yasuo-rangeのレビュー一覧

  • 夜明けのはざま

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    短編集なんだけど、一つ一つがずっしり。いろんな人の人生がギュッと詰まってた。人生は選択の連続で、全部を掴むことなんてできないし、その時は気付けないことだって山ほどある。でも掴めなかったとしても、その掴めなかったという経験から得た感情や苦しみが何かに繋がることがあるし、誰が繋げてくれることだってある。特に好きなお話は、やっぱり真奈なつめ楓子の話かなぁ。死んだ人はもう話さないから何が本当の気持ちかは分からないけど、思い出は変わらないし、心の中に席を残すことはできる。人を理解したいって気持ち、向き合い続ける気持ちは絶対に喪っちゃだめ。悪しき風習があるなら、先を行く女になる。

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    2026年02月22日
  • 夜明けのはざま

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     『わたしたちは、何かを手に入れて、何かを失う。己の手の中に残ったものと失ったものを数えて、嘆いたりする。でも、大事なのはそこから得た喜び、得られなかった哀しみ、葛藤やもがきこそが大切なのだ。それらは、誰かに繋がれていく。』というフレーズが心に響きました。
     この物語は芥子実庵という葬儀屋が舞台となり、関係する人々の日常や葛藤、それぞれの苦しみや気付きが描かれています。
     人は誰しも取り返しのつかない後悔や、得られなかったことへの執着など、さまざまな痛みをもっているんだということを実感しました。
     私はそのような気持ちを解決したり昇華したりできないことを苦しい、と感じていました。
     ですが、解

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    2026年02月01日
  • 夜明けのはざま

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    葬儀屋で働く主人公や周囲の人々にまつわる差別や価値観の押し付けに向き合っていく話。

    いつもながらの町田そのこだなあと思いつつ読みましたが、各章ごとに話の区切りがあり、それぞれに理不尽なことへの憤りと、そこからの気づき、一つの解のようなものが提示されてゆく、それらがなんというかよい着地で、ざわざわしながらも少しホッとさせてくれるのでした(3章だけはちょっと違く感じたけど)。

    この方のほかの作品もそうですが、差別や抑圧に不満や辛さを持ちながら、いつか自身も内面に差別を抱えていることを自覚させられてゆく、という合わせ鏡のような構造をわかりやすく見せるために、登場人物の内心の描写がとてもシンプルか

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    2026年01月04日
  • 夜明けのはざま

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    「そうされても仕方ない理由を探して、やり場のない感情に落とし前をつけようとした。そんなこと、しなくていいはずなのに」

    「一緒に生きていくために大切なのは“しあわせな瞬間”だけではなくて、“相手のしあわせを考える時間”も大切なんだよ」

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    2026年01月02日
  • 夜明けのはざま

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    なんて「強い」本だろう。今年読んだ中で1番。体の中にひとつの芯ができるような。(私はまだまだそこまでは行きません)みんな自分の中でもがいてもがいて、自分の人生をしっかりと歩いて行く。「がんばれ」というエールさえ軽々しくて言えない。

    でも、そこまで重くならずに温かい気持ちで読み上げさせる「町田そのこ」さん、すごい。私の中では、この本が大賞です!

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    2025年12月21日
  • 夜明けのはざま

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    好きなジャンルのお話。自分の体験できない職業を、文字を通して擬似体験できる、本の特権を存分に生かして書いてくださった作品。死ぬ時、こんな人たちに送り出されてみたい。と、ちょっと思う物語。

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    2025年12月08日
  • 夜明けのはざま

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    葬儀屋さんに関わる人たちのお話
    死に向き合うようなライトなテーマではないし、読むと気持ちが重くなることもあるけど、そういうのも受け止めて乗り越えていくもんなんだよなぁと思ったりもしている。

    町田そのこさんって、重い話でも読んでよかったと思えるから不思議。

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    2025年12月06日
  • 夜明けのはざま

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    人生のヒリヒリする日常が、葬儀会社の芥子実庵を中心に綴られています。

    嫌な人物や出来事を書くのがうまくて、人生って、生きるのって辛いなあ、それを読むのも辛いなあと思いました。

    嫌なヤツが最後にしっぺ返しに合うわけでもないし、起きてしまった辛い出来事は消えるわけでもない、そこからどう立ち上がったり立ち上がれなかったりするのか、すごくリアルでした。

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    2025年11月22日
  • 夜明けのはざま

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    芥子の実の話が1番グッときたと思う
    身近な人で死を弔ったことがない人は誰もいない
    これは人ならば強制的にきてしまうもの
    でもそこまでどう生きるかどう迎えるかは考えて生きていけるのかもしれない

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    2025年11月19日
  • 夜明けのはざま

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    自分の情けなさに歯噛みしたことのない人間なんて、いない。せめて、自分自身には嘘をつかずに生きていきたい。
    と、帯紙にあった。
    いつかもう一度読み返そうと思う。

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    2025年11月16日
  • 夜明けのはざま

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    私が葬儀社になるきっかけをくれた本です。
    個人的には「夜明けのはざま」というタイトルがとても気に入ってます。
    「夜=絶望や喪失」その夜を乗り越えるまでの葛藤を描いてあるのが「夜明けのはざま」です。
    誰かの夜明けを支える葬儀社の仕事はとても素敵だと感じました。

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    2025年11月13日
  • 夜明けのはざま

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    共に生きる人の大切にしているものを、共に守れなくてどうする。
    あーそれです。
    思い当たるところありすぎて抜け出せない。

    大切な人との別れは誰にでも絶対くるし、いましんどくても向き合わないといけない。
    いなくなってからじゃ遅いし後悔しないように。
    この作品の良いところは、対になる相手をずっと悪役にせず相手にも理由や葛藤があってこそのすれ違いなのだというストーリーも書いてくれるから好き。例えばほら、あの鬼滅みたいな。(?)

    身近に死を経験した人、他人を妬み恨む人、理解し合えず苦しむ人、親孝行したい人、子がいる人。
    たくさんの人に読んで欲しい。とても刺さる物語です。

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    2025年11月04日
  • 夜明けのはざま

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    今年の夏に読んだ「52ヘルツのクジラたち」も良かったけど、また違った雰囲気が味わえた本でした。
    1日1組限定でお葬式を取り扱う「芥子実庵」での物語。故人とちゃんと向き合うことがどういうことか、葬儀を取り仕切る仕事に就いて、とても誇りに思って頑張っていても、身内にはこんなに不評なのか…そのあたりは読んでいて苦しい文章だった。

    『壱との関係は、これ以上深度を増すことも、重なりを厚くすることもできない。だけど、これまでの関わりや繋がり、思い出、そういうものは決してなくならない。僕たちの中に、壱のたくさんの部分は残っている。-4章あなたのための椅子-』

    10月頭に、祖父母宅の愛犬が亡くなった。「酷

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    2025年10月26日
  • 夜明けのはざま

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    ネタバレ

    なんて壮大なんだろう。町田そのこさん。
    『コンビニ兄弟』で初めて出会った作家さん。いつも読み終えた後にものすごい重厚感に圧倒される。読み終えた後に、達成感のようなものが胸に広がる感じ。長編映画を見た後のような、一人の、どこかに存在する誰かの人生をなぞったかのような感覚。作品についての感想を言語化することで自分の中の感情がラベルをつけられて単調になってしまうような気がして、詳しく感想を書くのが憚られる。とにかくまた一冊、素敵な出会いをした。

    個人的には、宙ごはんの舞台でもある樋野崎市の名前をこの本でも見られたことが嬉しかった。

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    2025年11月13日
  • 夜明けのはざま

    購入済み

    町田そのこ先生の作品が好きなので新刊を楽しみにしていました。
    葬儀社芥子実庵を中心に物語が描かれる短編集です。
    語り手は作品ごとに違っていますが、最初と最後の物語は芥子実庵に務める同一の女性視点で語られます。彼女の考えや物事の捉え方の変化がこの本の面白さのひとつだと思いました。
    どの物語にも死が描かれ、語り手はその死に向き合うことで自分らしく生きることに悩み前に進みます。
    この本を読んで改めて人生は取捨選択の連続で失ったものの大きさを感じて苦しく思うことがありますが、自分の大切なものを大切にできるようになりたいと思いました。

    #深い #感動する #泣ける

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    2024年01月17日
  • 夜明けのはざま

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    古民家をリノベして、囲炉裏のある遺族控室で、家族葬専門の斎場。暖かな炎を囲んで故人を偲んでもらえる、こんな斎場で俺もおくられたいなぁ。
    そうだ、もし、俺より先に妻が逝ったら、焼き上がったばかりの妻のお骨をひとつ、そっと掴んで口に入れて、気がふれるまで哭こうと決めた。

    古い価値観を脱ぎ捨てられずにいる登場人物に地団駄を踏みながら、こいつわからんやっちゃなぁ、と読み進めたが、俺もその中のひとりで、今を生きていることを言い当てられているようで情けなく、読後は撃沈感も。

    もがいて、先が見えず答えなくても前に歩き出していいという、励ましも貰えたかな。

    刺さった一文
    ▪時分の満足する枠のなかに相手を

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    2026年02月25日
  • 夜明けのはざま

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    自分ができないことは、無理にしなくても、誰かが繋いでくれる。主人公が芥川さんを励ます言葉が印象に残った。理解できそうでできない感じで。同世代くらいの人の、仕事か、結婚か、どっちも大切、悩んで、結論を出さなきゃいけない時が来て、でもそれができるタイミングがあって、みたいなのはめちゃくちゃ共感した。「死」の経験がほぼない自分にも気づいた。葬儀屋さんの仕事にも興味を持った、かな。芥子の実はどこの家にもない。

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    2026年02月22日
  • 夜明けのはざま

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    家族葬専門の葬儀社「芥子実庵」。故人の最期に触れ残された人々は自分の人生を生きる決意を得るが、そこに至るには様々な葛藤も···。
    出てくる男や年長者たちの男女観が古すぎて恐ろしい。一方でそれを間違いだと否定できない自分もいる。長年の慣習は倫理観とは関係なく、ある意味合理的であることもある。ただ問題なのは自分にとっての「そんなもの」が相手にとって同じではないということ。
    「一緒に生きていくために大切なのは『しあわせな瞬間』だけではなくて、『相手のしあわせを考える時間』も大事なんだよ」

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    2026年02月07日
  • 夜明けのはざま

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    家族葬専門の葬儀屋で働く女性の話。
    出てくる男がことごとく胸糞だった。
    なくてはならない仕事だし、人々の行き着く先なのに、やっぱり職業に対しての軽蔑だったり、拒絶反応があるのもわかる。

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    2026年02月02日
  • 夜明けのはざま

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    読んでて辛い気持ちになる本って好きじゃないけど、考えさせられることも多いから、無駄でもないのかな...

    登場人物たちに向けられる悪意とか偏見とか、嫌な感情を浴びる時間が多すぎてしんどいけど、文章と話が上手いからそう感じるのだと思う。しばらく辛い気持ち。

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    2026年01月28日