yasuo-rangeのレビュー一覧
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購入済み
町田そのこ先生の作品が好きなので新刊を楽しみにしていました。
葬儀社芥子実庵を中心に物語が描かれる短編集です。
語り手は作品ごとに違っていますが、最初と最後の物語は芥子実庵に務める同一の女性視点で語られます。彼女の考えや物事の捉え方の変化がこの本の面白さのひとつだと思いました。
どの物語にも死が描かれ、語り手はその死に向き合うことで自分らしく生きることに悩み前に進みます。
この本を読んで改めて人生は取捨選択の連続で失ったものの大きさを感じて苦しく思うことがありますが、自分の大切なものを大切にできるようになりたいと思いました。 -
Posted by ブクログ
みんな、葛藤をかかえながら、どんなに頑張ってもできないこともあっても、これから幾度となく訪れる喪失感に生きていくことに絶望を感じても、わかってくれる人はいる。
それは死んだ後であっても。
サクマとなつめ、楓子は傷つきながらも一人じゃないからやっていける。
なつめがいなくなっても、どこに行ってもさくまと楓子との隣にはなつめの椅子はある。
大切なのは何かができることでも、無理に幸せを維持することでもなく、自分の本当に大切なものをちゃんと心に持っておくことで、気づかないうちに他の誰かにつながっているんだということ。
自分では気づかなくても、もしかしたら誰にも見られていなく、繋がっていなくても、死んで -
Posted by ブクログ
すごく良い話だったけど、あれ…また葬儀会社の話なのか?と気付いてからは『ぎょらん』と比較してしまい、『ぎょらん』の朱鷺に比べて、今回の主人公(真奈)はキャラクターの印象が薄かったので★4。
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家族葬専門葬儀社 芥子実庵(けしみあん)で働く人々、関係者の話。
町田さんの作品は読むのが2作目なのですが、葬儀関係の話ばかり書くのは何か意味があるのか。身近に関係者がいるのか気になった。
ただ細かい心情の変化や、死の捉え方、伝え方は好きだなと思った。
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●良いなと思った文章
・自分 -
Posted by ブクログ
こちら、とても良かった。これまでに読んだ町田さんの作品のなかでも、特に好きでした。
葬儀社を舞台に描かれた作品。
悩み、傷つき、憤り、迷い、周りと関わりながら気づくこともあるし、そこで立ち止まって自分とも向き合える。心の奥深くまでとどく心理描写が生々しい。
苦しさ、悲しさ、焦燥感や諦め、どうしたらいいか分からない気持ち、さまざまな感情と一緒に思考の海をグルグルグルグル……。身に覚えのある感情に、込み上げる気持ちを感じながらページをめくりました。
『自分の情けなさに、歯噛みしたことのない人間なんて、いない。』
みんなが自分の人生を“自分らしく”歩んでいければいいのにと思う。
俯瞰して見る