中野優作のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「情報格差」の構造を暴く──業界を超えた示唆に満ちた傑作
ビッグモーター事件のニュースを見かけて、気になった一冊です。
正直、最初は「業界暴露本」だと思ってました。
読んでみたら、全然違った。
何が面白かったのか
この本の魅力は、業界を超えた**普遍性**にあります。
3つのポイントが特に印象的でした。
- ① **営業の本質**が普遍的である
> 「車を売るのではなく、生活を売る」
これ、実は日本中どこの業界にもある問題なんです。
個人的には、教育や医療にも当てはまるなと思いました。
相手の選択肢を増やすこと。決定権を相手に渡すこと。
当たり前だけど、実行してる人は少ない。
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Posted by ブクログ
ネタバレ【私たちの利益至上主義から私たちを救うには】
すごいけど酷い話、というか私たちの社会、というか。
筆者はビッグモーターで大活躍し、今はそこでの経験・学びをもとに起業して自分の会社を成功させているわけだけれども、それまでの実体験を生々しく見せていて、そしてその利益至上主義は私たちの社会そのものであることを鑑みると、なかなかつらい。
ビジネスの場において、人間レベルの信頼に基づいて売り手と買い手が関係しあえることはあるのか。特に大きな利益を上げる組織を作る中で。
筆者はそこに真に挑戦している。
中古車の業界だけじゃなくて、似たようなことはどこでも起きているだろうし、消費者としても感じ取っている -
Posted by ブクログ
本書はいきなり謝罪から始まる衝撃展開で、「暴露本みたいなもんかな」と思ってダラダラ読み始めたけど、予想に反して引き込まれた。
前半は営業ノウハウやマネジメント論が語られているので、20〜30代の会社員はきっと参考になるはず。
そして、著者の圧倒的な熱量に刺激を受けること間違いなし。
まさに「たった一人の熱狂」だ。
社畜という言葉じゃ生ぬるいと思えるほど、ビッグモーターを成長させるために自身の全てを尽くしてきたその姿勢にはむしろ恐怖すら感じるww
・リスクを負って踏み出す勇気
・圧倒的な熱量
・誠実にお客様と向き合う姿勢
これらに共感してファンが生まれ、BUDDICAの成長に直結してるんだな