著者は、NHK契約社員ディレクターとして働いていた著者がギグワーカー主婦。
副業おじさん、、というとなんだかのどかなようだが、その実態は厳しい。
コロナ禍で収入の減った40代50代のホワイトカラーたちが、
収入のため、あるいは生きがいのため、副業をしている。
彼女はその現場にバイトとして乗り込み、
...続きを読むそうした人を見つけ、話を聴く。
体当たり取材で出来上がった本なのだ。
人にありがとうと言われる仕事がしたいから
運動不足だから
が理由でコンビニや倉庫の副業をしている人はある意味幸せ。自己実現だから。
多くは、子供の教育費、ローンの返済、要するにお金が必要で、
身を削って副業をしている。
普通のホワイトカラーが、だ。
会社にぶら下がっているだけで生きていけると思うのが間違ってる、
日本の失われた30年、経済停滞の原因はここにある、
副業は当然、起業をめざせ!というのは簡単。
「普通の人」にそれはなかなか難しい。
そもそも、では、会社で成功した?サラリーマン経営者に
日本経済を押し上げる能力があったかといえばはなはだ疑問。
会社の競争には勝ち抜いたかもしれないが、
世界経済で勝ったわけではあるまい。
オーナー社長でないと。
いやつまり、日本のサラリーマンの多くは大したことはしてないのだ。
会社にしがみつくだけでは。
運?で食えるか食えないかが分かれるだけ。
それでいいのか、ということだ。
このままいけば大学を出て会社に入って、、、子供を作らない、結婚もしない、
ことを選ぶ若者が増えるのは必定。
人口から日本は滅ぶ。
官僚が、政治家が、大手経営者が、旧態依然の社会の仕組みを維持し、
自分たちは安泰、と思っているうちは、
こうした一般人がどんどん貧困層に堕ちていくことになる。
彼らも貧困層になるまで、この状況が変わらないのかもしれない。
韓国がIMFの支援を受けて立ち直ったように。
・・・あ、でも韓国の出生率は1を切ったままか。
箱ものより若い子育て夫婦支援だよ。
夫婦別姓、LGBTQなんでもありだよ。
変わろうよ。