藤田真央のレビュー一覧

  • 指先から旅をする2

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     この本のシリーズ1を読んだら、とても面白かったので、シリーズ2も読んでみた。相変わらず、真央さんは、世界中を飛び回り、 一流のオーケストラ、指揮者と共演している。今は、ベルリンに在住して研鑽に努めているらしい。
     このエッセイは、日記風でもあり、旅行記風でもあり、とても面白い。来年は、絶対真央さんのコンサートに行きたい。

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    2025年11月26日
  • 指先から旅をする2

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    前作以上に緻密に音楽を作り(オーケストラなどと共演や指揮者とのやりとりも、一つ一つ丁寧でした)奏でなれる音楽、誠実にひたむきに音楽に向き合っていて、音色も変化する様子が聞いていないのに伝わってくるような気さえしました。様々な人や場所との出会いも印象深く、時にユーモアを交えて音楽を通して旅をしている様子が分かりました。続きがあれば、また読みたいです。

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    2025年10月18日
  • 指先から旅をする2

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    前作は見るものすべてが新鮮で、無垢な気持ちで溢れ出す想いをキラキラと語る口調だったが、今回は世界の名だたるホールでの再演が増えるとともに少し落ち着いたトーンで、より音楽の深淵に迫ろうとする様子が伝わってくる内容だった。

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    2025年09月30日
  • 指先から旅をする

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    藤田さんの弾くモーツァルトを聴きながら読みました。
    あらゆる場面から、彼の温かい人柄と、ピアノへの底なしの愛情が伝わってきます。恩師・野島稔さんや世界中の音楽家たちとの交流エピソードも、とても興味深く楽しい。
    まだ20代と若い藤田さん。これからもたくさん、素敵な音を届けてほしいです。

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    2025年08月27日
  • 指先から旅をする

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    最近クラシックがとても好きなので、世界中を飛び回るピアニストの生活ってどういうものなのか知りたくて読みました。

    やっぱり歴史を生きてるって感じ。
    歴史的な建物やホールを舞台に、歴史的音楽を奏で、自分も作品を残し、のちのち歴史に刻まれていく。
    1つを極めるって凄い事だ。

    でもその中でもベルリンで自炊して暮らしてるし、ベイスターズが大好きだし、なんらかわらない1人の青年。

    有名な海外のアーティスト達と肩を並べての音楽祭。
    本人もドキドキだろうけど、読むこちらもドキドキです。

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    2025年07月22日
  • 指先から旅をする

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    世界的に活躍するピアニストなのだから、ピアノのことや曲の解釈、名だたる指揮者やオーケストラとの共演、若手音楽家との交流など、興味深い話ばかりなのはもちろん、藤田真央さんの人柄の良さも伝わってきてファンになってしまった。とても真面目で謙虚で音楽に真摯に向き合っていて、共演者やスタッフ、聴衆に対する尊敬と感謝を忘れず、礼儀正しい好青年(K-POPアイドルみたい)。
    驚いたのは、若かりしとき(今も十分若いけれどもっと若いとき)の失敗エピソードも多く、巨匠たちに諭され、反省したということを隠さずに書いていること。こんなふうに失敗したことにきちんと向き合える人だから伸びるんだろうなと思う。
    文章も読みや

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    2025年04月26日
  • 指先から旅をする

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    音楽と誠実に真摯に向き合い、作曲者が紡ぎ響かせたかった音を分析し追い求め、その上で観客には自由に受け取ってほしいと願いながら演奏する姿。ストイックで、ときにチャーミングな語り口。なんて魅力的なんだろう…ぜひ生で演奏を聴きたいと強く思いました。

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    2025年02月16日
  • 指先から旅をする

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    ピアノを弾くように話す姿を見て、本を読みたいと思いました。本も同じく、柔らかい語り口で、綺麗な言葉で綴られています。音楽に真摯に向き合い、音を追求する気持ち、師事する方々へのリスペクト、努力する姿勢、彼のピアノを聴きながら読みたい本です。

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    2024年11月13日
  • 指先から旅をする

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    演奏途中でのMC(で良いのか?)お話し時のように、時にはクスッと、ベイスターズの話は異様に熱く…という真央さんらしさが本にも溢れていた!

    表紙の、マオの本が素晴らしいものになるなら、とわざわざピアノを移動して撮影した写真がまたステキ!ストックサの中にある優しさ見たいな、人柄が溢れる一冊


    演奏そのものにメッセージを込めないように注意してある、私の思いを載せすぎる事が、豊かな音楽を濁らせてしまうから

    空間のどこに届けるか、音の響きを考えながら演奏する、楽曲によっても変わり、ラヴェルやドビュッシーは、最も丁寧に空間を読む必要がある。ホールで鳴らすとうねりのようなものが生じる。ドビュッシーは、

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    2024年07月15日
  • 指先から旅をする

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    藤田真央の音楽に抱く思いや、恩師や音楽家への尊敬と敬愛の気持ちなどがストレートに伝わってくる。彼の音や音楽がとても好きだが、このエッセイでお人柄も好きになりました。

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    2024年06月12日
  • 指先から旅をする

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     藤田真央さん、若手のピアニストで、名前は聞いた事はあるが、演奏は聞いたことが無かった。しかし、彼の評価は、海外では非常に高く、夏の音楽祭は、引っ張りだこである。特に素敵だなあと思ったのが、スイスのヴェルビエ音楽祭。まるでアルプスの少女のような世界で、空気と景色が素晴らしい地域で開かれる音楽祭だ。バッハのゴールドベルク変奏曲を、ピアニストが一人づつ弾いたりユニークな演奏会もある。
     いつか、この音楽祭に行ってみたいなぁ。そして、真央ちゃんのモーツァルト全曲集のCDも聴きたくなった。

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    2024年05月14日
  • 指先から旅をする

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    クラシック音楽が今も脈々と生き続けており、その音楽を受け継いできた伝説の演奏家たちの中に、藤田真央さんが溶け込んでいっている様子がなんともエキサイティングでした。
    他の演奏家との曲の解釈のすり合わせ、会場や楽器のコンディションを考慮しての音色の引き出し方、演奏中の指揮者や他のプレーヤーとのコミュニケーション等、リアリティが高くて読むだけでドキドキさせられました。
    それにしても、これほどの領域に達するためには、物覚えの良い、小さな頃からたくさんの練習、経験を積み重ねないと、とても届くものではないですね。「人生は短く、芸術は長い」。

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    2024年05月01日
  • 指先から旅をする

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    欧州のコンサート環境のなんと素晴らしい事。音楽家が世界を股にかけ、仕事をするとは、こういう事か。困難な状況も、チャンスと捉え、エネルギーに変えていく著者。独自の感性と前向きな姿勢。異なる価値観も貪欲に受け入れる柔軟性で、更なる高みへと向かう。見習わなければ…。

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    2024年02月24日
  • 指先から旅をする

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    ピアニストとはこんな職業だったのか、と知っているようで知らない、初めて知ることも多かった。
    必要な資料を読み解き、古の作曲家が綴った一音一音の意味を探って行く膨大な作業を思うと考古学者やキュレーターのようでもあるし、音を「作る」姿は職人のようでもあるし、練習に明け暮れる日々はアスリートのようでもある。

    十代の頃には傲慢さもあったというが、今ひたすらに謙虚にピアノに寄り添い聴衆と音楽を共有することを大事にしていることで、聴衆ものめり込めるのだろう。

    自分の芯を貫くところもあれば、素直に聞く耳を持つところも他人に影響を受けやすい部分もある。愛煙家の師匠とお近づきになりたくてタバコを吸い始めたり

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    2024年02月12日
  • 指先から旅をする

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    2025年7月27日
    すごいレパートリー‼️
    まだ素人感覚が残るミーハーぶりが親しみやすい。
    それでも演奏は本物。
    1音にこめるものは果てしなく探求は尽きない。
    コンチェルトとリサイタル求められるものは違う。
    なんと頭脳を使う仕事だろうか。

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    2025年07月27日
  • 指先から旅をする

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     著者は、藤田 真央(ふじた まお)さん、ピアニストです。

    1998年東京生まれ。3歳からピアノを始め、
    2017年、18歳でクララ・ハスキル国際ピアノコンクールで優勝しました。

     クララ・ハスキルといえば、モーツァルト弾きの名手だった人。
    その名を冠したコンクールで優勝を果たした藤田さんは、2022年にモーツァルトのピアノソナタの全集アルバム「Mozart:The Complete Piano Sonatas」をリリースしています。(新進のピアニストが全曲集を出すのは珍しいことだと思います。)

     この本で、藤田さんはモーツァルトの音楽について、こう語っています。
    「モーツァルトの楽曲は

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    2025年07月08日
  • 指先から旅をする

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    藤田真央さん、ザ・ファーストテイクに出演されています。目を見張るような手元の動きはもちろん、複雑に重なった音があまりにも心地よくて、奇跡の音色とはこのことかと感動しました。
    ぜひ動画で聴いてみてほしいです。

    さて、こちらは世界のMAOと呼ばれる天才ピアニストの頭の中を覗ける貴重なエッセイ。
    食べ物の話など普通の若者らしい一面があったり、音楽以外のお話もあって親しみが持てます。
    衣装を5000円以下で購入していた話には驚きました。

    曲の解釈、というのが楽譜すら読めない私には理解不可能ですが、歴史を知らないと表現できないとか、指揮者も天才なのでどんな解釈で弾いているか演奏を聴くだけで理解し合え

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    2025年07月05日
  • 指先から旅をする

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    ピアノは他の楽器と違い、自分の楽器を持ってコンサートに臨むことができない、その事はわかっていたけれども、ここまでピアノ1台1台特徴がここまで違うものとは想像していなかったので驚いた。難解なパッセージを引きこなすだけではなく出会ってすぐのピアノをコントロールし弾きこなす技術は計り知れない。
    一つ一つとコンサートは、ピアノ、オーケストラ、指揮者、観客、それぞれとの一期一会で成り立っていると思うと新しい見方が得られた。

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    2025年04月14日
  • 指先から旅をする

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     音楽の奥深さを表現することで非常に優れた文才を持つ若者だと感心させられ、このような感受性を持つピアニストだからこその素晴らしい演奏家なのだと納得した次第。ぜひこの人の演奏を今後は追いかけたいと思った。さまざまな指揮者エッシェンバッハ、ムーティ、バレンボイムとの接点も興味深い。ピアニストはプレトニョフ、ユジャワン、キーシン、トリフォノフら10人が集まってラフマニノフ前奏曲10曲を連続演奏したというスイス・ヴェルビエ音楽祭での2023年7月の一晩の出来事が印象的。特にプレトニョフが他の演奏を繋ぎコンバイン、アレンジしてハッピー・バースデイを演奏したという一幕は圧巻だった。著者にとっても一生の思い

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    2025年04月12日
  • 指先から旅をする

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    今をときめく若き日本人ピアニスト藤田真央氏のエッセイ。

    何を考えて演奏しているのか、音楽家の頭の中を少しだけ覗き見る気持ちでワクワクして読みました。オーケストラや指揮者をはじめとした他の音楽家とのコラボも楽しく、彼らの情熱がこちらにも熱伝導してくるようでした。
    また、写真がとても美しいです。

    黒岩里奈さんが勧めていたので手に取りました。
    一読の価値ありです。

    一つ惜しかったのは、私自身のクラシックの造詣の浅さですね。
    もっと知っていたらもっと楽しめたでしょうに…。
    まずは藤田真央氏のコンサートデビューから始めてみようと思います。

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    2025年02月07日