yasuo-rangeのレビュー一覧
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購入済み
町田そのこ先生の作品が好きなので新刊を楽しみにしていました。
葬儀社芥子実庵を中心に物語が描かれる短編集です。
語り手は作品ごとに違っていますが、最初と最後の物語は芥子実庵に務める同一の女性視点で語られます。彼女の考えや物事の捉え方の変化がこの本の面白さのひとつだと思いました。
どの物語にも死が描かれ、語り手はその死に向き合うことで自分らしく生きることに悩み前に進みます。
この本を読んで改めて人生は取捨選択の連続で失ったものの大きさを感じて苦しく思うことがありますが、自分の大切なものを大切にできるようになりたいと思いました。 -
Posted by ブクログ
主人公が、章ごとに変わる、短篇集。
私が愛したかった男、については、主人公の考え方がだいぶ自分に近くて、その考え方を分析された気分だった。
芥子(ケシ)の実、に関しては、不器用な母の、不器用なりに、一所懸命だった子育てに、なんか涙がでた。ふと、「お金がない」などというフィルターをはずしたら、めちゃくちゃ楽しかった、なんてことにいまさら、気付いてしまう主人公。
全体的に、かなり男女格差を意識した内容だと思いました。今の時代、ナイナイ、なんて、表面的に見えないだけで、実はまだ、薄くしっかりある。
でも、結婚と仕事を天秤にかけるのは、ちょっと古いかな、とおもいました。 -
Posted by ブクログ
見送る背中
どの登場人物にも共感ができた。でもただ一人なつめだけには共感はできない。命をたってしまってはもう終わりなのだ。
でも残された友人がその友達の死から色んなことを考え、自分のこれからのことを考える。
主人公が葬儀屋の仕事に誇りを持っているのに恋人にはわかってもらえない。
でもちゃんと話し合って理解してもらえ幸せになれることを祈るばかりです。
私が愛したかった男
よかった。涙がとまらなかった。ひとはいつ大事なことに気づくか分からない。気づけるその日まで自分なりにもがくしなかい。
最後の最後まで純也とは別れないでほしかったのに別れを選んだ佐久間にはなんだか共感はできなかった。
あんなに素