藤田真央のレビュー一覧
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テレビでたまたま聴いた藤田真央さんのモーツァルトの音があまりに綺麗で、「あー、モーツァルトはこんな風に弾いてもらいたかったんだ、と喜んでるだろうな、モーツァルトもこんな風に弾いていたんだろな」と初めて感じた。
それで、興味が生まれて本を手に取ってみた。表紙だけ見ても自ずとわかるけれど、本の作り、時々挟まれている写真など、所々からこのピアニストが本の制作に関わった人たちから愛されているのが伝わってくる。本を読んでこんなことを感じたのは初めてだった。
藤田真央さんは、(本から窺い知るに)音から想像する通り、天真爛漫で懐が大きく、世界をチョロチョロと難なく駆け抜けていく、天性のの才能と能力 -
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イスラエル ユダヤ教安息日シャバット
エレベータがすべての階に止まる 温かい食べ物なし 火や電気の使用禁止
モーツアルト 瞬間ごとの即興性 音色の変化 音数が絞られシンプル
律儀さと繊細さ ピアノソナタ全集 2022年
ミラノ スカラ座
ピアニシモ 指先の力 フォルテ 身体全体
スタインウェイ 36万番台 鍵盤が象牙 汗を吸い取り弾きやすい 表面ざらつき
東京 オペラシティ
シューマン 痛み 愛情
シューベルト 客観的 ベートーベンがやりつくした後の時代 歌曲のような情景
楽譜の解釈が最重要事項 作曲家のバックグラウンド 想いや経緯
この曲はどういうことを表現した -
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ネタバレ著者の藤田真央さんは、執筆当時24~25歳。
別冊文集でのインタビューをきっかけに連載を担当されることになり、
その2022年からの毎月の連載が前半に、後半は、2023年の8月の一か月の自筆記録が掲載されています。
本のビジュアルのための写真撮影に文春さん取材チームもスイスに来られたりしたとのことで、とても美しい写真で飾られていました。
読み始めから、
今この同じ時代に、こんな人生を歩んでいる人もいるんだーと、まさに、世界を飛び回る生活でした。
そして、ピアニストとしてのご活躍、お仕事が、オファーで成り立っているということをまず知りました。前のコンサートで出会った人とのつながりで、 -
Posted by ブクログ
黒岩里奈さんが紹介されていた本のため読んでみた。
私よりも年下だけど、世界で活躍するピアニスト。
クラシックは私は全くわからずだけれど、様々な場所でプロフェッショナルがどのように活躍しているのか、音楽を通して世界中の人と繋がっていく様子などがエッセイとして綴られていてとてもおもしろい。
時間や環境に恵まれない中でもベストを尽くすことの難しさ。ピアノって他の楽器と違って自分のものとして持ち運びできないから大変。
爪が割れたり、寒かったり、全然眠れなかったり、それでもどんな環境でも自分の演奏をしようとするプロフェッショナルさと、友達と生姜焼きパーティーをしている若者っぽさが両方あるのがまた魅