シーナ・アイエンガーのレビュー一覧
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本著、『選択の科学』を著したコロンビア・ビジネススクール教授による「アイデアの作り方」をまとめた本。著者の本を読むのは2冊目ですが、今後は著者名を見たら必ず読むと決めて問題ないな…と感じました!
アイデアと言っても、ひらめきも天才的な才能も必要なし。創造は一握りの超人のものではなく、「手順を理解すれば、どんな人でも創造性を発揮できる」というのは希望に溢れたカッコいいフレーズだと思います。
1. (前提として)『選択の科学』のジャムの話
2. 伝統的日本企業に刺さるはず!
3. ついでに…コングロマリットのあり方
1. (前提として)『選択の科学』のジャムの話
本著でも再掲されていますが、『 -
Posted by ブクログ
・イノベーションを生み出すプロセスの構造:課題を明確かつ具体的に定義する→次にそれを重要な部分に分解する→各部分を解決する既存の方法を探索する→それらの解決策を全体として調和して機能するように、新しい方法で組み合わせる
・人間が把握できる項目は「7個プラスマイナス2個」
・制約がなければ、あなたのアイデアはただの「騒音」で終わってしまう
・課題:誰かが欲しがっているが、手に入らずに苦労しているもの
・「この新技術をどう活用すべきか」など、解決策を押し付けることが間違った課題解決で多いケース。技術は課題を解決するためにあるのだから、課題を定義することが先に来るべき
・課題の階層を上げ下げして、解 -
Posted by ブクログ
「選択の科学」の著書シーナ・アイエンガーが13年ぶりに出版したこの本は、イノベーションを生み出す方法を示そうとする意欲作。
イノベーションは「既に知っているものの組み合わせ」によって生まれるというものは、ヨーゼフ・シューペンターの「新結合」やクレイトン・クリステンの「関係なさそうな事柄を結びつける思考」を踏襲している。
また、良いアイデアを生み出すには「解決すべき課題の定義」が重要であると言う点についても、クリステンセンの「ジョブ理論」と根底を共有している。
以上のように、イノベーションに必要な要素・理論という意味では新規性はない。
その上で、この本の最大の価値は、イノベーションを生み出す -
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最高のアイデアを得るために。
前著をさらに発展させた実践的な思考法。
・イノベーションは「戦略的模倣」
◯「発明とは、無益な組み合わせを排除して、ほんのわずかしかない有用な組み合わせをつくることである。発明とは見抜くことであり、選択することなのだ」(アンリ・ポアンカレ『科学と方法』)
・ブレインストーミングは、「情報の洗い出しと共有」でしかなく、「箱の中の思考」
・人間が把握できる項目は「7個プラスマイナス2個」
◯Think Biggerのロードマップ
ステップ1:課題を選ぶ
・「課題の定義」が9割
・課題を「How?」で言い換える
・課題のUP/DOWNの階層分析をし、「意味があ -
Posted by ブクログ
ネタバレあらゆる種類の複雑な問題を解決するために、新しい選択肢を見出す手法を説明する本とのこと
課題を分解し、部分を解決し、調和するように組み合わせる
創造行為において常識とされつつあることを明確に否定していておもしろい
メモ
・発明とは、見抜き、選択すること。戦略的模倣
・イノベーションを目指すプロセスの構造。課題を明確かつ具体的に定義することから始まる。それから各部分を解決する既存の方法を探索する。そしてそれらの解決策を全体として調和して機能するように新しい方法で組み合わせる。
・think biggerのロードマップ
ステップ1課題を選ぶ 解決すべき課題を正しく選ぶ
ステップ2課題を分解す