藤田真央のレビュー一覧

  • 指先から旅をする

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    プロ演奏者がどんなこと考えてるのかを覗けて面白かった。もちろんもちろん想像を絶する努力ありきだけど、下地の才能があって好きなもので旅をして仕事ができてうらやましく思った。

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    2024年12月03日
  • 指先から旅をする

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    プロ奏者視点の言葉が素直に書かれていて、クラシック音楽好きとしては学びの多い内容。クラシック音楽に興味のない方でも旅行記のように読めて面白いと思う。
    また言葉や文章がきれいで、読んでると写経でもしているような落ち着いた境地になれる、素敵な本。

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    2024年11月24日
  • 指先から旅をする

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    藤田真央さんと一緒にコンサート旅行をしている気分になる。彼の文章の巧みなこと。比喩表現が上手いので、思わずクスリと笑ってしまう。知ってる有名な演奏者がいっぱい出てきて、ヨーロッパのクラッシックの社交界を覗き見ている感じになる。なのに、真央さんはとても自然体で音楽性を共通言語にしてお友だちを広げている様子がわかる。あっさり書いているけれど、すごいことだと感じた。

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    2024年10月15日
  • 指先から旅をする

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    “わたしの人生の節目には、
    モーツァルトが現れる_”



    冒頭の言葉から魅了されました

    藤田真央さんのピアノの音色は
    言葉では表現できないほど
    1つひとつの音の粒が
    ま〜るい金の粒のように美しく
    キラキラと輝いている



    このピアノに 世界が恋をした!!



    ピアノを心から愛し
    偉大な作曲家の想いに寄り添いながら
    そして 誰よりも音楽を楽しんで
    弾いているんだろうな…と
    たくさんの写真と文章から そう感じました

    これからの活躍が とてもとても楽しみです

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    2024年10月02日
  • 指先から旅をする

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     テレビでたまたま聴いた藤田真央さんのモーツァルトの音があまりに綺麗で、「あー、モーツァルトはこんな風に弾いてもらいたかったんだ、と喜んでるだろうな、モーツァルトもこんな風に弾いていたんだろな」と初めて感じた。

     それで、興味が生まれて本を手に取ってみた。表紙だけ見ても自ずとわかるけれど、本の作り、時々挟まれている写真など、所々からこのピアニストが本の制作に関わった人たちから愛されているのが伝わってくる。本を読んでこんなことを感じたのは初めてだった。

     藤田真央さんは、(本から窺い知るに)音から想像する通り、天真爛漫で懐が大きく、世界をチョロチョロと難なく駆け抜けていく、天性のの才能と能力

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    2024年09月03日
  • 指先から旅をする

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    テレビで拝見する限りフワフワとした印象の藤田氏の天才ぶりに驚愕した。次から次へと訪れる欧州での本番に臨む姿に、力みや気負いを感じない。突然の代役や厳しい条件すら楽しみと学びに変えてしまっている。共演者と共に音を紡ぐ素晴らしさに感動しながら、ただただ純粋に音楽と向き合っているように感じた。

    最後のページ、客席に深々と頭を下げる写真と共にある文章には、藤田氏の謙虚なきれいな心が表れているように感じた。

    ぜひコンサートで氏の演奏を聴いてみたいと切に思った。

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    2024年08月31日
  • 指先から旅をする

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    イスラエル ユダヤ教安息日シャバット
     エレベータがすべての階に止まる 温かい食べ物なし 火や電気の使用禁止
     モーツアルト 瞬間ごとの即興性 音色の変化  音数が絞られシンプル
     律儀さと繊細さ  ピアノソナタ全集 2022年

    ミラノ スカラ座 
     ピアニシモ 指先の力 フォルテ 身体全体
     スタインウェイ 36万番台 鍵盤が象牙 汗を吸い取り弾きやすい 表面ざらつき

    東京 オペラシティ
     シューマン 痛み 愛情
     シューベルト 客観的 ベートーベンがやりつくした後の時代 歌曲のような情景 

    楽譜の解釈が最重要事項 作曲家のバックグラウンド 想いや経緯
     この曲はどういうことを表現した

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    2024年06月23日
  • 指先から旅をする

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    一度演奏を聞いてみたいと熱烈に想っている、若きピアニスト、藤田真央さんの自伝的エッセイ。
    これまでの経験や音楽への向き合い方、考え方、数々の出会いなどなどがびっしりと記されている。
    お気軽なエッセイではなく、かなり音楽的なことが詳細に書かれているので、知識の浅い私には付いていけない部分も多々あったが、でもきょうみをもって読むことができた。随所に挟まれている写真も美しい。海外での活動が多いようだが、ぜひ日本でもツアーをやってもらいたい。

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    2024年05月28日
  • 指先から旅をする

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    20か国・100都市。世界が彼のピアノに恋をした。クラシック・シーンを更新し続ける24歳のピアニストが綴った、2年間の全記録。世界中で撮影された公演&オフショットも満載。『WEB別冊文藝春秋』連載を書籍化。

    ふにゃふにゃした雰囲気のイメージとは違いしっかりした文章でびっくり。
    タバコを吸っていたとか、自転車に乗れないとか音楽以外のエピソードにもびっくり。
    たくさんの曲名が出てくるが自分の知識が足りないのでそれをイメージできないのが残念。

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    2024年02月23日
  • 指先から旅をする

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    ネタバレ

    著者の藤田真央さんは、執筆当時24~25歳。

    別冊文集でのインタビューをきっかけに連載を担当されることになり、

    その2022年からの毎月の連載が前半に、後半は、2023年の8月の一か月の自筆記録が掲載されています。

    本のビジュアルのための写真撮影に文春さん取材チームもスイスに来られたりしたとのことで、とても美しい写真で飾られていました。

    読み始めから、

    今この同じ時代に、こんな人生を歩んでいる人もいるんだーと、まさに、世界を飛び回る生活でした。

    そして、ピアニストとしてのご活躍、お仕事が、オファーで成り立っているということをまず知りました。前のコンサートで出会った人とのつながりで、

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    2025年12月07日
  • 指先から旅をする

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    音楽に詳しければ、あれやこれやが楽しく読めるんだと思う。師匠の野島稔さんの話も。
    恩田陸さんとの対談が面白かった。やっぱり意識的に新しいものを取り入れようとしている人なんだね。

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    2025年10月07日
  • 指先から旅をする

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    黒岩里奈さんが紹介されていた本のため読んでみた。

    私よりも年下だけど、世界で活躍するピアニスト。
    クラシックは私は全くわからずだけれど、様々な場所でプロフェッショナルがどのように活躍しているのか、音楽を通して世界中の人と繋がっていく様子などがエッセイとして綴られていてとてもおもしろい。 

    時間や環境に恵まれない中でもベストを尽くすことの難しさ。ピアノって他の楽器と違って自分のものとして持ち運びできないから大変。
    爪が割れたり、寒かったり、全然眠れなかったり、それでもどんな環境でも自分の演奏をしようとするプロフェッショナルさと、友達と生姜焼きパーティーをしている若者っぽさが両方あるのがまた魅

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    2025年09月24日
  • 指先から旅をする

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    時の人である黒岩里奈さんが編集されたとのことで紹介されてたので読んでみた。
    この著者の藤田さんは初めて知ったんですが、なんとも音楽の豊かさをこれほど文章で表現できるのもすごいなと思った。
    ピアニストとしても一流なのもわかって、俄然興味出た。
    この本に出てくるプレトニョフさんも気になった。

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    2024年11月21日