかなり限られていて、待遇も法定最低レベルであ -
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著者は、NHK契約社員ディレクターとして働いていた著者がギグワーカー主婦。
副業おじさん、、というとなんだかのどかなようだが、その実態は厳しい。
コロナ禍で収入の減った40代50代のホワイトカラーたちが、
収入のため、あるいは生きがいのため、副業をしている。
彼女はその現場にバイトとして乗り込み、そうした人を見つけ、話を聴く。
体当たり取材で出来上がった本なのだ。
人にありがとうと言われる仕事がしたいから
運動不足だから
が理由でコンビニや倉庫の副業をしている人はある意味幸せ。自己実現だから。
多くは、子供の教育費、ローンの返済、要するにお金が必要で、
身を削って副業をしている。
普通の -
Posted by ブクログ
今や日本は60~64歳の8割、65~69歳の6割、70歳以上の半数以上が働く時代となった。
本書では、21人のシニア労働者にインタビューし、働く動機や現場における問題点などを明らかにする。
働く動機としては、「低年金」が大きな要素を占めると思われるが、生きがい、生涯現役といったポジティブなものもある。
しかし、本書を読んで、子どもがひきこもっていたり、自立が遅れ、教育ローンが未返済であるといった「子育てが終わらない」現状を抱え、働かざるを得ないシニアが急増していることに気づかされた。
また、働かなければ「社会から孤立してしまう」、自己実現やアイデンティティーの場を家庭でなく、賃金労