毎日新聞校閲センターのレビュー一覧

  • 校閲至極

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    毎日新聞校閲センターのメンバーによるエッセイ集
    校閲業務のあるあるネタやミスのエピソードなど興味深く読めた
    言葉や、それによって伝える内容を大切にしている職業であることを再認識

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    2024年01月31日
  • 校閲至極

    Posted by ブクログ

    校閲という仕事は、考えることが多くあり、歴史も科学も地理も、政治も法律もスポーツも芸術もなんでも知っておかないといけないし、その都度調べて、その時代背景も含めて正さないといけない大変な仕事なんですね。
    その中で面白かった例ですが、
    「きみの膵臓が食べたい」「かがみの狐城」「蜂蜜と遠雷」と目で見ているとスルーしてしまいました。(「君の膵臓をたべたい」「かがみの孤城」「蜜蜂と遠雷」が正解)
    「会議中は外部者以外立ち入り禁止となっている」
    これでは外部者入れますね。

    昭和時代では当たり前の表現でも今では傷ついてしまう、男女比やジェンダー、マイノリティなども配慮したこともデリケートに校閲した改訂版も

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    2023年12月22日
  • 校閲至極

    Posted by ブクログ

    これは、毎日新聞の広告欄で頻繁に宣伝されていて、是非に読んでみたくなったもの。本書での例示に触れるごと、”ここに間違いがありますよ”って言われても、なおなかなか気付かないってことが分かる。手掛かり無しの状態からそれを探しに行くんだから、まさにもう名人芸。たまに誤植を見つけてちょっと得意な気持ちになったりするけど、実際には、その何倍もあろうことを思うと、何ともかんとも。奥深いし興味深いから、この系統の書にはちょいちょい触れていきたい。

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    2023年12月04日
  • 校閲記者も迷う日本語表現

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    新聞社の校閲記者が言葉について語る。生きた「言葉」だ。
    SNSでの連載のようだ。故に、読者とのアンケートを通じ、その表現の定着度、使用頻度などが、%で表される。世間一般の、その言葉への意識も分かって面白い。

    例えば、「あの戦争」をなんと呼ぶか?
    第二次世界大戦のことだが、日本では太平洋戦争とも呼ぶが、おそらく世界では通じまい。どの世代がどんな表現を使うかが分かる。当然ながら、大東亜戦争という意見はなさそう。昨今の教科書では「アジア太平洋戦争」という表記が見られるそうだ。

    どの辞書に、いつのころから採用されたかも見較べている。新しい3文字熟語「黒歴史」は、三省堂国語辞典の8版で採用されたらし

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    2023年10月24日