ニシダのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ニシダだから書ける小説だなと思った。
国民的未亡人で、自分が信じてきた人や信念が他人の無神経な一言で一気に崩れることってあるよなと思った。何を信じればいいのか、何を信じてもいいのか、信じられることはあるのか、自分は何を信じてきたのか、何を見てきたのか。この物語では答えは出ないし出せないけど、答えが出ることの方が少ないはずで、だからこそ何を信じるのか、どう生きるのかは自分で決めれると思えた。
2人の馴れ初めを詳細に明かさないのも好きだった。
ただ君に幸あらんことをは、子供が親に抱く理不尽への反抗心、期待に応えたい気持ちと、親がいないと生活できない不甲斐なさや、育ててもらっていることへの感謝と -
Posted by ブクログ
兎にも角にもニシダっぽさが随所に表れてる小説。
普段からニシダの考え方が自分と似てるな〜と感じることが多かったので、今回小説として熟考された文章を読んで、その思いがより強まった。
読み始めてすぐの方ではいわゆる "小説っぽい表現" が多用されてるのが気になって、むず痒さを感じつつも、デビュー作だし初々しいな〜という気持ちにもなった。言葉遣いからちょっとした不快感と微笑ましさを感じて、一見すると相反するようなその2つが共存しているのが全体のストーリーともリンクするようで面白かった。
ハッピーエンドとは言えないような話ばかりなのに、なぜか読み終わった後に味わったことのない爽快感 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『国民的未亡人』
世の中にスターと認められる榊恭司の妻となった主人公。彼女は、榊の日頃のスターとしての振る舞いに見合う国民的妻とでもいうべき妻像をずっと描いていた。しかし、榊の死後、彼が本当に彼女に求めていたのは、普通の夫婦としての幸せだったの気づいた。「国民的未亡人」を演じてきた自らの間違いに気付いた時にはもう遅く、空しさを感じた。
『ただ君に幸あらんことを』
まさに毒親と言われるような母親の元で育った兄・晃成と妹・千世。受験や就職の度、家庭内で2人につけられる順位。大学受験を通して母親に虐げられる千世を助けようと踠く晃成の努力は、結局母親の期待を超えなかった。妹を思い、自らの大企業社