芦原すなおのレビュー一覧

  • 夜更けのおつまみ
    ブレイディみかこさんのイカのお話めっちゃわかる…透明じゃないとイカの刺身じゃない。
    下戸なのですがおつまみは好きなので楽しく読みました。
    簡単なレシピもちょいちょい書かれているのもいいです。森まゆみさんのと水生大海さんの…やってみよう。
    なとりの一度は食べていただきたいシリーズはほんと美味しいです。...続きを読む
  • 夜更けのおつまみ
    知ってる作家、知らない作家が目に浮かぶようなおつまみレシピを紹介。
    ほぼ5ページにその時の情景と共に出されるおつまみは、ささっと作られたもの、買ってきたものと様々。呑める人も呑めない人も共通してるのは「おつまみが好き」。
    たまらず途中からビールを開けました。
    さて、おつまみ何にしよう?
  • 猫とアリス
    超久々に芦原すなおを読んだ。旅のお供として文庫本を見てて偶然。しかも期せずして、「ハート・オブ・スティール」の続編だった。やっぱ面白かった。青蛇の最後はちょっと泣きそうだった。自分まで死ぬ必要ないのに。こんな政治家、死ねばいいのだ。ふーちゃんこと山浦歩のシリーズも読み返したいし、ハート・オブ・スティ...続きを読む
  • 雪のマズルカ
    女探偵が主人公の、究極のハードボイルド。
    笹野里子は、女性を同乗させ自動車事故死した夫の後を継いで探偵となる。

    実にタフでクール、おまけに超がつくほどのヘソ曲がり。依頼人から話を聞いても、少しでも気に食わないところがあれば、「お気に召さないのでしたら、どうぞよそへ」と断ってしまう。

    依頼者の代理...続きを読む
  • ミミズクとオリーブ
    正直、謎の答えはすぐわかるし、「おー」というようなトリックはない。なのに、なんだろう、このやめられなさ。ミステリーではなく、夫婦のやりとりとしての良さが面白い本。
  • ミミズクとオリーブ
    どこかノスタルジックな雰囲気が心地好い本でした。
    夫のとぼけているような言動が愛らしく、それが奥さんのミステリアスな魅力をひきてたてているような気がしました。
  • ミミズクとオリーブ
    旦那のことを理解してくれて、料理もうまくて、性格もよく、推理まで冴えている。そんなすごい女性(ひと)、おるわけないがな、という突っ込みはさておき、一度料理をごちそうになってみたい。
  • 嫁洗い池
    「ミミズクとオリーブ」の続編です。
    八王子郊外の一軒家に住む仲良し夫婦。
    語り手は作家であるカマッテちゃんの「ぼく」
    料理上手な奥様と、奥様の知恵を頼って来る友人の河田警部。
    本作のホームズ役は安楽椅子探偵となって事件を推理する奥様なんです。
    そして使いっパシリで現場検証に行くうっかりワトソンの「ぼ...続きを読む
  • 猫とアリス
    2015.8.15-47
    探偵笹野里子が関わる青蛇に纏わる短編5編。青蛇、クリスクロス六本木、猫とアリス、デォニュソスの館、無間奈落。
    探偵の会話がテンポよく軽く読み進めるものの、青蛇の出生と幕引きが切ない。
  • 猫とアリス
    先月読んだ『雪のマズルカ』続編
    女私立探偵のハードボイルド小説
    今回は、「青蛇」と言われる、若く強く悲しい男が絡むお話で
    あっという間に読んでしまいました
    くせになるシリーズになってしまいました
  • 猫とアリス
    2冊目は少しハードボイルド感が薄れましたね。1冊を通して青蛇と呼ばれる男に関連する話が続くので、連作短編集とはなっているものの長編ぽい雰囲気もあります。
    猫もアリスもあまり関係はなかったです。
  • 雪のマズルカ
    いやぁ、ハードボイルドだわ。主人公が直感に従って事件を解決してしまうのでミステリー要素はあまりありませんが、それを補って余りある主人の魅力が売りですね。
    文章のテンポもいいので、さくさくと楽しく読める1冊でした。
  • 雪のマズルカ
    探偵小説だからミステリなのかもしれないけど、ミステリというよりハードボイルド。

    かなり沸点が低い女性が主人公の話。

    あんた、何をやって暮らしているの? と訊きたくなるのは探偵物全てに共通するのかもしれないが、全編を通してキャラクター性は悪くは無いと思うものの中途半端感が漂う。

    多分、この話って...続きを読む
  • 嫁洗い池
    「ミミズクとオリーブ」シリーズの第二弾。主人公の奥さんが謎解きする、安楽椅子探偵風ミステリー。ゆったりした夫婦の暮らしぶりや郷土料理の数々が暖かい雰囲気を出してます。主人公と謎を持ち込んでくる親友の警部のやりとりもとっても楽しい。ただすご~くレトロな感覚で読んでいると、パラボラアンテナやプリクラなど...続きを読む
  • ミミズクとオリーブ
    人の話を最後まで聞かない、ひょうひょうとした作家の主人公と、料理上手でおっとしりした柔らかさを持ちながら、やたら勘が鋭いという一面を持つ、妻。

    そんな妻を頼って、殺人事件の謎や夫婦喧嘩の相談、そして食材を持って、主人公の友人が家を訪ねてくる。
    そして妻は頂いた食材を使って得意の料理を振る舞いながら...続きを読む
  • 嫁洗い池
    いつもほっこりにっこりな読後感。
    寝る前にちょっと読むのに向いてる短編集です。
    もっとも面白くて次から次へとつい読み進めてしまうのですが。

    河田さんはあっちこっち行くなぁと思っていたら、最終的にはアメリカ行き!FBI!?
    意外と優秀…なのか、奥様の賜物か。悩ましいところ。
  • ミミズクとオリーブ
    大好きな芦原すなおさんのミミズクとオリーブシリーズの第一弾。何度読んでもおいしそう、あちがった、楽しい安楽椅子探偵ものです。読むたびに、この奥さんみたいにおちついた、頭脳明晰な人になりたいと思うのです。

    出てくる料理がとてもおいしそうなのも、ほんとです。
  • ミミズクとオリーブ
    やっぱり奥様は強いのです。特に胃袋掴んだ奥様は。1番印象に残ったのは、馴れ初め話。うまいなぁ、奥様。頼りないながらも抜群の観察力を持つ作家の主人公は、なかなか味のある旦那様です。風邪の看病をする様子は、仲良し夫婦でほっこりしますが、終りへの切迫した薄ら寒さが隙間風が吹き抜けたように、さら〜っと流れて...続きを読む
  • 山桃寺まえみち
    読み進めても大筋というものがあるのやらないのやら見えてこない。休学中の女子大生にして居酒屋の女主人である主人公=語り手のミラちゃんと周囲のひとびとのスローなやりとりが続く。しかしその発言がおもしろくて先を読む。終わってからも、まだ読み続けたいぐらい。
  • ミミズクとオリーブ
    ほっこり夫婦の謎解きミステリ。
    読めば読むほど、良い夫婦だなぁ…と。
    出てくる奥さんのお料理も美味しそうなのだけど、なにより二人の人柄にほっこり。