yasuo-rangeのレビュー一覧

  • 夜明けのはざま
    家族葬で働くことにやりがいを見いだす主人公を主軸に、それにまつわる人々たちの大切な人の「死」に纏わることでストーリーが結び付いていく。
    読者の心にずっしりと重く入ってくるような町田そのこさんのストーリー展開が好きです
  • 夜明けのはざま
    葬儀屋さんを取り巻く人たちの生と死。死を身近に感じることで生を思い出す。日本は死をタブーにするけれど、海外ではよりよくなるための必要なことだという。
    54ヘルツ〜よりすき。
  • 夜明けのはざま
    町田そのこさんのご本ということで購入。前情報なんにも入れてなかったから、なつめが亡くなってとってもとっても驚いた。全然心の準備してなかったから…!

    本を読み始めた時に、実はなつめは亡くなっていなかった!って言って後から登場すると思っていた 読み終わった今でもまだ、なつめが登場するような気がしている...続きを読む
  • 夜明けのはざま
    町田さんだから書けるストーリー
    夜明けのはざまとは異なる死生観を表すもの
    死を見つめることで、「自分らしく生きること」への葛藤と決意を描いた作品

    書き留めた言葉を一部抜粋

    一緒にいきていくために大切なのは、幸せな瞬間だけではなく、相手の幸せを考える時間も大事

    そのひとが正しいと思ってやっている...続きを読む
  • 夜明けのはざま
    葬儀社が舞台でそこで働く人のオムニバス
    仕事と結婚、天秤のように思うこの2つ。
    生きることも死ぬことも難しすぎる。
    難しいけど誰かと誰かのためにそして自分のために生きていかなければいけない。
    日本人は自分の感情を二の次にしがちだし、特に結婚を目の前にした女性は自分の意思を尊重しにくいのだなと。
    男性...続きを読む
  • 夜明けのはざま
    葬儀屋さんの仕事のより深いところまで知る事ができました。想像以上に大変な仕事なんだとわかりました。
  • 夜明けのはざま
    男性が酷すぎる。異性の友人のお葬式にも行けないとか、配偶者の出世を馬鹿にするとか、結婚にあたって職を変えろとか…あり得ない。イジメの話は後味悪い。でも、国立大の入学金を別れた夫に渡す母親って。よく頑張ったね。って思う。
  • 夜明けのはざま
    とても素敵なお話。死生観や仕事観を考える深みもあって、現実世界でふと立ち止まり、自己を振り返るきっかけになるような一冊です。ただ短編集の弱みと言えるかもしれないが、揺さぶられるほどの衝撃を感じるまでではないので、読み終わったあとに若干の物足りなさとモヤモヤ感が残る。
  • 夜明けのはざま
    人の生と死、自分らしく生きることへの葛藤と決意、死をみつめ見送ることを、葬儀社を舞台に描かれているところが直球みたいでいいなと思った。
    家族葬専門の葬儀社「芥子実庵」を舞台に、何らかの形で芥子実庵に関わる人に焦点があてられ、連作短編集のようだけれど、全体を通じて従業員である佐久間真奈の結婚をとるか仕...続きを読む
  • 夜明けのはざま
    家族葬の芥子実庵を舞台に、そこで働く人達や、その家族または恋人や友人達の生き様が描かれている。
    みんな自分というものを持っていて素晴らしいと思う。
    私はといえば、何も深く考えず、その時々に流されて生きてきたな⤵
    私はこうしたい!と意見した事もなく、相手に合わせて生きてきた。
    に伴い、情が薄い。と日々...続きを読む
  • 夜明けのはざま
    悪くはなかったけど、ちょっと物足りなかった。同じく町田さんの作品「ぎょらん」に酷似しているような。町田さんのテイストは好きなのだけど、他作品も含めて色々読んでいる身からすると、既視感が結構強かったかなあ。正直、ラスト数ページで脱落してしまった。あと数ページなんだから読み切っちゃえよ自分!とも思ったの...続きを読む
  • 夜明けのはざま
    女性の自立をゆる〜く取り扱ったストーリー。
    登場する男性にはなかなか偏りがあって、正直ひっかかりがなくもない。女性の就業を潜在的に狭めている男。セクシャリティが女性で自立心のない男。

    舞台は家族葬をあつかう葬儀屋さん。それぞれの死生観や人生観が交錯する中で、ズカズカと人に踏み込む厚かましい人間が出...続きを読む